千葉ゆかりのあの人に聞く Chibaの魅力

Vol.5:菊池ハルカさん
(ミュージシャン)後編

千葉の素敵な場所、まだまだたくさん

――学生の頃は千葉のいろいろな場所で演奏もされていたかと思います。その時の思い出についてもお聞かせください。

高校当時のジャズバンドで、メンバーが見つけてきた「フェスタ翼」っていう船橋のバンドコンテストに出場したことがありました。バンドコンテストだから、他のバンドは全部軽音楽部みたいなロックバンドで。

わー、うちら誰も歌わないし、電子楽器ないけど……って思っていましたけど、結果2位になって。初めて賞金もらって打ち上げしたりしました(笑)。

――痛快なエピソードですね(笑)。

賞金がもらえるようなコンテストに高校生が挑戦したりするのって、実はすごい冒険だったなと思うんですが。そういう機会も、千葉にはなぜか身近にいっぱいあった気がします。

例えば千葉大学は「飛び入学」制度を設けていますし。合格すれば、高校を3年で卒業する前から大学に入学できる。そういう得意なことを伸ばせる環境が、たくさんあるのかもしれません。

そういえば、金管バンドに所属していた小学生の時は、麗澤大学の生涯学習フェスタで演奏したりもしていました。小学生が、日曜日のフェスティバルの日とはいえ大学キャンパスに入れることがすごく特別で、嬉しかったのを覚えています。

――小さい頃って確かに大学のことを、なんだか特別な場所に思っていましたね。その分、少し遠い存在でもあったというか。そこに入れる機会があるのは良いなと思います。

中学生になって、英検とか、ペン字検定を受けた時の会場も確かこの大学で。小学生から何度か来ていたから、安心感がありましたね。

単に、たまたま近所にある地元の大学というだけじゃなくて、地域貢献型というか、地域密着型な感じが千葉ならではの良い雰囲気だったように思います。

――街づくりを考えるうえでも、大学の存在って大事なんですね。千葉で行きつけのお店とか、おすすめのスポットなどはありますか?

高校が柏駅から徒歩5分のところだったので、駅周辺で遊ぶことが多かったです。柏は「千葉の渋谷」とか、「プチ渋谷」なんて呼ばれていたりして(笑)。

――プチ渋谷!

当時は渋谷109の店が入っていた「柏VAT館」というのがありました。渋谷は遠いけど柏なら遊びに行けるという人が買い物に来たり、映画を観たりする場所でしたね。


あと私の家族、柏レイソルの最初期からファンクラブに入っていました。親がスポーツを観るのが好きで。千葉ってすごくスポーツが盛んなんです。高校野球もサッカーも強豪が多くて、予選から盛り上がるし。それでスポーツの試合はよく観に行っていました。

あとはディズニーランドとか、アウトレットとかですね。私、生まれてから最初の記憶がディズニーランドなんですけど(笑)。

それから、ごはんでいうと「柏の三大カレー屋」というのがあって。ボンベイ、コロンボ、ラージャの三つがそれです。このうちラージャにはよく通っていました。おすすめです!

私服校だから、お昼は外に食べに行っても大丈夫だったんです。600円がなかなか出せなくて、ランチは贅沢だったんですけど。本当においしいお店です。

――千葉の魅力、改めて発見できました。本当にいろいろな話をしてくださり、ありがとうございました。これからも応援しています!


菊池ハルカさん新作アルバム『Japan: New Orleans Collection Series』実物写真です!

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