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戸建ての維持費は年間いくら?平均的な費用と内訳・節約方法

2022.04.27 (水)

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「結婚した」「子どもが産まれて家族が増えた」などの理由から、マイホームの購入を考えている人は多いでしょう。しかし、戸建ての購入後には維持費がかかります。維持費に関する不安を抱いているために、マイホームの購入を悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

そこで当記事では、戸建てに必要な年間経費について、税金や光熱費、修繕費など7つの費用ごとに解説します。できるだけ金銭的な負担を抑えて戸建てを購入したい場合は、維持費の節約方法も知っておきましょう。

目次

  1. 戸建ての維持費は「年40~50万円程度」
    1. 内訳1:固定資産税
    2. 内訳2:都市計画税
    3. 内訳3:火災保険料
    4. 内訳4:地震保険料
    5. 内訳5:光熱費
    6. 内訳6:自治会費
    7. 内訳7:修繕費
  2. 【比較】戸建てとマンションの維持費の違い
  3. 戸建ての維持費を節約する方法3選
  • まとめ

1.戸建ての維持費は「年40~50万円程度」

戸建てにかかる維持費の年間費用は約40万~50万円であり、家を30年所有した場合は1,200万~1,500万円になります。下記は、戸建ての維持にかかる費用をまとめた表です。

固定資産税約10万~20万円
都市計画税約2万~5万円
火災保険料約2万~4万円
地震保険料約2万~3万円
光熱費約262,034円
自治会費約2千円~2万円
修繕費約20万~30万円
合計約40万~60万円

※光熱費は2人以上の世帯における金額  

出典:総務省統計局  

なお、上記で紹介した金額はあくまで目安であり、実際に戸建てを購入した際は金額が上下する場合があります。ここからは各費用の概要を説明します。

1-1.内訳1:固定資産税

固定資産税は、毎年1月1日の時点で土地や建物などの不動産を所有している人に対して課せられる税金です。年1回一括で支払う方法と、年4回の分割で支払う方法があります。

戸建てにかかる固定資産税額の相場は約10万~20万円であり、「固定資産税評価額×1.4%」で算出することが可能です。固定資産税評価額は、市区町村が「固定資産評価基準」に沿って査定し、床面積や耐火性などに応じて、軽減措置が適用されるケースもあります。土地の評価額は場所や面積、形状などによって変動し、建物の評価額は構造や築年数が考慮されます。

固定資産税がいくらかかるのか知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

固定資産税はいくら?簡単な計算方法から相場・軽減措置まで

1-2.内訳2:都市計画税

都市計画税は、街路や下水道など公共設備の整理を目的として徴収する税金であり、市区町村が指定する「市街化区域内」に建物や土地を所有している人に課せられます。固定資産税と同様に、毎年1月1日時点で不動産を所有している人が課税対象です。

都市計画税の相場は約2万~5万円であり、「固定資産税評価額×上限税率0.3%」の計算方法で算出できます。都市計画税は、市街化区域に該当しない不動産には発生しません。

1-3.内訳3:火災保険料

火災保険は、火災や落雷が発生した場合に被害を補償してくれる保険であり、戸建ての購入にあたって住宅ローンを借りる際に加入が必須条件となっています。建物部分だけでなく、建物の中にある家財などの動産も対象とすることが可能です。

火災保険料の金額相場は約2万~4万円であり、住宅の所在地や建物構造、補償範囲などに応じて金額が変動します。自宅以外の場所で出火した場合、相手に故意や重大な過失がなければ、自分たちで修復しなければなりません。火災保険への加入は、自宅を守るために重要です。

1-4.内訳4:地震保険料

地震保険は、地震による自宅への被害を補償してくれる制度であり、火災保険と合わせて同じ保険会社で加入する人が多い傾向にあります。地震保険は火災保険と異なり任意であるものの、日本は地震大国であることから、加入して損はないと言えるでしょう。

地震保険料の相場は約2万~3万円で、住宅の所在地や構造によって金額は異なり、地震が多い地域ほど高額になる傾向にあります。また、耐火構造の戸建ては、非耐火構造の戸建てよりも金額が低くなりやすい点も特徴です。

1-5.内訳5:光熱費

光熱費は、電気やガスなど、生活する上で必要となるエネルギーにかかる費用です。一般的には、水道費と併せて「水道光熱費」「光熱水費」とも呼ばれます。戸建てにおける生活で必ず発生する費用であり、維持費を事前に把握したい場合は、光熱費も加味する必要があります。

