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衣類を守る防虫剤の選び方
2023.07.16 (日)
収納・インテリアコラム
店頭に並ぶ様々な防虫剤。
皆さんはどのような基準で選んでいますか?
今回は衣替えのタイミングで知っておきたい、防虫剤の選び方についてご紹介します。
防虫材は使い分けが大切
防虫剤は主成分により使用する衣類に適したもの、適さないものがあります。
【ピレスロイド系】は近年主流の成分で、普段使いの衣類に最適。
無臭で安全性が高いとされ、他の防虫剤と併用することも可能です。
【パラジクロルベンゼン】は匂いが強く殺虫効果に優れているため、絶対に虫喰いされたくないウールなどに向いていますが、装飾ボタンやビーズ、ラメやスパンコールなどの金属には使用出来ないので注意が必要です。
【ナフタリン】は独特の強い匂いがありますが、防虫効果はあまり強くありません。
その代わり効果が長く続き、金属を変色させないので、ひな人形や五月人形の保管には最適です。
天然成分だから安心?
最近は精油を使った100%天然成分の防虫剤も人気です。
ハーブの香りで虫を忌避させる効果がありますが、匂いが強いのも特徴なので、好みが分かれるのではないでしょうか。
我が家でも子供が小さい時、天然成分の防虫剤をあれこれ使っては交換直後の強い匂いが気になり、防虫剤ジプシーとなりました。
そんな時に出会ったのが、クスノキから作られるブロックとカンフル(樟脳)オイルです。
ブロックにオイルを塗布して使用します。
匂いは強いのですが、ハッカのようなスッとさわやかな香りが好ましく、長年愛用していました。
しかし、数ヶ月前から猫を飼い始めたため、今は使用をお休みしています。
アロマオイルの中には猫には代謝出来ない成分が含まれるものもあり、樟脳から抽出されるオイルもそのひとつ。
家全体の飼育環境がしっかり整うまで、念のため使うのを控えることにしました。
天然成分で安心安全と思いがちですが、猫を飼っている場合は使用箇所に近づかないよう、扉をしっかり閉めるなど使い方に気をつける必要があります。
防虫材は、天然の成分であるから安全、化学物質であるから危険、というものではありません。
使用する衣類や環境に合ったものを正しく選んで、いやな虫喰いから衣類をしっかりと守りましょう。
収納とインテリアで暮らし最適化
株式会社アンジェ・リュクス 上野 友香子
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