千葉ゆかりのあの人に聞く Chibaの魅力
――アウトドアの要素を普段の生活に取り入れてしまうのは面白いですよね。自然を満喫する前に、お家でアウトドア気分を盛り上げる方法はありますか?
家で疑似体験して、期待を膨らませ外へ出ていくステップは、アウトドアがままならない今の時期だからこそかもしれませんね。僕はこの流れが、いいなと思っているんです。
そこで家でやってみてほしいのはランタン。灯すと一気にムードが出ます。テレビのスクリーンにたき火の動画を流すのもおすすめです。3時間ほどパチパチと……。バカっぽいですけどこれ、すごい視聴回数なんですよ。
またアウトドアって購入した用具は、本番で初めて使うっていうパターンが多いんですが、だいたい失敗します(笑)。でも家で試したら、その予防にもなります。意外と難しいのが、ホットサンドメーカー。これも家のコンロで何分ぐらい焼くか試せば、外でばっちり成功できます。
まあ失敗も、オイシイし面白い体験ですがね。
――BBQでどんな失敗をされたんですか?
1パック100円で5つ手に入れた新鮮なマグロのカマを、芸人仲間とグリルで焼いたことがあります。
じつはBBQでマグロのカマを焼くのは初めてだったんですが、意気揚々と蓋を開けた途端、グリルの底に溜まったアブラに引火。2メートルの火柱が立ちました。
でもBBQエリアが広すぎて迷子だった友人たちが、火柱を目印に「こんなんしでかすの、たけだバーベキューや!」って全員、集合できましたから!
バーベキュー中に起きた面白エピソードを大公開
――最後に、たけだバーベキューさんにとってBBQとは?
BBQってコミュニケーションだと思うんです。そして最大のエンターテインメントでもあります。
ああだ、こうだ言いながら、計画して、買い出しして……。すべての工程に発見があり、コミュニケーションが生まれます。「それ、焼く?」みたいな驚きから、発見もスリルもある。
そして食う!
どこを切り取っても、魅力的なエンタメだと思います。
キャンプやBBQというと、若い人たちがやっていると思われがちですが、子育てが一段落した熟年世代もすごく多い。僕自身も幼少期からやっていたわけじゃありません。最初は網だけ持って行って、流木拾って、火をつける雑な感じで、あるものでやる精神でスタートしました。
やり方だって、メンバーだって自由です。
つまり今は、自分に合ったBBQスタイルがゴロゴロある時代です。ぜひ自分らしいBBQを見つけてください。
そして、たけだバーベキューは、千葉でBBQし続けます。
ナイスバーベ!