総務省の調査によると、光熱費の相場は2人以上の世帯で262,034円です。

出典:総務省統計局「家計調査年報(家計収支編)2020年(令和2年)

たとえば、寒い地域だと暖房の使用頻度が多く料金がかさむなど、地域によっても光熱費には差があるため、居住地を踏まえて予測を立てることをおすすめします。なお、電力・ガスの自由化により、契約先は自分たちで選べるため、光熱費を抑えられる業者を事前に調べるとよいでしょう。また、断熱性能の高い住宅や太陽光発電システムなど暖房や冷房に使うエネルギーを抑え光熱費の節約も期待できます。

1-6.内訳6:自治会費

自治会費は、町内会や自治会に加入した場合に、月または年単位などで支払い、地域住民が住みやすくなるための取り組みに充てられます。加入自体は任意ではあるものの、加入が地域の慣習となっているケースが多いため、戸建ての維持費として考慮することがおすすめです。

自治会費は地域によって金額が大きく異なり、約2千円~2万円が相場となっています。戸建てを購入した場合、賃貸とは違い簡単には引っ越せないため、長期的に同じ地域に住むことになります。地域住民と良好な関係性を築く意味でも、自治会費は支払うことが望ましいと言えるでしょう。

1-7.内訳7:修繕費

長く住めば住むほど、建物は老朽化してメンテナンスが必要になるため、家を補修する修繕費がかかるようになります。外壁や屋根、床、排水管など、修繕費が発生する箇所はさまざまです。小さなキズを放置すれば、後から大きなキズになる可能性があるため、その都度確実な対応が必要となります。

新築・中古や、修復が必要となる箇所などによって差はあるものの、修繕費の相場は20万~30万円です。住宅の各設備には劣化する目安の期間があるため、事前に修繕計画を作成し、計画的に貯金・出費することをおすすめします。また、メンテナンスコストを考えた家づくりで修繕費を抑えることも可能です。


2.【比較】戸建てとマンションの維持費の違い

一般的に、マンションと比べて戸建ては維持費が安くなりやすい傾向にあります。マンションに住む場合、戸建てにはかからない下記の費用が毎月発生するためです。

管理費エントランスや階段など、共用部の管理に使われる費用です。
修繕積立金塗り替えや設備の維持管理など、住人の快適な生活のために使われます。
駐車場代(駐輪場代)住人が所有している車や自転車を停める場所の整備に使われる費用です。

なお、マンションでどれくらいの維持費がかかるのかは、管理会社などによって異なります。


3.戸建ての維持費を節約する方法3選

戸建ての維持費を抑えるためには、住む前の入念な検討と、住み始めてからの定期的な手入れが大切です。特に、下記の3点を意識すると、維持費の節約につながります。

・耐久性のある建材を選ぶ

耐久性のある建材を選べば、建物の劣化を遅らせることができるため、修繕費の節約が可能です。戸建て購入時の金額が高くなっても、その後に住む期間を踏まえて長期的な目線で見れば、耐久性のある建材を使うほうがコストパフォーマンスは高いと言えます。

・保険をよく比較検討する

保険への加入は家を守るために重要ではあるものの、むやみに加入すればよいわけではありません。保険の商品によって補償内容や料金は変わるため、自宅に適していない保険を利用しても、金額だけが無駄になる恐れがあります。自宅を守る上で何が必要かを見極め、最適な保険に加入することが大切です。

・細かなキズは自分で補修する

細かなキズであれば、ホームセンターなどで必要な資材を買って短時間で修繕することが可能です。ただし、キズの箇所や程度によっては、素人の手には負えない場合もあるため、注意して修繕する必要があります。細かいキズをこまめに補修していれば、後から大規模修繕が必要になることを防ぐ効果も期待できます。

一般的に、戸建てを買った後は何十年と住み続けます。そのため、戸建てを購入する際はランニングコストも踏まえてよく検討しましょう。


まとめ

戸建てにかかる年間費用は約40万~50万円が相場です。戸建ての維持費としては、固定資産税や都市計画税、火災保険料などが発生します。維持費を節約するには「耐久性のある建材を選ぶ」「保険をよく比較検討する」などの方法が効果的です。

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