千葉グルメを味わう
千葉県内のスーパーやお魚屋さんでよく見る魚といえば、アジをイメージする人が多いのではないでしょうか。
価格が安く日本人に身近なアジは、干物にしても焼いてもおいしい家庭の代表的な食材です。小骨も少なく子どもでも食べやすいので、子どものご飯やお弁当にアジを活用しているママやパパは多いでしょう。
幅広い料理に活用できるのもアジの魅力ですよね。
今回はそんなアジを使った、お弁当や常備菜に最適な「アジの南蛮漬け」のレシピをご紹介します。
アジの南蛮漬けの材料
今回、南蛮漬けに使うのは少し大きめのアジです。
千葉県のアジの漁獲量は毎年3万トン近くに迫り、全国的に見てもトップクラス。スーパーやお魚屋さんなどの小売店でアジが安売りされている光景を目にすることも多いですよね。
一年を通して獲れる魚ですから、お店で見かける機会はかなり多いはず。中には見飽きている方や食べ飽きている方もいるかもしれませんが、一年の中でも特に5~8月頃のアジは脂がのっていますので、ぜひ旬のおいしいアジでお試しください。
さて、アジといえばアジフライが人気ですが、保存性が高くお弁当のおかずにも使える南蛮漬けもおすすめです。
南蛮漬けは、衣をつけて揚げたアジを、醤油と酢をベースにしたたれに野菜と一緒に漬けこむ料理です。防腐効果の高い酢を使う料理なので、日持ちしやすいのがメリット。ご飯にも合うので育ちざかりのお子さんにもいいですね。おかず、お弁当、おつまみなどさまざまな用途に対応できるのがこのレシピのいいところ。
アジの南蛮漬けには一般的に小型の豆アジを使い骨ごと食べますが、大きめのアジも三枚におろせば南蛮漬けに使えます。豆アジがなくても作れますし、アジに限らずイワシやサンマなどいろいろな魚で南蛮漬けを作れるんですよ。
意外とマグロやカツオ、ブリ、鱈やサーモンでもおいしくいただけます。先入観を捨てていろいろ試してみると、新しい発見があるかもしれません。
アジの三枚おろしのやり方についてはこちらの記事をご覧ください。
今回作るアジの南蛮漬けでは以下の材料を使います。
野菜はきゅうりやピーマン、パプリカなども合います。少し変わったところだと、スライスしたヤーコンやミョウガなどもおすすめ。お好みの野菜でアレンジしてください。
めんつゆは、使用する商品のパッケージに記載されている分量の水で割りましょう。酢を足して少し味が薄いと感じた場合は、めんつゆでなく醤油で調整するのがおすすめです。
また、めんつゆは和風出汁に醤油を加えて作ることもできます。もしめんつゆがない場合は、顆粒出汁を水に溶かし、醤油を加えるといいでしょう。
アジの南蛮漬けの作り方
それではアジの南蛮漬けの作り方をご紹介します。
①野菜をカットする
野菜はすべて千切りにしておきます。きゅうりやパプリカを使う場合も同じく千切りにしましょう。
②アジをさばく
アジを三枚おろしにします。
身を切り取ったら食べやすい大きさにカットしましょう。
③衣をつける
カットしたアジの身に片栗粉をまぶして衣をつけます。
ポリ袋にアジの身と片栗粉を入れ、優しく揉むようにして混ぜると洗い物が出ないので便利です。下味をつけるため1つまみの塩も加えましょう。
④アジを揚げ焼きにする
フライパンに油をひき、180℃に加熱したら衣をつけたアジを並べて揚げ焼きにします。
天ぷら鍋に油をたっぷり張って揚げてもいいですが、フライパンで揚げ焼きにすると使用する油の量を最小限にできます。また、使い終わった油をキッチンペーパーなどで吸い取って可燃ごみで出せば、油の処分にも手間がかからず簡単です。
⑤たれに漬ける
めんつゆを水で割り、米酢を加えて漬けだれを作ります。たれを作ったら、あらかじめカットしておいた野菜を先に漬けておきましょう。その上に揚げ焼きにしたアジを漬けていきます。
揚げ焼きにしたアジは軽く油を切り、熱いうちにたれに漬けこむのがポイント。
また、アジの身を必ずしもひたひたに漬ける必要はありません。むしろ多少頭を出しておくと、食感にバラエティが生まれおいしいです。
⑥完成
野菜に味がしみこんでしんなりしたら完成です。
そのままお皿に盛りつけて夕食などのおかずにしてもいいですし、常備菜として5日ほどかけてゆっくり食べてもOK。
お弁当に使うときは、できるだけ水気を切って使うようにしてください。
まとめ
少し大きめのアジを使った南蛮漬けのレシピをご紹介しました。
アジの南蛮漬けは豆アジや小アジなど小さめのアジを使うイメージがありますが、大きめのアジも身をおろして使えます。アジが安くなっていたらぜひ試してみてください。