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保証・修理について

私はアフターサービスなる言葉は大嫌いです。保証・修理は義務です。

この世の中に永遠も完璧も有り得ない以上、保証・修理は住宅会社に欠かせない重要な業務です。郡建設を信頼し、星の数ほどある住宅会社の中から郡建設を指名して下さったことへの感謝の気持ちを忘れないのは、人間として当然です。お客様に致しましても、郡建設に工事を依頼し完了したからには、仮に修理が出ようとも簡単に他社に修理を依頼できないのです。依頼すれば嫌な顔をされるだけでなく、お客様が他から人を見る目がないかのように見られるのは当然です。この様な事態には断じてしてはなりません。工事を依頼された以上は、20~30年の長い御付き合いをお施主様から信頼され、期待され、許されたということです。人に信頼され期待されることは、本当に人として誇らしいことです。会社もまた法人と呼ばれている通り、人の字がつく以上同じです。そこで、修理依頼が有りましたらどう行動するかを記しますので守って下さい。

・電話等で修理依頼がありましたら、直ちに保証修理担当に処理を依頼すると共に修理依頼書に記入し担当に渡すこと。

・保証修理担当に連絡が付かない場合は、工務の人か現場の事に明るい人にお願いし、即対応処理して下さい。以上の対応が無理な場合は、電話を受けた人が直ちに現場へ行って処理すること。

・電話依頼の際に、自分では対応が難しいと判断できることがよくあります。例えば、エアコン、給湯器、ポンプの一部にはブラックBOX(中に集積回路、IC)があり、メーカー以外では修理ができないと気が付く場合があります。しかし、お施主様に「メーカーでないと修理できませんので、メーカーに連絡しておきます」と丁重に申し上げたとしても、それではお施主様には、まったく誠意が伝わりません。また、一度現場に出向いて自分の目で確かめておかないと、他の人に依頼するにしてもよく説明できず、結果、職人さんが現場を直接確認しなければなりません。職人さんは来上がった物に対し評価される仕事ですので、自分の時間を売るサラリーマンと違って、同じ件で何度も出向けば、割りに合わなくなります。

・保証についても、郡建設は住宅保証機構株式会社で定められた保証期間より、倍程度の保証をしております。よく住宅保証機構株式会社の保証と郡建設の保証を見ていただいて下さい。人間ですから失敗もありますが、社会常識に照らして工事の仕上がりも悪くなく、また、修理等に長年誠意を持って対応してきた結果、今日まで52年間以上も発展しているわけですから、お客様にもご安心していただけると思います。

・言葉だけの「お客様は大事」は皆、口にしますが、行動が尊いのです。修理完了も確認し、お施主様にもその後の様子を電話するか訪ねてみて下さい。何事にも赤誠をもって行動し、お施主様、職人さん、全ての人に心遣いを忘れずに。