IBAちゃん先生の体が喜ぶ元気レシピ

Vol.6:サクッとヘルシー!
お野菜の天丼と葛のタレ

料理研究家:伊場優子

たっぷり野菜とヒミツの食材「本葛粉」

今回は衣に卵を使わず、またサクッと食感に仕上がる揚げ衣の付け方のコツを伝授。
タレには健康にも良い本葛粉を使用した、美味しい甘ダレもご紹介します。

材料

〈材料〉
・大根 5センチ位(5ミリ幅位の半月切り)
・人参 2分の1本(5ミリ幅位の輪切り)
・春菊など青菜 2分の1袋(長さ半分にカット)
・さつまいも 2分の1本(7〜8ミリ幅位の輪切り)
・ネギ 2分の1本(3センチ長さのぶつ切り)
・お好みで、エビやキノコなど 適量(エビは殻をとり、キノコは石づきを取る)
・小麦粉 又は 米粉 適量
・浄水 適量
・揚げ油 適量
・米 2〜3合
 
〈天丼の甘ダレ〉
・醤油 大1.5
・てん菜糖などの砂糖類 大1.5
・本葛粉 大1.5
・ブイヨン 小1
・浄水 150cc


STEP1: 野菜をカットして、まず小麦粉又は米粉をまぶす。
エビやキノコにもしっかりまぶしましょう
(一旦、最初に粉をつけておくのがコツ!)。


STEP2: 別のボールに水で溶いた小麦粉又は米粉に [STEP1] を潜らせる。

STEP3: 油を160℃にして野菜を揚げ、エビは180℃でサッと揚げる。




STEP4: 天丼のタレを作りましょう。全てのタレの材料を小鍋に入れ木べらでよくかき混ぜてから火を付け、沸騰したら弱火〜中火でフツフツさせる。葛粉に火が通るとタレが透き通ってくるので、そこで火を止める。


STEP5: 丼など器にご飯をよそい、揚げた具材をのせてタレをかければ出来上がり♪

ヒミツの食材「本葛粉」って?


葛(くず)はマメ科の植物。その根から取り出したでんぷんを何度も水にさらしアクと不純物を取り除いて乾燥させたものが本葛粉です。

料理のとろみづけに使用するほか、冷めると固まるのでスイーツにも利用できます。
効用としては整腸作用に優れ、体を温めるため血行促進効果もあります。消化が良く栄養もあり、葛湯としても親しまれています。

昔から葛は民間の治療薬として使われてきました。「カッコン(葛根)」という生薬名で解熱や発汗作用にとても効果があり、更年期障害や骨粗鬆症、糖尿病、乳ガンなどの治療や改善にも効果があるとされています。

 小麦粉、片栗粉に比べると大量生産が難しく高価ですが葛は素晴らしい伝統食品でもあり、お手当料理 にも常備にもオススメな優れた食材です。IBAちゃんレシピにはこれからも時々登場しますよ!


レシピを教えてくれたのは



伊場 優子さん
株式会社IBA旬菜Cooking代表。千葉県生まれ、現在も在住。二児の母。IBA旬菜料理教室をはじめとし、各地で料理界や食育の講演を実施。食育指導師、雑穀エキスパート、整体師、などの資格を有して、食育だけでなく体と心を根本から治す手助けをしている。

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