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あきらめていた土鍋が、暮らしを整える道具になった話
2025.08.03 (日)
収納・インテリアコラム

ずっと気になっていたけれど、避けてきた道具。それが“土鍋”でした。
狭いマンション暮らしの我が家では、重くてかさばる鍋はとにかく不便。だから毎年の鍋料理は、軽くて扱いやすいアルミ鍋が定番でした。
一方アルミの鍋は温まりやすいけれど冷めるのも早く、不便さも感じていました。
そんな中、酵素玄米を生活に取り入れるようになり、炊飯器問題が勃発。玄米を炊いたあと、4〜5日寝かせておく必要があるため、その間白米が炊けないのです。
炊飯器をもう一台買うか悩んでいたとき、「土鍋でごはんを炊く」という選択肢が浮かびました。
そんなとき、タイミングよく参加したのが、ある土鍋メーカー主催のワークショップ。
実際に土鍋でごはんを炊いたり、蒸し料理を作りました。
できたごはんを一口食べて驚いたのは、その香りと甘み。お米はしっかり立っていてもちもち。炊飯器とは明らかに違う、“記憶に残る味”でした。

※キナリ様のサイトより画像をお借りしています。
さらに驚いたのは、調理の多機能性。専用の部品を使えば、下で煮込み、上で蒸し料理が同時にできるのです。無水調理からお菓子作りまで対応するモデルもあると聞き、“土鍋=鍋料理専用”という先入観が完全に覆されました。
そして何より心が動いたのはその佇まい。最近の土鍋はデザイン性が高く、インテリアになじむものばかり。むしろ「しまわずに見せたい」道具なんです。

※キナリ様のサイトより画像をお借りしています。
土鍋は決して“不便な昔の道具”じゃなかった。ひとつで何役もこなしてくれて、しかも暮らしのリズムにじんわり寄り添ってくれる。そんな道具をあきらめていたなんて、もったいなかったなと思いました。
もしあなたも、土鍋を「重い」「場所を取る」と思っていたなら、ぜひ一度、体験してみてください。
きっと、想像以上に軽やかな相棒になってくれます。
収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 武士俣 奈名美
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