家族で楽しむ!千葉のオススメスポット

Vol.2:科学で人と地域をつなぐ!
若手研究者たちが運営する
「手作り科学館Exedra」後編

いつでも研究者に会える! 全国でも珍しい試み

そこに行けば、いつでも「研究者」「科学者」と気軽におしゃべりできる――そんな全国でも珍しいスポットが、JR柏駅そばにあるのをご存知でしたか? その名も「手作り科学館 Exedra」。若手研究者たちが空きアパートをなんとまるまる1棟、DIYで改修し運営しています。手作り科学館を立ち上げたのは、東京大学の大学院生有志が設立した「柏の葉サイエンスエデュケーションラボ(KSEL)」。
前編に続き後編でも、若手研究者たちの“熱い”活動について、地球惑星科学の研究者であるExedra副館長の宮本千尋さんに伺いました。

「手作り科学館 Exedra」がオープンしたのは20181月。「たまには科学を囲んでみよう」をキャッチフレーズに、原則毎週土日、開館しています。

お友達同士で遊びに来る小学生や、家族みんなで訪れる人も。地元の人だけでなく、都内や筑波、市原、横浜など遠方からも「科学」とのふれあいを求めて来られるとか!

2010年に結成されたKSELはイベントを中心に活動してきたのですが、イベント以外の時間も、定常的に科学に触れられる場を作りたいという思いがありました。気軽にくつろぎながら科学に触れ、より科学を身近に感じてもらいたいと思っています」

ユニークなのは、常設のパネル解説は置かず、スタッフが直接、解説してくれること!

「スタッフにより専門や興味が異なるので、どんな“小ネタ”が出てくるかは、その日のお楽しみです。会話の中で科学の魅力が展開できるように、私たちもお客さんとの交流を楽しんでいます」

館内には、これまでのイベントで参加者と一緒に採取した化石や生き物の標本なども展示しています。ハクビシンやイノシシなどの骨格標本に触れられるコーナーもあるそう。

ほかにも科学に関する書籍やカードゲーム、パズルなど、興味の入り口となるグッズも用意。ワークショップルームでは定期的にイベントも開催しています。

こちらもおすすめ!