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料理が映える撮影テクニック!
上手な写真の撮り方④照明編

写真を撮るための基本的なテクニック!照明を活用する

レストランでの食事や自宅で作った料理など、料理の写真を撮影してSNSに投稿している方は多いのではないでしょうか。

料理の写真を上手に撮るための基本的なテクニックをご紹介する本シリーズ。

これまで構図の作り方とアングル、ピントについて解説しました。

第4回目となる今回は「照明」についてご紹介します。

第1回目~3回目の記事につきましては、それぞれ以下からご覧ください。

料理が映える撮影テクニック!上手な写真の撮り方①構図編

料理が映える撮影テクニック!上手な写真の撮り方②アングル編

料理が映える撮影テクニック!上手な写真の撮り方③ピント編

写真撮影は照明が命⁉

プロの写真家でもない限り、撮影の際に照明まではなかなか用意しませんよね。特にレストランなどで料理の写真を撮影する際は、照明どころかフラッシュを使うのもマナー違反になってしまいます。

でも、照明があるとないとでは写真の仕上がりに大きな差が出るもの。照明やフラッシュが使えなくても、できるだけ今ある自然光や照明を賢く利用し、料理を少しでもおいしそうに美しく撮影したいですよね。

また、自宅で料理を使う際などは、カメラのフラッシュ機能や間接照明などを工夫して使うことで、映える写真に仕上げることができます。

写真の仕上がりに照明がどのくらい影響するのかは、実際に見比べてもらうのが早いでしょう。 

同じ被写体に対し、上は照明をあてずに撮影したもの。下は照明をあてて撮影したものです。

上がメリハリのない平坦な仕上がりになっているのに対し、下は立体感があり色鮮やかで華やかな仕上がりになっているのがわかると思います。同じものを撮影しても、照明一つでこれだけの違いが出てくるんですよ。

照明を活用する方法

照明を上手に使うにはどのようにすればいいのでしょうか?

レストランで食事をする場合や自宅で料理を撮影する場合など、さまざまなシチュエーションを想定したテクニックをご紹介します。

レストランの食事を撮影する場合

レストランでは照明やフラッシュを使えないので、店内の明かりや自然光を活用するしかありません。とはいえ、ほんの少し工夫するだけで見栄えが大きく変わるものです。

レストランの料理を撮影する際は、店内のもっとも強い明かりが料理を横から照らす位置になるようセッティングして撮影しましょう。もしテーブルの上など手近な場所に間接照明などがあれば、料理をできるだけ照明に近づけて撮影する方法もあります。あるいは一番大きな窓から差し込む自然光も利用できますよ。

料理が横から照らされることで陰影のコントラストが生まれ、より立体感のある仕上がりになります。

※レストランなどでの撮影においては、マナー違反にならないよう十分お気をつけください。

テラスなど屋外で撮影する場合

屋外で料理を撮影する場合は、できるだけ太陽の自然光を利用したいところですが、料理の正面や真上から光をあててしまうと、どこか退屈さを感じさせる平坦な仕上がりになってしまいます。

屋外で撮影する場合も自然光を料理の横からあたるように配置するか、逆光にならない程度に料理の後ろ側から自然光をあてるのがおすすめ。その日の天候や光量、位置やロケーションなどにより具合が変わってきますので、色々と試してみてくださいね。

自宅など屋内で撮影する場合

自宅で撮影する場合は、料理や照明器具の配置など柔軟にセッティングできるのでやりやすいですね。

本格的な照明器具やレフ板(光を反射させて拡散させたり、被写体の狙った位置に光を届けたりする板)があると便利ですが、自宅にあるもので代用しちゃいましょう。

レフ板は料理用のバットや、白系の色のプラスチックまな板などで代用できます。お好みのサイズにカットしたダンボールに白い紙などを貼り付けたものでもOK。自宅での撮影に十分役立ちますよ。

ちなみに上の写真は、カメラのフラッシュをレフ板に反射させ、光が料理の斜め後ろから差すようにセッティングして撮影したものです。光の入射角度によって写真の雰囲気が変わりますので、色々な角度を試してお気に入りの雰囲気を見つけましょう。

照明をうまく使おう!

今回は、照明の効果について解説しました。

撮影をはじめて間もないうちは、つい「照明を使った本格的な撮影は自分にはまだ早いかな?」と思いがちです。しかし、本記事で解説したように照明やレフ板は自宅にある身近なもので簡単に代用できますし、照明を意識するだけで写真の仕上がりが大きく向上します。

撮影スキルの向上をいちはやく実感できると思うので、むしろカメラ初心者にこそ照明を活用するのがおすすめ。

おいしそうな料理写真を撮影したい方は、ぜひとも照明を工夫してみてくださいね。

次回は写真撮影の最終工程である「レタッチ」について解説します。お楽しみに!

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