タスカジさんに学ぶ!最強「片づけ術」
続いては、トイレと同様、お悩みの多いお風呂へ移動。頑固なカビや水アカに対抗するために、3つのお掃除STEPを教えていただきました。
STEP1: 換気扇のホコリをとる!
「カビを生やさないためには、換気をよくしておくことがもっとも大事! 換気扇にホコリが詰まっていると、当然換気効率が悪くなります。また、ホコリにカビの胞子が付着して、頑張ってカビ取りをしても、すぐにカビが生える原因に!」
家庭によってカバーが取り外せるタイプ、フィルタータイプがあります。
カバーが外れる場合は、一度外して掃除機やブラシでホコリを落とし、水拭きします。内部のほこりも拭き取り、よく乾燥させましょう。
フィルターが取り外せるタイプは、フィルターのホコリをブラシなどで落とし、水洗いして乾燥させましょう。汚れがひどいときは、中性洗剤などをかけてこすります。
STEP2: 排水口掃除は、浴槽内もぬかりなく!
洗い場、浴槽の水が流れ込む排水トラップ、浴槽のお湯を流す排水口、どちらもヌルヌル汚れがつきやすい場所。泡タイプの塩素系漂白剤をスプレーしてしばらく置き、ブラシでこすって汚れを落とします。
「お風呂のヌメヌメは、塩素系漂白剤の得意分野。カビ、ぬめりが気になる部分は、漂白剤をスプレーして浸透させたあと、流水でよく流すのが基本です」
STEP3: しつこい水アカはクエン酸ラップ
鏡についたウロコ汚れ、シャワーヘッドのつまりなどは、水に含まれるカルシウム分。こうした汚れには、クエン酸が威力を発揮します。
クエン酸スプレーを鏡、シャワーヘッドにまんべんなくかけ、ラップでぴったりと覆って5分ほど置きます。
「クエン酸で汚れをゆるませたら、こすって汚れを落としましょう。水アカは、こすらないと絶対に落ちません! シャワーヘッドに厚くこびりついた水アカは、不要なキャッシュカードなどでこそげ落とすのがおすすめです」
まとめ
トイレもお風呂も、サボるほどに掃除の労力が増していく場所。ミホさん流の掃除法でピカピカの状態をつくったら、日々のちょっとした小掃除習慣できれいを長持ちさせましょう。
「トイレは、使ったあとにサッと乾拭きしておけば、本格的な掃除は月に1回程度で十分。汚れがついたら、その都度、水拭きしておくと、サボったリングもつきませんよ。また、お風呂は乾燥させることが何より大切。お風呂上がりはスクイージーで壁の水滴を落として、換気扇を回して。浴室乾燥機があるおうちなら、30分から1時間ほど乾燥をかけておくと、カビが生えにくいですよ」
ピカピカの水周りをキープして、気持ちいい毎日を送りましょう!
今回プロの技を伝授してくれたのは
ミホさん
家事代行マッチングサービス「タスカジ」にて、掃除と整理収納部門で予約がとれないハウスキーパーとして大活躍。小学生の女の子と男の子を育てるママでもあります。『タスカジさんが実践! 快適! キッチンのスゴ技 収納・しくみづくり・掃除・料理』(徳間書店)でも、キッチンの小掃除&中掃除のコツを解説。