あなたにとっての理想のガレージハウスは?
2020.04.27 (月)
お役立ちコラム
ガレージと住まいが一体化したガレージハウス。車やバイクのお手入れをしやすく、趣味の時間を満喫できるだけではなく、雨に濡れずにガレージから直接家に入れるなど、ご家族にとってもメリットがあります。
今回は
- ガレージハウスの特徴
- ガレージハウスのメリット・デメリット
- 失敗しないためのポイント
など、実例とともに「ガレージハウスのあれこれ」をお伝えします!
ガレージハウスの特徴
・ガレージハウスとは
ガレージハウスとは、文字どおり家の中にガレージがある住宅を指します。後付けでガレージを設置するのではなく、ガレージ製作を前提とした住宅設計が特徴です。建築業者によっては「ビルトインガレージ」「インナーガレージ」と呼ぶ場合もあります。
ガレージを住宅と分けるか、住宅の1階部分に一体化させるかは施主の好みに合わせて設計できます。また、敷地の面積や立地に応じて駐車スペースを確保できるので、車に乗る頻度が高い方や、車が好きな方に適した住宅設計です。
ガレージハウスのメリット
・趣味を充実させることができる
家族や知り合いを集めてイベントの場として使ったり、子どもの遊び場として使ったりするなど、ガレージハウスには持ち家ならではの使い道が多数あります。
また、物置やDIY用の空間として使うのもおすすめです。車やバイクを置ける広さがあり、照明や換気設備を備えたガレージであれば、車両のメンテナンスや本格的なDIYも問題なく行えます。エンジンオイルや塗料などを使う作業でも、ガレージ内なら近隣に影響を与えずに作業できます。
・施主のこだわりを反映できる
注文住宅でガレージハウスを建てるなら、最初から駐車スペースを設ける前提で居住空間について考えられるので、居住性と車に対するこだわりを両立しやすいという特徴があります。例えば、部屋からガレージに直行できるような動線設計にしたり、自室やリビングからいつでも車を見られるようにしたりするなど、施主の意向に沿ったガレージを製作できます。
・セキュリティを強化できる
車への落書きや盗難が心配な地域で家を建てる場合、家の中にガレージを設けることでそのような心配がなくなります。車を常に頑丈な建物の中に停めておくことができるので、激しい嵐の日でも安心です。
ガレージハウスのデメリット
・生活スペースを削る必要がある
例えば、普通自動車を1台保管する場合、横幅3.5メートル、奥行き5.5メートル程のスペースが必要になります。普通自動車は横幅約1.7メートル、全長約4.8メートルが平均的なサイズなので、ガレージ内で車のドアを開けたり、外から車庫入れをしたりすることを考慮すると、ガレージは広いに越したことはありません。
車やバイクの台数を増やす予定がある場合はさらに広い空間が必要ですが、敷地面積に余裕がないと、ガレージによって生活スペースが大きく削られてしまうというデメリットがあります。
・増改築が難しい
敷地面積に合わせて設計している場合、一度完成してから増築することは困難です。深く考えずに車やバイクを増やしすぎたり、ガレージの高さや横幅に見合わない車を買ったりしてしまうと、余分な駐車料金やリフォーム費用がかかることになってしまうので注意しましょう。
なお、車のメンテナンスをガレージ内で行うのであれば、照明用の電気配線や換気設備なども必要です。後から各種設備を追加していくと予算がかさみやすいので、設計プランを練る前にガレージの使い方を明確に決めておくことをおすすめします。
ガレージハウスの事例紹介
事例1:広くて明るい居住空間
最初の事例は、家の中央部にガレージを設けて居住スペースを広く確保した設計が印象的なガレージハウスです。
玄関横のドアからガレージに直行できるようになっており、独特な急勾配の屋根が駐車スペースの天井にかかっていることで、ガレージは充分な高さと奥行きが確保されています。
居住スペースは天井が広い吹き抜け構造になっており、リビングや台所は自然光が差し込む開放感のある設計になっています。「広いリビングを確保したい」という施主の要望を高いレベルで実現した施工事例です。
事例2:雨に濡れない動線と充実の趣味空間
2件目の事例は、深い青色の外壁に白い窓枠が印象的な、縦に長いビルトインガレージが備えられたガレージハウスです。
居住スペースからガレージへ雨に濡れずに移動できるよう設計されています。
吹き抜け構造のガレージ内には、施主の趣味であるサーフィンやキャンプ用品が収納できるスペースも完備。ガレージが駐車スペースとしての実用性と趣味の空間として楽しさを兼ね備えた空間となっており、施主のこだわりが伝わってくる施工事例です。
事例3:こだわりのDIY用土間スペース
3件目の事例は、玄関横の土間をDIY用スペースに改装したガレージハウスです。
施主は収納空間を充実させることにこだわっており、土間の壁面収納にはDIY工具が綺麗に並べられています。土間はDIYだけでなく、自転車やバイクを置くガレージとしても使えるようになっていて、メンテナンスもできる機能的な空間になっています。
また、1階部分は大部分が吹き抜け付きのLDKとなっているほか、玄関と道路もスロープで繋がっており、非常に過ごしやすいデザインといえるでしょう。収納を増やしたいという施主の要望を叶えた施工事例です。
片付けが楽になる提案で叶えた、暮らしも趣味も満喫の家に大満足!
ガレージハウスで失敗しないためのポイント
ガレージハウスを建てる際に失敗しないためには、どのようなことに気をつければ良いのでしょうか。
「せっかくの注文住宅だから、後悔のないようにしたい…」と不安に思う方も少なくないはず。そんな方には、まず自分が理想とするガレージハウスの条件を書き出してみることをおすすめします。「機能性重視にしたい」「耐震性も確保したい」など、人によって様々な条件があるので、まずは自分が求めるポイントをまとめてみましょう。
ちなみに、住宅の1階部分をガレージにする場合は、住宅の壁や柱を一部取り払ってスペースを確保することもあり、一般的な住宅に比べて強度や耐震性が低くなるという問題があります。対策としては、ガレージハウスの耐震設計が得意な建築業者に依頼することが挙げられます。ホームページなどで施工事例や実績を確認して、耐震設計が得意な業者であるかどうかを判断してみるのもいいでしょう。壁や柱が少ない分、耐震設計が難しいので、建築を依頼する際は早い段階で業者に伝えるようにしましょう。
他にも、ガレージハウスに関わる、住宅の固定資産税が気になる人もいらっしゃるのではないでしょうか。ガレージハウスは「ガレージの延床面積が建物全体の延床面積に対して5分の1未満」という条件をクリアしていれば、固定資産税の緩和措置が適用されます。つまり、同じ延床面積の家でも、ガレージがあることで固定資産税が安くなる可能性があるのです。ただし、1度住宅が完成してからガレージを増設する方法だと、ガレージがない場合と同じように固定資産税が発生するため注意が必要です。固定資産税の節税を確実に行いたい場合は、施工段階でガレージの延床面積を調整してから建築を依頼しましょう。
まとめ
ガレージハウスの特徴をメリットやデメリット、施工事例とともにご紹介してきました。ガレージハウスは依頼者の意向に合わせてさまざまな施工方法で設計、建築できる建物です。自宅のリビングから車が見えるようにしたり、DIY用スペースとして活用したりするなど魅力的がたくさんあり、車好きの方や多趣味の方にぜひおすすめしたい建築です。今後ガレージハウスを新しく建てようと検討されている方は、今回ご紹介したメリット・デメリット、注意点を考慮して、お得で後悔のないガレージハウスを建てられるようしてくださいね。
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