千葉グルメを味わう

意外とカンタン!
魚の干物を自宅で作ろう!

①内臓を取る~イワシ編~

イワシは小さいので、開かず丸干しにします。エラと内臓は除去する必要があるので、肛門からカマにかけて包丁を入れ、お腹を開きます。

内蔵とエラを取り除き、流水できれいに洗ったらキッチンペーパーなどで水気を拭き取って下処理の完了です。簡単ですね。

干物を作ろう

魚の下処理が終わったら、いよいよ干物作りです。手順は、塩水に浸けてから天日干しにするだけととても簡単。それぞれの工程を細かく解説します。

①塩水に浸ける

魚を浸ける塩水の塩分濃度は、10~15%程度が適当です。しっかりと塩を計量するのがおすすめ。塩分濃度が高いと保存性が高くなりますが、塩辛くなりすぎると食べにくい干物になります。逆に塩分濃度が低いと食べやすいですが、保存性が低くなります。とはいえ干物は冷凍保存ができるので、お好みの具合で調整してくださいね。

大き目のバットなどに、計量した塩を溶かした水を注ぎましょう。塩が水に完全に溶けきっている状態が理想ですが、多少大雑把でも大丈夫です。

あとは処理した魚を浸けておくだけ。30分~1時間も浸けておけばOK。

塩水に浸け終えたら魚を流水で洗い、水気をしっかりと拭き取ってください。

②干す

竹ざるや干し網かごなどを使い、魚を干しましょう。最初は風通しのいい日陰に干すのがおすすめです。ある程度乾いてきたら天日干しにしましょう。こうすることで、日光で魚の温度が急激に上がり、雑菌が増えてしまうリスクを防ぎます。
カラスなどから干物を守るためには、チャックつきの籠(かご)タイプの干し網を使うことがコツ。それでも被害に遭うようであれば、畑や菜園などで用いる防鳥ネットや防鳥糸で干し網を覆うなど、防鳥・防獣グッズを使うと効果的です。

手で触ってくっつかないくらいまで乾けば完成!

6時間程度も干しておけば一夜干しとしては十分ですが、早ければ30分程度でも完成します。もちろん干す時間が長ければ長いほど保存性が高まりますが、それとともに身の水分が失われていきパサパサしやすくなります。保存性を取るか食感を取るか。お好みで調整してみてください。

まとめ

意外とカンタンな干物作り。昔ながらの手法で作った干物は格別の味です。塩加減や保存性などを自分の好みにコントロールできるのもうれしいですよね。

作った干物はできるだけ早く食べるのがいいですが、冷凍保存で長期保存することも可能です。太陽の力を借りた昔ながらのおいしい干物、ぜひご自宅で堪能してみませんか?

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