お家で遊ぼう!
さまざまな自然災害に備え、年々高まる防災意識。
千葉県は自然災害が多い地域とはいえませんが、そうはいっても活断層の上に存在している小さな島国日本では、地震をはじめとする自然災害を無視するわけにはいきません。
今回ご紹介するのは、被災時でも簡単に作れる4つのレシピです。
被災時にはどんなレシピが有用なのか、減災のための知識として頭の片隅に入れておいてくださいね。
災害時に役立つ保存食
被災した場合、食糧事情にもっとも大きなダメージを与えるのが、水道やガス、電気、流通などのインフラの停止です。断水して水が使えなくなったり、停電などで冷蔵庫やコンロが使えなくなったり……。
また、流通網が途絶えることでスーパーやコンビニから食品が消え、食料を手に入れることも難しくなる場合があります。
そんな時に頼れるのが缶詰や乾物などの保存食。
今回ご紹介するレシピは、保存食を使ったものばかりです。火が使えない時や新鮮な食材が手に入らない時などを想定した減災の知恵としてお役立てください。
わかめとツナの即席サラダ
ツナとコーンの缶詰と乾燥わかめを使った、シンプルなサラダです。火が使えなくても水がなくても材料さえあれば作れるのがメリット。
アレンジしやすい料理なので、もしトマトやきゅうり、レタスなどの生野菜があれば自由に加えましょう。
【材料(2人分)】
【作り方】
すべての材料をポリ袋などに入れてよく和え、器に盛り付ける。
【ポイント】
コーンやツナ缶は、缶詰の汁気を一緒に使うことで、乾燥わかめが戻りやすくなります。塩蔵わかめを使用してもいいですが、その場合は保存してある飲用水などを使って塩抜きをしてください。
さばのトマトリゾット
フライパン一つで作れる、簡易的かつおいしさ抜群の簡単リゾットです。気分を変えたい時は、焼き鳥の缶詰やツナ缶でアレンジしてもおいしいですよ。
【材料(3~4人分)】
【作り方】
【ポイント】
気温や火力によって、必要な水の量が前後します。水が足りない場合は、適宜追加してください。チーズは粉チーズでもピザ用チーズでも何でもOKですよ。
豆とさばのうま味カレー
肉類や野菜類の具材がなくても、缶詰だけでおいしいカレーを作ることができます。ヤングコーンやアーティチョークなどの缶詰を使ってアレンジしてもおいしいですよ。
さば缶はうま味が豊富なだけでなく栄養も満点!心身ともに元気になるレシピです。
【材料(3人分)】
【作り方】
鍋にすべての材料を入れ、さばをほぐしながら煮込んだら完成。
【ポイント】
さば缶や豆缶の水分をうまく利用すると、うま味が増してよりおいしい仕上がりになります。鍋底が焦げないよう火力は強くし過ぎず、混ぜながら調理しましょう。
乾物のあたたか塩うどん
乾物のうまみが凝縮した、濃厚だけどさっぱりしている塩うどんです。味付けは塩だけですが、お好みでしょうゆなどでアレンジしてくださいね。
また、使用する乾物も、きのこ類のほか乾燥なすや切り干し大根、切り干し人参など、お好みの干し野菜でアレンジできます。
【材料(2人分)】
【作り方】
【ポイント】
乾燥きのこや干し野菜のうま味を、時間をかけながらしっかりと水出しするのがポイントです。
防災知識でいざという時に備えよう
自然災害と共存しながら発展してきた日本は、過去にさまざまな災害を経験しました。いざという時に不安に押しつぶされないよう、日ごろから減災を意識した対策やシミュレーションを行っておきたいところですね。
今回は、保存食で作る防災レシピをご紹介しました。
さまざまなアレンジと応用が効くレシピなので、いざという時のためにぜひ頭の片隅に置いておいてくださいね。