戸建てで楽しむ趣味ライフ
キャンプなどのアウトドアで大活躍の「メスティン」。
メスティンは今ではキャンパーの必需品ともいえる調理器具です。特に千葉では優良なキャンプ場が続々とオープンしているため、アウトドアカルチャーがとても盛んです。キャンプ道具にこだわりたい方も多いはず。
本記事では、キャンプ用品の基本であるメスティンのメリットとデメリット、使用上の注意点などについて解説します。
これからメスティンを買おうと考えている方や、これからアウトドアデビューをしたいと思っている方はぜひ参考にしてくださいね。
そもそもメスティンとは?
メスティンは、ランチボックスのような形をした洋式の飯盒(はんごう)です。使い方も飯盒とほとんど同じで、ご飯を炊いたり鍋として使ったり、調理器具として主にアウトドアシーンで活躍します。
さまざまなメーカーからさまざまなサイズ、デザイン、機能性のメスティンが販売されていますが、メスティンを最初に販売したのはスウェーデンのキャンプ用品メーカー「トランギア」といわれており、1970年代からキャンパーやハイカーなどに愛用されてきました。
本記事でご紹介しているのもトランギアのメスティンです。
トランギアのメスティンにはレギュラーサイズと、少し大きめのラージサイズがあります。ちょっとした調理や湯沸かしなどには携帯性に優れるレギュラーサイズがおすすめですが、食事をしっかり摂りたい方には容量の大きいラージサイズがおすすめです。
なお、上の写真の左がレギュラーサイズで、右がラージサイズです。
それぞれの仕様は以下の通りです。
【レギュラーサイズ(TR-210)】
重量:160g
容量:750ml
サイズ:16.5×9×6.5cm
炊飯:およそ1.8合まで
【ラージサイズ(TR-209)】
重量:270g
容量:1350ml
サイズ:20.7×13.5×7cm
炊飯:およそ3.5合まで
メスティンのメリットとデメリット
メスティンは、軽量なのに「炊く/焼く/炒める/煮る/蒸す/揚げる」と一台でさまざまな調理に対応できるのが大きなメリットです。キャンプなどアウトドアで多様な料理を楽しみたい方は重宝するでしょう。
また、メスティンはアルミ製なので熱伝導率が高く、燃料をムダにすることなく効率よく使えるほか、食材にムラなく火を入れられるのもメリット。トランギアのメスティンはハンドルの取り外しができるため、食器として使いやすいのもうれしいところです。
一方、デメリットとしてはアルミ製なので衝撃にやや弱く、落としたりぶつけたりすると変形したり傷がついたりしやすい点があげられます。穴が開いたりフタが閉じなくなったりといったレベルで破損しなければ使用上の問題はありませんが、キャンプギアを美しい状態で管理したい人は少し慎重に扱う必要があるかもしれません。
また、アルマイト加工がされていないので腐食しやすく、食品を長時間入れっぱなしにすると変色しやすい点もデメリットとしてあげられるでしょう。
メスティンの使い方
購入したばかりの新品のメスティンは、縁などにバリが残っている可能性があります。バリ処理済のメスティンも販売されていますが、そうでないものは使用前にバリをチェックしましょう。バリは紙やすりなどでこすれば簡単に除去できます。
また、メスティンを大きめの鍋に入れ、米の研ぎ汁で10分ほど煮込むと酸化被膜が形成され、腐食や変色がしにくくなりますよ。
調理は炭火、たき火、バーナー、固形燃料さまざまな熱源で行えますが、IHには対応していません。また、メスティンは熱伝導率が高い分、特にたき火などの高火力で調理すると料理が焦げやすかったり、メスティンの底がまっくろくすすけてしまったりするので気を付けましょう。
メスティンを使用する際の注意点
メスティンを使用する際は、以下の点に注意しましょう。
金たわしを使用しない
アルミは柔らかいため、金たわしを使うと傷がつき錆びやすくなります。フォークやナイフなど金属製のカトラリーでも傷がつきやすいので注意しましょう。
空焚きをしない
メスティンの中に何も入れていない状態で火にかけると、本体が変形したり溶解により穴があいて破損したりするおそれがあります。
電子レンジや食洗器を使わない
メスティンは金属製なので電子レンジは使用できません。アルカリ性の洗剤を使う食洗器も、変色や腐食のおそれがあるので使用を避けましょう。
やけどに気を付ける
熱伝導率が高いメスティンは、火にかけると本体が即座に熱くなります。ハンドルも熱くなりやすいため、やけどをしないよう気を付けましょう。
メスティンでアウトドアを楽しもう
キャンプなどのアウトドア料理はバーベキューや焼肉などがスタンダードですが、せっかくならパスタや炒め物、本格的な煮込み料理など、さまざまな料理を楽しみたいですよね。
メスティン一台あれば、アウトドアでの料理のバリエーションがグンと広がります。
本記事では、メスティンのメリットとデメリット、使用の際の注意点などについて解説しました。メスティンの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。