注文住宅のための土地探しと資金計画

vol.4:注文住宅の支払いの時期と
住宅ローンの選び方

低金利時代を活かしたローンの組み方をするという選択も


──住宅ローンの選び方のポイントを教えてください。

宮浦:民間の金融機関の住宅ローンを利用する方は、現状は低金利のため、変動金利を利用する方が多いですね。今後の金利動向は経済に左右されるため何ともいえませんが、安い金利のときに支払い金額を抑えてお金を貯めておき、住宅ローン控除が適用される期間が過ぎたときに、繰り上げ返済をするという考え方もあります。


──固定金利の商品をおすすめすることもありますか。

宮浦:はい、安定を求めたい方、住宅ローンを借り入れる35年間、同じ金額を返すという安心感を得たい方は住宅金融支援機構の35年固定金利の「フラット35」をおすすめすることが多いです。

また、フラット35は、自営業の方のご利用も多いですね。事業内容から融資の判断がされるので、希望する額の融資を受けやすいようです。


──最後に土地探しや資金計画に関する注意点を教えてください。

宮浦:土地探しから始める方の中には、土地だけ先に決めて購入後に住宅メーカーを検討される方もいらっしゃいますが、土地の金額には建物を建てるために必要となる諸経費までは含まれておりませんので注意が必要です。例えば、盛り土や土留めなどの造成が必要となる土地、水道や排水などの費用が他の土地と比べて多く必要な土地もあります。土地を購入後に多額の諸経費が必要となることが発覚してしまうと、予定していた建物の費用を削らなくてはいけなくなったり、場合によっては他に検討していた金額の高い土地のほうが諸費用が安い分「結果的に安かった」という状況も考えられます。

私どもに土地探しの段階からご相談頂ければ、その土地にどのような費用がかかるかまで調査したうえで、土地の提案をさせて頂きますので、正確な資金計画が可能となり安心して家づくりをして頂けると思います。また、家づくりのプロとしての観点から土地のご紹介もさせて頂きます。

 あとがき


注文住宅を建てることを考えたら、ハウスメーカーに相談に行けば、お金のことも土地のことも相談することが可能。後悔しない家づくりのためには、土地を探す前にハウスメーカーに足を運んでみるとよいでしょう。

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