千葉グルメを味わう
タコスやワカモーレ、ブリトーなどで有名なメキシコ料理。
メキシコ料理では主ににんにく、トマト、唐辛子、パクチー、玉ねぎなどの野菜を多く使いますが、実はこれらは千葉県が全国トップレベルの生産量を誇る野菜たちでもあります。
というわけで、今回は千葉の野菜をたっぷりと使ってメキシコ料理を再現すべく、メキシコ料理に欠かせないサルサの作り方をご紹介します。
サルサの材料
サルサ(salsa)とは、スペイン語で「ソース」を意味します。メキシコ料理でしばしば用いられる古典的なサルサは「サルサ・メヒカーナ(salsa mexicana)」といい、「メキシコのソース」という意味です。
サルサ・メヒカーナは、トマトをベースに玉ねぎ、青唐辛子、パクチーなどのフレッシュ野菜を使ったサルサで、トマトの赤、玉ねぎの白、青唐辛子の緑がメキシコ国旗の三色を模していることから、メキシコ料理を代表するサルサとして広く親しまれています。
今回ご紹介するのも、メキシコ料理に欠かせないこの「サルサ・メヒカーナ」のレシピで、さまざまなメキシコ料理のソースとして幅広く活用できます。
使用する材料は以下の通りです。
上記の分量は作りやすい量の目安です。お好みでそれぞれの分量を調整してください。筆者はパクチーが好きなので、上記の2倍の量を使います。
サルサ・メヒカーナの作り方
それではさっそく、サルサ・メヒカーナを作っていきましょう。所要時間は、サルサを冷蔵庫で寝かせる時間を含めると2時間程度ですが、実際の作業時間は10分程度です。
①トマトの皮を剥く
まずはトマトを湯剥きします。
湯剥きする際は写真のように、トマトのヘタを取り除いてフォークを突き刺したまま、ガスコンロの直火で皮を炙ったり、沸騰した湯に浸けたりすると簡単です。
直火で炙ったり熱湯に浸けたりしていると、やがてトマトの皮が縮んで破けるので、そのタイミングで冷水に入れましょう。あとは手で簡単に皮が剥けますよ。
②トマトを刻む
湯剥きしたトマトはキッチンペーパーなどでしっかりと水気を拭き取ってから、みじん切りにします。
③他の材料も刻む
紫玉ねぎやパクチー、青唐辛子もみじん切りにしましょう。にんにくはすりおろします。
④材料を合わせる
処理した野菜とライム果汁、塩などすべての材料をボウルに入れ、よく混ぜます。
⑤サルサを寝かせる
材料を混ぜたらラップで落としぶたをし、冷蔵庫で1時間30分~2時間ほど寝かせて味をなじませましょう。
⑥完成
味がなじんだらサルサ・メヒカーナの完成です。一晩寝かせるとさらに味がなじんで、いっそうおいしいですよ。
サルサ・メヒカーナの使い方
サルサ・メヒカーナはソースなので、基本的には何かに塗ったりつけたりして食べます。代表的な使い方をいくつかご紹介するので、参考にしてくださいね。
トルティーヤ・チップスなどのソースに
皿にトルティーヤ・チップスを盛り付け、サルサを添えるだけで立派な一品になります。食べやすく刻んだフレッシュパクチーなどを添えるといっそう本格的に。
また、フライドポテトやポテトチップスをサルサにつけながら食べるのもおいしいですよ。サルサ・メヒカーナはさまざまな食品と相性がいいので、お好みの料理と合わせてみてくださいね。
タコスやブリトーのソースに
メキシコ料理を代表するタコスやブリトーは、サルサ・メヒカーナとの相性が抜群です。タコスやブリトーには、たっぷりのサルサをつけて楽しみたいですね。
パスタソースに
パスタソースにもサルサを活用することにより、ピリッとしたアクセントを演出できます。特にトマトソースやミートソースと相性がいいので、トマトソースやミートソースのパスタにサルサを添えると、味変が楽しめます。
また、茹でたパスタを冷水で締めてからエキストラバージンオリーブオイルで和えてからサルサと和えると、簡単にメキシコ風冷製パスタを作れます。たっぷりのチーズをかけて食べてもおいしいですよ。
サラダのドレッシングに
カットしたトマト、ちぎったレタス、食べやすいサイズにカットしたクレソンやパクチーなどと一緒にサルサ・メヒカーナをボウルに入れて和えるだけで、簡単にメキシコ風サラダが作れます。ちょっとした前菜におすすめです。
千葉野菜でメキシコ料理を楽しもう!
フレッシュ野菜を使って作るサルサ・メヒカーナは、千葉県産の新鮮野菜を使って作るのにうってつけです。地物の新鮮でおいしい野菜を使ってメキシコ料理を楽しめるのはうれしいですよね。
実は大多喜町はメキシコ合衆国のモレロス州クエルナバカと、御宿町はゲレロ州のアカプルコとブエブラ州のテカマチャルコと姉妹都市です。もしかすると千葉には、メキシコ料理との不思議なご縁があるのかもしれませんね。
メキシコの空に思いを馳せ、千葉の野菜でメキシコ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?