お家で遊ぼう!
風がひんやりするこの季節、子どもも室内遊びが多くなりますね。今回ご紹介するポンポンリースは、子どもでも気軽にチャレンジできる手芸品です。
毛糸のポンポンがふわふわモコモコと連なったリースは、見た目にもかわいらしく、寒い時期の訪問者や帰宅した家族を温かく迎えてくれますよ。ぜひ子どもと一緒に作ってみてくださいね。
アレンジ自在なポンポンリース
ポンポンは、洋服や小物などに付けられている玉房状の飾り。小さな頃に毛糸でポンポンを作ったことがあるという方も多いのではないでしょうか。
ポンポンリースは、そんなポンポンをドアや壁に飾れるようリース状にしたものです。身近にある材料を使って手軽に作れるので、子どもの手芸の第一歩にもちょうどよいでしょう。
毛糸の色や飾りなどでさまざまにアレンジできるので、子どもとアイデアを出し合ってリース作りを楽しんでください。
ポンポンリース作りに用意する材料と道具
ポンポンリース作りには、以下の材料や道具を準備します。
毛糸は編み物の残りなどを利用してもOKです。
色の組み合わせはお好みで、同系色で揃えてシックな感じにしたり、明るい色を取り合わせて華やかにしたり、部屋の雰囲気に合うものを選んでみてくださいね。
色の種類は3色程度までにすると、仕上がりをまとめやすいでしょう。シンプルな白のみのリースもウィンターシーズンにピッタリです。
ワイヤーは太すぎると扱いにくく、細すぎると形を維持しにくいため、直径2mm程度のものを用意します。細いものであれば、二重にして使ってもよいでしょう。
厚紙はカッターで切り、ポンポン作りに利用します。もし手芸店や100均などのポンポンメーカー(ポンポンを作れる器具)を持っているのなら、そちらを使えばより簡単ですよ。厚紙だと自分の好みのサイズに調整できるのがメリットです。
ポンポンリース作りの手順
ポンポンリースの作り方はとても簡単。ですが、カッター・ニッパー・はさみを使用するので、子どもの年齢にあわせて下準備や補助をしてあげましょう。
①厚紙の準備
まず毛糸を巻くための厚紙を準備します。縦の長さは作りたいポンポンのサイズにあわせますが、横の長さは適当でかまいません。今回は6cmと4cmを用意しました。
それぞれ縦の半分の位置で、片側からカッターで切り込みを入れます。
②厚紙に毛糸を巻いていく
先に、40cmほどにカットした毛糸を厚紙の切り込みに通しておきます。このあとの毛糸を巻く作業がやりにくいようなら、一旦結んでおくとよいでしょう。
ポンポン本体になる毛糸を巻いていきます。巻けば巻くほど毛糸のつまったポンポンができます。リースでは複数のポンポンをつなげていくので、巻く回数を同じくらいにして見た目を揃えましょう。
上の画像は110回巻いたものです。
子どもの年齢が低い場合など、毛糸をより太いものにすると少ない回数で済みます。
③毛糸の真ん中をしばる
先に切り込みに入れておいた毛糸をほどき、巻いた毛糸をきつく結びましょう。裏返しにしてもう1度結ぶとしっかりします。
④輪になっている部分をカットする
毛糸を厚紙から外し、輪になっている部分をはさみですべて切り離します。結んだ毛糸も同じ長さに切っておいて大丈夫です。
⑤ポンポンの形を整える
さらにきれいな球状になるよう、角度を変えながら、はさみで形を整えていきます。切れの良くないはさみだと、毛糸をひっぱってしまうことがあるので、よく切れるはさみを使ってくださいね。
形が整ったらポンポン完成です!
サンプルでは、濃いグリーン(6cm)×4つ、薄いグリーン(4cm)×4つ、白(6cm)×4つ、作りました。
⑥ポンポンをリースにする
次に、ポンポンにワイヤーを通していきます。毛糸をひっかけないように注意しながら、ポンポンの真ん中にワイヤーを差し込み、順番につなげていきましょう。
ポンポンを全部通したら、ワイヤーをニッパーでカット。きれいな輪になるように形を調整しながらワイヤーの両端をねじります。
ねじった部分はセロテープで保護し、横に倒してポンポンの後ろに隠しておきましょう。
ワイヤーをねじった部分に麻ひもを結び付けると、基本のポンポンリースのできあがりです。
もし麻ひもがなくても、ワイヤーでフックのような形を作れば吊り下げられますよ。
100均アイテムの助けを借りて、小さな飾りを取り付けると、かわいいリースが完成しました。
まとめ
ポンポンリースは、毛糸を巻く・結ぶ・切るといった比較的シンプルな作業で作れます。
ポンポンをきれいな形に整えていくのは、最初はやや時間がかかるかもしれません。ですが、かわいいポンポンが一つ、また一つと自分の手から生まれるのを見ながら進める作業には喜びや達成感があり、子どもの根気も養われるのではないでしょうか。
子どもがはさみを上手に使えるようになったら、ぜひ親子で取り組んでみてくださいね。