千葉グルメを味わう
おいしい豚肉が勢ぞろいの千葉。せっかく千葉県で暮らすなら、おいしい豚肉を存分に堪能したいですよね。
バーベキューなどアウトドアが盛り上がるシーズンにおすすめなのが「豚串」です。
豚串は文字通り豚肉を串に刺し、焼いて食べる料理です。焼き鳥の鶏肉を豚肉に変えたものですが、北海道の一部や福岡県などでは、豚串のことを「焼き鳥」と呼ぶんですよ。
さて、今回はおいしい豚串を楽しむために、豚肉の選び方や切り方、串の打ち方などを写真とともにご紹介します。
とても楽しい作業なので、お子さんもご一緒に、ご家族で豚串作りを楽しんでくださいね。
豚串に使う肉の選び方
豚串には、味と食感ともに豚バラがよく合います。豚バラの購入は、肉の厚みや大きさ、形などを自由にカットしやすいブロックがおすすめ。
また、豚バラブロックを選ぶ際は、写真のように赤身と脂がきれいに3~4層に分かれているものを選びましょう。赤身が多すぎると食感が固くなりやすく、逆に脂が多すぎるとくどくなりやすいので、ほどよくバランスのいい部位を選ぶのがポイントです。
豚肉の銘柄も、味を左右する重要なポイントです。チバザポークにはおいしい豚肉が勢ぞろいなので、以下の記事も参考にお好みの豚肉を探してみてください。
豚肉のカット方法
お好みの大きさ、厚みでカットしてかまいませんが、赤身と脂がバランスよく入るよう、写真のようにカットしましょう。
また、生のままだと肉がだれてカットしにくいため、冷凍庫で半冷凍状態にしてカットするのがおすすめです。包丁がきれいに入り、美しい形に仕上がりやすくなりますよ。
豚肉をサイズごとに分ける
豚バラ肉を一口大にカットしていると、どうしても一部が小さくなってしまったり、大きくなってしまったりするでしょう。
でも、サイズは統一されていなくても大丈夫。小さな肉は火が通りにくい串の一番下に。大きな肉は食べる時に最初に口に入る串の一番上に刺すなどして工夫できます。詳しくは「串の打ち方」の項で解説しますね。
ひとまず、小さな肉は小さな肉で、大きな肉は大きな肉でといった具合に、大きさごとに肉を分けておきましょう。
お好みの具材を用意する
豚肉のほか、お好みの野菜などを肉と一緒に串に刺して焼くと楽しいですよ。長ねぎや玉ねぎ、ピーマン、ミニトマト、インゲンマメ、アスパラガスなどがおすすめです。
野菜はそれぞれ、肉と同じくらいの幅になるようカットしておきましょう。
串の打ち方
すべての具材のカット処理を終えたら、いよいよ串打ちです。各種具材を串に刺していきますよ。
今回使用したのは、長さ15cmの竹串です。竹串はスーパーや100円ショップ、ホームセンターなどで購入できます。
串打ちは「肉(小)→長ねぎ→肉(中)長ねぎ→肉(大)」の順で行います。小、中、大はそれぞれ肉の大きさを表しています。この順に串を打つことで、大きくて満足度の高い肉が最初に口に入る位置(串の一番上)に、火が届きにくい位置(一番下)に小さな肉が配置されます。
最初に小さな肉を串に刺したら、次は長ねぎを刺しましょう。
その次に中くらいの肉を刺します。
ちなみに肉に串を打つ際は、肉の赤身と脂身に対し串が直角に入るように打ってくださいね。赤身と脂身に対して水平に串を打つと、肉がばらけやすくなります。
さらに長ねぎを刺し、最後に大きな肉を刺したら豚串の完成です。
今回は合計で15本の串を打ちました。これで3~4人分程度の量になります。
焼き方
豚串を焼くのは炭火が理想ですが、魚焼きグリルで代用することもできます。
魚焼きグリルを使う場合は、串の手持ち部分にあらかじめアルミホイルを巻いてましょう。串の露出部分にアルミホイルを巻くことで、串が燃えたり焦げて折れてしまったりするのを防げます。
七輪など炭火で焼く場合は、手持ちの串部分が焼けてしまわないよう、うまく配置を工夫してくださいね。
さて、焼く際には味付けも行います。シンプルに塩こしょうがおすすめですが、レモン果汁を絞ったり、コチュジャンを塗ったりしてもおいしいですよ。
塩こしょうを振る際は、最初に口に入る肉に多めに振り、串の下に行くほど薄めに振るのがおいしく仕上げるコツ。もちろん両面に塩こしょうしてくださいね。
焼き方については、焼きすぎると肉や野菜が固くなり食感が悪くなってしまうので、魚焼きグリルの場合は中火程度で、炭火の場合は強火の遠火で焼くようにしましょう。表面に焼き色がつき、中までしっかり火が通ったくらいが食べ頃です。
完成
味付けをして焼いたら完成です。
豚串はとてもシンプルな料理ですが、だからこそ細かいところにこだわると味わいに大きな差が生まれます。ぜひご家族で、おいしい豚串作りを楽しんでみてくださいね。
千葉の豚肉を楽しもう!
今回は、おいしい豚串の作り方をご紹介しました。
ブロック肉のカットや串打ち、味付けや焼き作業など、豚串作りにはお子さんと一緒に楽しめる工程がたくさんあります。晴れた休日には、家族そろってお庭で豚串バーベキューを楽しんでみてはいかがでしょうか。