戸建てで楽しむ趣味ライフ
キャンプシーズンには、千葉のおいしい食材をたっぷりと使ったグルメなキャンプ飯を楽しみたいですよね。
今回は、千葉のおいしい鶏肉を使ったキャンプ飯レシピをご紹介します。
飯盒(はんごう)一つだけで作れる豪華かつ簡単なキャンプ飯なので、アウトドアでぜひお試しください。
海南鶏飯とは
海南鶏飯(ハイナンチーファン)はハイナンチキンライス、シンガポールチキンライスとも呼ばれる、鶏肉を使ったアジア料理です。主に中国や香港、マレーシア、シンガポールなどで人気の屋台料理の一つで、タイではカオマンガイという名称で親しまれています。
海南鶏飯は鶏肉から取ったスープでご飯を炊くのが特徴で、鶏肉のあっさりとしたうま味を楽しめます。
今回は、飯盒(はんごう)一つだけで炊飯と鶏肉調理を同時に行うレシピをご紹介します。ソロキャンプだけでなく、ファミリーキャンプなどでお子さんとご一緒に調理を楽しむのにもおすすめですよ。
使用する道具
調理に使用するのは、飯盒一つだけです。ただし、今回使用するのは中蓋つきのもの。本体で炊飯と鶏肉調理を行い、中蓋でたれを温めたり付け合わせ野菜を調理したりします。
3合以上の米を炊く場合は、中蓋を外して使うのがおすすめです。詳しいやり方は「作り方」の項で解説しますね。
材料(2~3人分)
今回使用する材料は次の通りです。
※野菜はすべて付け合わせなので、お好みの野菜で自由にアレンジしてください。
作り方
それでは、いよいよ海南鶏飯を作っていきましょう!
①たれを作る
最初に(A)を混ぜてたれを作りましょう。アウトドアにレモンや醤油、ごま油、長ネギなどを持参するのは荷物になるので、写真のようにすべて混ぜたものをあらかじめラップなどに包んでおくのがおすすめ。
爪楊枝やナイフなどでラップを破るだけで、簡単にたれを使えますよ。
②中蓋を準備する
調理の際は、持参したたれを中蓋に入れましょう。併せてブロッコリーやアスパラガスなど、加熱して食べたい野菜も適当なサイズにカットにして中蓋に入れます。
こうすることで、炊飯時にたれが温められるだけでなく、野菜にもしっかりと火が入ります。
なお、中蓋を使用しない場合はたれを温めず、食べる直前に全体に回しかけましょう。野菜はご飯と一緒に炊くといいですよ。
③ご飯を準備する
飯盒に洗った米を入れ、水(分量外)を加えます。米2合を炊くのに必要な水の量は400~450mlです。計量カップなどがない場合は米の上に指を寝かせ、指の半分までかぶるくらいの水を入れましょう。
飯盒の内側に目盛りがある場合は、目盛りを参考に水を入れてくださいね。
④鶏肉を処理する
次に鶏もも肉の下ごしらえを行います。
まずは鶏肉の皮を下にして開きましょう。次に鶏肉の筋の部分や厚みがある部分に適当に切り込みを入れて、全体の厚みができるだけ等しくなるように優しく切り広げます。
最後に鶏肉全体に塩を振って準備完了です。③の米の上に鶏肉を覆いかぶせるように入れましょう。
これで炊飯準備完了です。
中蓋をセットして──
最後にフタをすれば──
あとは火にかけるだけ。
下ごしらえがとても簡単なのでキャンプなどアウトドアでも作りやすく、子供も一緒に楽しめるのが、飯盒で作る海南鶏飯のいいところです。
⑤炊飯する
いよいよ炊飯です。飯盒を火にかけてご飯と鶏肉、付け合わせ野菜などを一度に調理します。
今回はガスバーナーを使用して炊飯しますが、もちろん焚き火や炭火などを利用して炊飯してもかまいません。
火加減は中火程度です。飯盒の中の水が沸くと、蓋の縁から蒸気や水が噴き出してきます。蒸気などの勢いで蓋が浮くようであれば、石などを乗せて重しをしましょう。
そのまま10分程度(火力により前後します)置いておくと、次第に蒸気が噴き出さなくなってきます。そうしたら弱火で5~10分ほど加熱して火からおろしましょう。お焦げを作りたい場合は最後にもう一度強火にかけ、焦げの香りがしたらすぐに火からおろします。
このまま10~15分ほど蒸らしたら調理完了です。
⑥盛り付ける
飯盒から野菜や鶏肉を取り出し、鶏肉と各種野菜を切り分けましょう。ご飯とそれぞれの具材を器に盛り付け、最後にたれを全体に回しかけたら海南鶏飯の完成です。
今回は鶏肉を切り分ける前に、ガスバーナーで炙ってみました。もちろんそのまま食べてもおいしいですが、ガスバーナーや炭火などで肉を炙ることで、アウトドアならではのワイルドさが楽しめますよ。
まとめ
今回は、飯盒一つで作る海南鶏飯のレシピをご紹介しました。キャンプシーズンは、さまざまなキャンプ飯を試したいですよね。
本記事で紹介した海南鶏飯は料理初心者でも挑戦できるくらい簡単な料理なので、お子様との料理体験にもうってつけです。ぜひ親子やご家族でキャンプ飯作りをお楽しみください。