お家で遊ぼう!
SNSで日常を発信する人が増加している昨今、自分が作った料理や、レストランなどで外食した際の料理を投稿している方も多いでしょう。
料理は多くの人の共感を呼びやすく、かつ撮影機会が多いコンテンツですよね。ましてご自分で作った料理を投稿して良い反応があると、料理を続けるモチベーションにもなります。
さて、今回ご紹介するのは、スマートフォンでよりおいしそうな写真を撮るための5つのテクニックです。
美しい写真や見やすい写真、映える写真には基本的なルールがあります。そのルールさえしっかり押さえれば、写真初心者でもおいしそうに映える料理写真を撮影することができるんですよ。
スマホの撮影テクニック5撰
スマホで料理を撮影する際に意識したい主なポイントは次の5つです。
まずはこれらの基本をしっかりと押さえれば、写真が一気に見栄えするようになります。写真を撮り始めたばかりの初心者の方には、一度にすべてを意識するのは難しいかもしれません。とはいえそれぞれ特別難しいテクニックというわけではありませんので、一つひとつ意識しながら習慣づけていってみてください。
構図
構図とは写真全体の構成のことです。被写体のどこからどこまでをフレームに収めるか。被写体をフレームのどの位置に配置するかなども大切ですが、構図を取る際に最初に意識したいのが「水平」です。
水平とは、カメラが地面に対して平行かどうかということ。水平が取れていないとフレーム内の世界が傾いていたり歪んでいたりするように見えるため、見にくい写真になってしまいます。
一般的なスマホでは水平が取りやすいよう、モニターにグリッド線を表示できる機能がついていることが多いので、慣れないうちはグリッド線を利用して水平を取りましょう。
構図については以下の記事で詳しく解説しているので、併せてご覧ください。
アングル
アングルとはカメラの角度のこと。
Instagramでは、料理を真上から撮影するスタイルが流行していますよね。被写体を見下ろす形で撮影するのを「ハイアングル」、被写体と同じくらいの目線で撮影するのが「水平アングル」、被写体を見上げる形が「ローアングル」といいます。
アングルによって料理の立体感や見え方、印象などが変わるので、撮影時には被写体の魅力がもっとも際立つアングルを探してみましょう。
アングルについては以下の記事で詳しく解説しています。
・料理が映える撮影テクニック!上手な写真の撮り方②アングル編
ピント
ピントとは、カメラの焦点のことです。カメラレンズは人間の目と似た構造で、焦点を合わせた箇所がはっきりと見え、それ以外がぼやけて見える性質があります。ボケ具合はカメラの設定によって変わりますが、上の写真のように背景を強めにボカすと、写真をドラマティックに演出できます。
スマートフォンではピントを自動で合わせてくれる機能が標準的に備えられていますね。最近では一眼レフカメラのような劇的なボケを再現できる機種も増えてきました。写真をドラマティックに演出したい場合は、ぜひボケ機能を活用してみてください。
ピントについては以下の記事で詳しく解説しています。
照明
見やすくて美しい写真を撮影するのに照明は欠かせません。プロの写真家のように専用の照明機材を用意する必要はなく、おうちにあるような間接照明やスマホのフラッシュ、自然光を上手に活用することでプロ顔負けの写真を撮ることができます。
照明などの光を意識して撮影するとワンランク上の仕上がりになるので、撮影の際はぜひとも被写体への光のあたり方を意識してみてください。
基本的には光が料理に対して斜めからあたるように調整するのがおすすめです。光を斜めからあてることで、料理の立体感を強調できます。
照明については以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひとも合わせてご覧ください。
レタッチ
最後のポイントは「レタッチ」です。
レタッチとは画像を編集することで、写真の明るさやコントラスト、彩度などを調整する作業です。高度なレタッチソフトを使うと、ノイズを除去したり写真に移り込んでいる不要なものを消したり人間の顔や体型を変えたりといったこともできます。
レタッチは写真をより美しく仕上げるのに欠かせないプロセスなので、ぜひお気に入りのアプリを見つけておいてくださいね。
レタッチについてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
・料理が映える撮影テクニック!上手な写真の撮り方⑤レタッチ編
スマホでの撮影を楽しもう!
おいしそうな料理、せっかくだから写真に収めたりSNSに投稿して誰かとシェアしたりしたいけれど、いざスマホで撮ってみるとおいしそうに見えない……という悩みを抱えたこと、誰もが一度は経験があるのではないでしょうか。
スマホでの料理撮影は確かに難しい反面、手軽に撮影できるのでぜひともフル活用したいですよね。
スマホでの料理撮影がなかなかうまくいかないという方は、ぜひ本記事でご紹介した5つのポイントを意識してみてくださいね。もしかすると写真の仕上がりが劇的に変化するかも……?