お家で遊ぼう!

余ったはぎれや毛糸を活用!
針金ハンガーをオシャレにリメイク

子どもと一緒にトライ!簡単リメイクでオリジナルハンガーに

100均でまとめ買いできたり、クリーニングの返却時に付けてもらえたりする針金ハンガー。惜しみなく使えて便利ですが、見た目に味気ないのが難点です。

そんなシンプルな針金ハンガーもちょっと手をかけるだけで、オシャレに変身!玄関やリビングで上着をかけておくのに使えばインテリアのアクセントにもなるし、見せる収納にも活用することができます。

ハンガーのリメイクには、さまざまなアイテムが利用できますが、今回は布を裂いて使う方法と、毛糸を使う方法をご紹介します。作業自体はとても簡単なので、ぜひ子どもと一緒にオリジナルハンガー作りに挑戦してみてくださいね。

ハンガーリメイクの方法1:裂き布タイプ

春から夏の季節におすすめなのが裂き布タイプ。布を裂いておく準備は必要ですが、いざハンガーを加工する段階になると扱いやすいのがこちらです。

用意するもの

裂き布タイプのハンガーリメイクには、以下のものを用意します。

A:針金ハンガー 2本
B:カットクロス 1枚
C:ボタン 1、2個
D:セロテープ
E:ボンド
F:ハサミ
G:チャコペンシル
H:針と糸
I:定規

写真では子ども用のハンガーを用いていますが、もちろん大人用のハンガーでもOKです。針金ハンガーは衣類の肩の部分に跡が付きやすいのもデメリットなので、2本を重ねて少し厚みを出すようにします。

布は1.5cm幅に裂いたものが2m(大人用ならもう少し長め)ほどあれば十分なので、100均などで購入できるカットクロスだと1枚でかまいません。裂いたリボン状の布を継いでいくため、元の布の形にもこだわらなくても大丈夫です。

自宅にはぎれが残っているのならそれを利用しましょう。ただ、厚い布や伸縮性のある布は裂きにくいので、不向きです。また、やや目の粗い布の方が布端のざっくり感が出て、表情豊かな仕上がりになります。

作業の手順

では、針金ハンガーを裂き布でリメイクしていきましょう。

①裂き布を準備する

まずはカットクロスやはぎれを裂いて、リボン状にしていきます。布端に、1.5cmごとにチャコペンシルで印を付け、ハサミで1cm程度の切り目を入れておきます。

切り目のところから真っ直ぐ一気に引っ張るようにして、布を裂きましょう。

裂いたときに布が丸まってしまうので、手で平らに伸ばし、長めに飛び出ている糸をハサミでカットします。

②ハンガーの仮止めをする

作業しやすいように、針金ハンガーを2本重ねて仮止めしておきます。

4、5カ所にセロテープを巻いておきましょう。写真では、緑の部分にセロテープを巻いてあります。

③裂き布を巻いていく

針金ハンガーのフック部分の先端から裂き布リボンを巻いていきます。まず布にボンドを塗り、縦に二つ折りにしてフックの先端を挟み込むようにしましょう。

二つ折りにした布端を手前に折り込みます。

折り込んだ布端を隠すように裂き布を巻き付けます。あとは、ひたすらボンドを塗っては巻き付けていく作業の繰り返しです。ひと巻きするたび、前に巻いた裂き布の幅と半分ほどが重なるくらい、位置をずらしながら巻いていきましょう。

