千葉ゆかりのあの人に聞く Chibaの魅力

鈴木麻里さん
(こじらせダイエット専門マクロビコーチ・
料理家・調理師 )後編

フリーライター/長谷川富美

夢を叶えるために、挑戦することの大切さ

料理で夢を描き続ける鈴木麻里さん。でも、「自分の専門分野だけを勉強していても、うまくいかない」とも。夢を実現するために今の時代に求められるものや、「まずはやってみる」ことの大切さについても語っていただきました。

鈴木 麻里(すずき まり)さん

千葉県の女性料理研究家・フードコーディネーター。ダイエットに悩む女性をメインにした、カウンセリングつき料理教室「*なのか*」を主宰。東京女子大学・現代文化学部卒業。独立前は、柏調理師専門学校の教職員として勤務。「はなまるマーケット」、「渋谷クロスFM」ラジオに出演経験を持つ。「リビングかしわ」編集長インタビュー、「千葉日報」 ひと模様、「B-plus」経営者インタビューなどメディアにも多数進出。柏高島屋など企業とレシピ共同開発、地元食育講師、出張料理など、多方面でマルチに活躍中。

※本取材はオンラインにて実施いたしました

インタビューでお会いした杉田かおるさんは、穏やかでした

ーー鈴木さんは、メディアを上手に活用していらっしゃいますね。プロフィールを拝見すると、まず「はなまるマーケット」に出演されていらっしゃいます。

20歳の頃なんですよ。他のレシピコンテストにも積極的に応募していたので、たまたま「はなまるマーケット」に応募したら通ったんです。テレビ局の方から電話があって、実際に自宅まで来てくださって。撮影の方や「Take2」の深沢邦之さんがいらっしゃいました。

こっそりいらっしゃったという感じだったと思います。車とかも、バレないように。自宅で撮影して、何日にテレビで放映されると教えていただいて。

ーー深沢さんは、どんな方でした?

ステキな方で、すごく気さくな感じでした。もうテレビでみたままという感じでした。すごくいい方でした(笑)。

ーー「仕事を楽しむためのWEBマガジン B-plus」というサイトで、経営者インタビューも受けていらっしゃいますね。杉田かおるさんがインタビューなさっていますが、杉田さんは、どんな感じの方でした?

テレビで見る感じそのままでした。テレビでは毒舌のイメージがあったと思いますが、穏やかで。当時は農業をされていて、食やオーガニックなどにご興味があったそうで、そういうお話をさせていただきました。

ーー怖い感じではなかったんですか?

全然。すごく穏やかで(笑)。

 
▲テレビ、ラジオ番組、Webマガジンなど多方面で活躍の幅を広げている

「料理ってこんなに楽しい!」と目覚めてからは、決してブレない

ーー大学時代から「料理」という夢が一本に定まってらっしゃって、決してブレないですね。

料理に目覚めるきっかけは、大学1年の冬ぐらい。その頃はじめてお料理の本を買い、自分で食材を買ってきて料理をしました。その時、「料理ってこんなに楽しいんだ!」と目覚めて。そこで料理に関する仕事がどうしてもしたいと。

ーー調理師専門学校に行かれて、別の専門学校で教職員をされて。そこで得たものは何かありましたか?

調理の授業の助手や講師、それだけではなく事務関係、広報、生徒の就職斡旋ですとか、運営に関わるいろいろなことをやらせていただいたので、すごく勉強になりました。

でもずっとこの先もここで仕事をしていきたいかというと、それもまた違うのかなと。だんだん働いているうち思うようになりまして。独立して自分が本当にやりたいことをしたいと思い、退職しました。

自分の専門分野だけを勉強していても、経営はうまくいかない

ーープレスリリースを活用されていらっしゃいますね。それをきっかけに、「千葉日報」ひと模様、「リビングかしわ」で編集長インタビューを受けていらっしゃいます。これは非常に大きな出来事だったのではないでしょうか。

音楽でも美容関係でもそうですが、自分の専門分野だけを勉強していても、意外とうまくいかないと、実際に仕事をはじめてみて感じました。

そこでブログやSNSの発信方法、プレスリリースなどを、セミナーに通って勉強しました。マスコミ関係に、こういうことをやっていますよと発信する活動もしました。新聞、テレビ、雑誌など何十社にもプレスリリースを送ったんですね。でもなかなか採用されるのは難しいので、ひとつでも取材していただければありがたいことです。

また自分で情報発信するのも、重要です。ブログは文章が大事。もともと得意ではありませんでしたので、文章の上手な方のブログを見て、どうしたら惹きつけられる文章を書けるのかを、独学で勉強しました。他にもお料理を撮影するためカメラの技術を学んだり。

今の時代、集客のためにはSNSなどを勉強しないと、経営はなかなかうまくいかないというのは実感します。

ーー多方面に渡ってご活躍ですが、最終的に目指していらっしゃる立ち位置や目標を教えていただけますか?

これまでやったことのない飲食店のメニュー開発などもしてみたいですね。ハードルは高いのですが、すごく影響力が強いので、チャンスがあったらテレビにも出られたらいいなと思っています。

まずはやってみる。やらないと後悔します

ーー鈴木さんにとって、お料理とはなんでしょう?

もしなくなったら生きている意味がない、それくらい毎日食べるのも作るのも楽しいですし、なくてはならないものです。食によって苦しんだことも、ちゃんと美味しく食べられるようになって幸せを感じることも、どちらも経験したことを経て強くそう思います。


▲マクロビ料理のひとつ「塩麹コーンポタージュ~カプチーノ仕立て~」

ーーやりたいことがある読者へ、夢をかなえるためのエールをいただけますか?

始める前から私にはムリと、不安に思ってしまうこともあるかと思いますが、まずはやってみる。やらないと後悔します。ダメだったらいろいろ学んでみて、チャレンジしてみること。そこから得る人とのつながりが、お仕事につながっていくこともあります。

ーー最後に鈴木さんを突き動かす原点、エネルギーはなんでしょう?

食の素晴らしさを知っていただきたい、みなさんに健康になっていただきたいという気持ち。なにより「料理が好き!」という気持ちが原点、根っこにある強さです。

関連リンク

鈴木麻里さん 公式ブログ
https://ameblo.jp/maririn20/

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