お家で遊ぼう!
大人も子どももみんな大好きな「お寿司」。
お寿司って、自分で作るのは少しハードルが高いですよね。でも、もし子どもでも簡単にお寿司を作れる方法があるとしたらどうでしょう?家族みんなでお寿司パーティをすれば、盛り上がること間違いありません。
今回ご紹介するのは、大人はもちろん子どもも簡単に寿司職人になれる裏技、「手毬寿司」の作り方です。
お好きなネタ、お好きなトッピングを用意して、自分好みのオリジナル手毬寿司を作りましょう!
手毬寿司とは
手毬寿司は京寿司ともいわれる一口サイズのお寿司で、もともとは京都の舞妓さんがお化粧を崩さずに食べやすいよう考案されたものだといわれています。
一般的なお寿司との違いは、丸く小さめににぎられていることと、魚のネタばかりでなく野菜が使われるケースも多いということ。
とはいえ細かいルールはありませんから、自分の好きなネタを使って自由に楽しめばOKです。
では、実際に手毬寿司を作ってみましょう。子どもにもできる簡単な作業なので、ぜひご家族で手毬寿司をお楽しみください。
手毬寿司の材料
手毬寿司のネタとして今回用意した魚は、八角と鯛、マグロです。
魚はお好みのもので構いませんが、白身魚を薄くそぎ切りにして使うと、ネタとシャリの間に挟んだ飾り花やトッピングの色が透けて見えて、美しい仕上がりになります。
もちろんホタテやカニ、エビなどもお好みでお使いいただけます。ほかにもホッキ貝や赤貝、イカ、タコなども手毬寿司にできますよ。
ネタとシャリの間に挟む飾り花やトッピングには、木の芽や穂紫蘇、食用菊やエディブルフラワーなどがおすすめ。大人用にはわさびがマストアイテムです。その他、ちびっこやイクラなどを仕上げに飾っても華やかですね。
ちなみにわさびは、写真のようにすりおろしたら小皿に貼り付け、皿を裏返して置いておくと乾燥を防げるだけでなく、わさびの香りが飛んでしまうのも防げるのでおすすめ。
わさびをすりおろす際、わさびの皮をむく必要はありませんが、黒ずんでいるところはあらかじめ包丁で削り落としておきましょう。
酢飯の作り方
酢飯は、炊いたご飯と寿司酢を合わせて作ります。
寿司酢は酢と砂糖、塩を混ぜたものです。砂糖と塩が酢に溶けてなじむまでには時間がかかるので、酢飯を作る日の前の晩に仕込んでおくのが理想的です。
各材料の分量の目安は以下の通りです。
酢飯の詳しい作り方はこちらの記事をご覧ください。
ネタの作り方
手毬寿司のネタにする魚は、魚屋さんなどで魚を一尾丸ごと購入して自分でさばければお得です。スーパーなどで販売されている魚の柵を自分で切り分けて刺身を作ったり、手間や時間を惜しむのであれば刺身パックを購入してそのままネタとして使ったりもできます。
魚の3枚おろしのやり方はこちらの記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。
手毬寿司は一口サイズの小さなお寿司なので、一般的な寿司ネタよりもやや小ぶりでかまいません。魚の身はやや薄めのそぎ切りに。ホタテとカニは包丁を使って開いておきます。
特にルールはありませんのでお好きに切り付けて大丈夫ですが、ネタが厚すぎるときれいに成形できないので、気持ち薄めに仕上がるようにするといいでしょう。
ここまでが手毬寿司を作るための下ごしらえです。下ごしらえは包丁などを使うので、お父さんお母さんがやってあげてくださいね。それでは、次項からはいよいよ子どもと一緒に楽しめる手毬寿司の作り方をご紹介します。
手毬寿司の作り方
それではいよいよ手毬寿司を作っていきましょう。
使用する道具と材料はそれぞれ以下の通りです。
【道具】
【材料】
①ラップにネタを乗せる
まずはラップを20×20cm程度の大きさで切り、中央にネタを乗せます。ネタの上にはシャリとの間に挟むわさびや穂紫蘇などのトッピングを乗せましょう。
②シャリを用意する
次に20~25g程度の酢飯を手に取り、コロコロと丸く成形します。この際、手を水で少し濡らしておくと、酢飯が手にくっつきにくくなりシャリをにぎりやすくなります。
酢飯をあまり強く握らず、軽い力でふんわりにぎるのが、手毬寿司をおいしく仕上げる秘訣です。
③ネタの上にシャリを乗せる
丸く成形したシャリを、先ほどラップに用意したネタの上に乗せます。
④ラップを閉じて形を整える
ラップの四隅を持って、シャリと寿司飯を包むように閉じ、キャンディの要領で寿司をねじりながら丸く成形します。特にコツなどはなく、寿司をねじれば自然と丸くなります。
⑤完成
ラップを広げて完成です。お好みで塩や醤油をつけてお召し上がりください。
手毬寿司で夕食を楽しもう!
手毬寿司には、手巻き寿司のように自分で作って食べる楽しさがあります。
手先をまだまだ思うように動かせない小学生の小さな子どもでも、手毬寿司なら簡単にきれいなお寿司を作れるのも魅力的。
今度の休日は、家族みんなで手毬寿司パーティを楽しんでみませんか?