ブログ・コラム
Blog・Column
照明の高さで変わる、ダイニングの居心地
2025.09.28 (日)
収納・インテリアコラム

食卓を囲むとき、料理のおいしさや会話の楽しさを引き立てているのは、実は「照明の高さ」です。
ダイニングのペンダントライトは、ただ明るさを確保するだけではありません。テーブルとの光の距離によって空間の雰囲気や心理的な居心地を大きく左右します。
一般的に、テーブルの天板から照明器具の下端までが約70~80センチとするのが「心地よい高さ」の目安です。低すぎれば視線を遮ってしまい、食卓が窮屈に感じられる一方、高すぎると光が拡散して落ち着きがなく、食事がどこか味気なく見えてしまいます。
この“ちょうどいい距離感”を探すことが、居心地のよいダイニングづくりの第一歩です。

※大光電機様のサイトより画像をお借りしております。
また、光の広がり方にも注目したいところ。
下に向かってしっかり照らすタイプなら料理をおいしく見せ、テーブルに集まる人々の顔をやさしく照らして会話を弾ませます。反対に、乳白ガラスや布シェードのように光が柔らかく広がる素材を選べば、全体がほんのり温かく包まれ、リラックスした雰囲気に。
照明のデザインと高さの組み合わせで、ダイニングのキャラクターが決まると言っても過言ではありません。

※レ・クリント様のサイトより画像をお借りしております。
さらに、調光機能や調色機能を取り入れれば、日常の食事と来客時の演出を簡単に切り替えることができます。
明るめにすれば作業や子どもの勉強に、明るさを落とせば夜のバータイムなどの大人の時間にふさわしい落ち着きが生まれます。
暮らしのシーンに合わせて高さや光をコントロールできると、ダイニングは一層豊かな場所になります。
ダイニングは、家族や友人と過ごす時間の中心。だからこそ、テーブルに合わせた「照明の高さ」を見直すことは、インテリアの美しさだけでなく、暮らしの質そのものを引き上げてくれる工夫なのです。
収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 武士俣 奈名美
ワールドハウスへのお問い合わせ
Contact