IBAちゃん先生の体が喜ぶ元気レシピ

Vol.2:発酵醤油でぽかぽか!
みんなで食べれるいしり鍋

料理研究家:伊場優子

発酵パワーで身体を温めよう!

春ももうそこまで来ていますがまだまだお鍋も楽しめる季節ですね!
お鍋というともつ鍋、豆乳鍋、ピリッと辛いキムチ鍋など様々な味を楽しめますが、
今日は独特な香りと旨味を含んだ発酵醤油を使った体に優しいお鍋をIBAちゃん先生が教えてくれます♪



材料

〈鍋の中〉
お好みの魚の切り身(例えばタラなど)・・・4~5切れ(一口大カット)
ホタテ・・・4~5個
青菜・・・2分の1束(一口大カット)
白菜・・・4分の1個(一口大カット)
大根・・・15センチ(粗みじん切り又は鬼おろしにする)
人参・・・2分の1(ピーラーなどで細くスライス)
豆腐・・・2分の1丁(人数分カット)
くずきり・・・30グラム(サッと洗い水気を切る)
他お好みの野菜・・・鍋に入るだけ
だし汁(だし昆布15センチ位を水につけた汁)・・・1.5リットル
ナンプラー・・・大さじ3
醤油・・・適量(味を整える)

〈+@で楽しめる!〆の雑炊〉
卵・・・2個(溶いておく)
小ネギ・・・5本(小口切り)
炊いたご飯・・・2膳
塩・・・適量


STEP1: 土鍋かお鍋に だし昆布と水を30分程(それ以上でもオッケー)入れて、だし汁を作っておく。



STEP2: 〈鍋の中〉の材料を醤油以外全て入れて火をつける。



STEP3: 材料に火が通ったら、醤油で味を整える。お鍋はこれで出来上がり!




STEP4: :鍋の中の具が少なくなったら雑炊の出番♪♪鍋の中の残った汁に〈〆の雑炊〉のご飯を入れて、卵を溶き入れ、軽く火が通ったら小ネギをちらして、塩で味を整えて完成!





発酵調味料って?

温暖湿潤な日本や東アジアでは 米や麦や大豆などの穀物にカビ(有用微生物)をつけた麹というものを利用して 独特な発酵調味料が作られてきました。日本の2大万能発酵調味料といえば醤油と味噌です。どちらも原料は大豆と麦あるいは米、そして塩と麹だけです。麹カビの働きがうま味のある味に発酵熟成をさせます。今回紹介したナンプラーは魚を塩と共に漬け込んで発酵させたものです。塩分濃度が高く旨味が凝縮しています。秋田では『しょっつる』、能登では『いしる』などとよばれています。


日本の発酵調味料は 他にみりん、酢、酒、醤(ひしお)などがあります。これらの発酵調味料は有用微生物を沢山含み、腸内環境を整える善玉菌の働きを良くして健康や美容におおいに役に立ってくれます。昔ながらの製法で作られたものがおすすめです!


レシピを教えてくれたのは



伊場 優子さん
株式会社IBA旬菜Cooking代表。千葉県生まれ、現在も在住。二児の母。IBA旬菜料理教室をはじめとし、各地で料理界や食育の講演を実施。食育指導師、雑穀エキスパート、整体師、などの資格を有して、食育だけでなく体と心を根本から治す手助けをしている。

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