裂き布リボンの終わりがきたら、同じところから次の裂き布リボンを続けて巻きます。最初のひと巻きだけずらさずに巻き、継ぎ目を隠すようにするのがポイントです。

フック部分を巻き終えたら、片方の肩に向かって進めます。写真は右利きの場合ですが、利き手に合わせて巻きやすい方向で大丈夫です。

ボンドを塗るときはハンガーを寝かせておき、巻き付けるときはハンガーを立てるようにすると安定よく作業できます。

フックの付け根部分に戻ってきたら、最後は布端の1cmを内側に折り込むようにして巻き付けます。

④飾りボタンを縫い付ける

裂き布を巻き終えたところで完了してもよいですが、余裕があれば飾りリボンを縫い付けましょう。ボンドが乾くのを待ってから取り付けます。

メタリック調や木目調など、自然素材感のあるボタンだとよりオシャレに仕上がりますよ。

ハンガーリメイクの方法2:毛糸タイプ

見た目にも温かみのある毛糸タイプは秋・冬の季節におすすめ。毛糸がそのまま使えるところは楽ですが、巻き付ける際は毛糸玉ごとハンガーの三角形に通す必要があるので、作業の難易度はやや上がります。

用意するもの

毛糸タイプのハンガーリメイクには次のものを用意します。

A:針金ハンガー 2本
B:毛糸 1種類もしくは2種類
C:セロテープ
D:ボンド
E:ハサミ

毛糸に裂き布のような下準備は不要なので、道具も少なくて済みます。毛糸の色や太さは好みのものを選びましょう。

ただ、細い毛糸ほど作業の手間はかかります。ある程度もこもこして太い毛糸の方が、作業がはかどり、完成したハンガーの弾力性もよくなります。

1種類の毛糸だとできあがりが予想しやすいですが、2種類を組み合わせて思いがけない色の効果を楽しむのもよいでしょう。今回は太さと色の異なる2種類の毛糸を組み合わせてみました。

作業の手順

毛糸タイプのハンガーリメイクは以下のような手順で進めていきます。

①ハンガーの仮止めをする

毛糸のハンガーリメイクでも、2本のハンガーの仮止めは同様に行います。仮止めを終えたら、毛糸を巻いていきましょう。

②毛糸を巻いていく

裂き布タイプと異なるのは、開始位置がフックの付け根部分であること。毛糸の端を7、8cm余して1回結んだら、ハンガーの片方の肩に向かって、毛糸を巻き付けていきます。

ボンドはハンガーの方に塗り、毛糸を巻いたらハンガーの表面が見えないよう隣の毛糸に寄せておくのがポイントです。

5cm巻くごとに毛糸をハンガーに結び付けるようにします。写真のように毛糸で輪を作っておき、ハンガーの内側にくぐらせたあと更に輪のなかに通して引っ張ると結べます。

毛糸を2種類使う場合は、●は右、▲は左というふうに、巻き付けたあとに置く位置を決めておくと絡まりにくいですよ。

フックの付け根まで戻ってきたら、最初に余しておいた毛糸と結び、今度はフックを巻いていきます。

フックの先端まできたら、1回だけハンガーの片方にのみ毛糸を引っ掛けましょう。そのあと、フックの付け根の方に向かってもう一度巻き付けていきます。

付け根のところで、再び元の毛糸と結んだら、結び目の近くで余分な毛糸をカットします。

③ボンボンを作って取り付ける

ボンドが乾くのを待っているあいだに、飾りのボンボンを作りましょう。毛糸のボンボンは一定の幅でぐるぐると巻いたものを中央で結び、輪の部分を切って丸く整えていくとできあがります。

小さな子どもがボンボンを作る場合は、こちらの方法も参考にしてくださいね。ボンボンをハンガーに結び付けたら完成です。

まとめ

針金ハンガーは、クローゼットのなかや物干し竿に吊るすのには便利ですが、インテリアにこだわった部屋には不似合いな印象が拭えません。そんなシンプルなハンガーも、気に入った色柄のはぎれや毛糸があれば、わずかな手間でオシャレに装うことができます。

布を引き裂いたり、ボンドを塗って巻き付けたりと基本的な作業はシンプル。子どもも無理なくチャレンジできるでしょう。自分好みに仕上げたハンガーなら、進んで上着を掛けようという気持ちにもなるかもしれませんね!ぜひ一緒にトライしてみてください。

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