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料理が映える撮影テクニック!
上手な写真の撮り方②アングル編

写真の印象を変える!料理が映える撮影テクニック

スマートフォンのカメラ機能の向上や、SNSの普及などにより、料理を写真に収めてSNSなどで発信している方は多いのではないでしょうか。

特にレストランなどで特別な料理を目の当たりにすると、感動や喜びを誰かとシェアしたくなるものですよね。

料理は誰でも気軽に発信しやすいことに加え、多くの人に共感や関心を抱いてもらいやすいコンテンツです。

前回は、料理の写真を撮る基本的なテクニックとして構図の作り方をご紹介しました。

本シリーズ第2回目となる今回は、写真のアングルについて解説します。

アングルを上手に設定することで料理の印象は大きく変わるものです。本記事を参考に、ワンランク上の料理写真を目指してみてくださいね。

アングルとは?

アングルとは、撮影時のカメラの角度のことです。

被写体を上から見下ろす形で撮影するのを「ハイアングル」といい、被写体と同じ目線でカメラを水平に構えるのが「水平アングル」、被写体を下から見上げるような角度で低い位置から撮影するのを「ローアングル」といいます。

ハイアングルは上の写真のように、Instagramなどにおいて料理を真上から撮影したものが典型的です。ローアングルは逆に、スカイツリーを下から見上げた写真などがわかりやすいでしょう。

料理をローアングルで撮影するケースはあまり多くありませんが、グラスに入ったパフェやドリンクなどのように、高さのある被写体には有効です。

料理の写真は立体感が表現できるとおいしそうに見える場合が多いので、初心者の方は以下の写真のように、料理に対して斜め45度くらいのアングルで撮影するのがおすすめです。

アングルが写真に与える影響

アングルは、写真の印象や被写体の見え方などにダイレクトに影響します。

たとえばハイアングルで撮影すると、料理の全貌が見やすくなり、構図もきれいにまとまった印象になります。特に難しい工夫をしなくても、被写体を画面の中心に据えるだけで洗練された印象になりますが、被写体の立体感が損なわれやすいというデメリットもあります。

被写体や撮影環境などに合ったアングルが都度あるので、料理やシチュエーションによってアングルを変えるとより表現力を高められますよ。

次項では、実際の写真とともにそれぞれのアングルの事例をご紹介します。

実際のアングル事例

実際の写真を見れば、それぞれの印象や特徴がわかりやすいかと思います。ハイアングル、水平アングル、ローアングルそれぞれの写真を見てみましょう。

ハイアングル

インスタグラマーのようなおしゃれ感を演出しやすいアングルです。構図にさえ気を付ければ、どんな料理もスタイリッシュに表現しやすいのがメリットです。

ただし料理を真上から撮影するので、料理の立体感が損なわれやすいのがデメリット。

料理のおいしさやいわゆるシズル感(料理の瑞々しさや臨場感などのこと)を表現したい場合にはあまり向きません。

水平アングル

水平アングルもハイアングルと同様、スタイリッシュさや個性を演出するのに効果的なアングルですが、料理の撮影にはあまり向きません。水平アングルは主に物撮りや風景写真、人物写真などで使われます。

とはいえフルーツや野菜、ジュース、パフェなど、高さのある被写体を撮影するのには向いています。

45度アングル

料理を撮影するのにもっともおすすめのアングルです。厳密に45度である必要はありません。「人の自然な目線」で撮るのがポイントです。

自然なアングルなので見やすく、バランスのいいまとまった印象になりやすいのがメリットです。逆に、個性的な作風を表現したい場合などにはあまり向きません。

アングルを意識して構図を決めよう!

写真を撮影する際の「構図」と「アングル」は、基本中の基本のテクニックです。

撮影する際はまず構図を決める必要がありますが、構図を決める時にはアングルを意識しましょう。インスタグラマーのようなおしゃれ感を目指すのか、自然な見た目を表現する45度のアングルで決めるのか、あるいは水平アングルで個性的な仕上がりを狙うのか。

最初にどういう仕上がりを目指すかを決めて、それに応じた構図・アングルを設定しましょう。

構図の作り方については、前回の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

次回は「ピント」について解説します。お楽しみに!

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