お家で遊ぼう!

小さなハギレがあればOK!
お手玉2種の作り方を紹介

子どもの脳の刺激にもなるお手玉!簡単に手作りが可能

お手玉は、手で投げたり受け止めたりといった動作ができるようになったばかりの子どもが遊ぶのにピッタリの玩具です。完成品も販売されていますが、手作りなら形や色柄、内容物などを1つ1つ検討し、ママパパの想いをこめて、より温もりのある仕上がりにできますよ。

大きな作品ではないので、布も少しあれば十分。手縫いで簡単に作れます。今回は、かわいいお手玉2種類の作り方をご説明していきます。

遊び道具として長く親しまれてきたお手玉

お手玉といえば日本の伝統的な遊びという印象があるかもしれませんね。実際のところはどうなのか、歴史や効果について少しご紹介します。

お手玉の歴史

お手玉の始まりは紀元前5世紀のトルコとも紀元前20世紀のエジプトともいわれ、世界各地に痕跡や記録が残っています。当時は羊のかかとの骨を用いていたようですが、現代の世界のお手玉は、木や金属、糸、陶器製など素材も形もさまざまです。

日本では、聖徳太子が使った遊び道具として、水晶製のものが博物館に保管されています。現在は布製で、中に小豆などの小さなものを詰めるのが一般的です。

お手玉の効果

お手玉は単純なように見えて、動くものの視認や指先のコントロール、リズム感など必要な要素が多い遊びです。歌いながらお手玉遊びをしているときには、視覚・触覚・聴覚などを同時に働かせています。

遊ぶことで脳を刺激する効果が期待でき、昨今は子どもだけでなく高齢者の認知症予防や手指のリハビリなどにもよいとして取り入れられています。

お手玉の形

お手玉の伝統的な形として知られているのは、次の4種類です。

  • 座布団型
  • 俵型
  • かます型
  • まくら型

「日本のお手玉の会」という団体にはお手玉の競技や段位認定審査の規定があり、上の4種類の中でも競技用の国際公認規格とされているのが座布団型です。といっても、競技や審査では俵型やかます型、まくら型の使用も認められています。

ただ、家庭で遊んだり飾ったりする分にはどんな形でも問題ありません。この4種類以外にも全国各地でオリジナリティ溢れるお手玉が作られており、植物や動物をかたどったものや民芸調のものなどさまざまなタイプが見られます。

今回、以下で作り方をお伝えしていくのは、伝統的なお手玉の代表である座布団型と、ちょっと変わり種のほおずき型です。

お手玉を手作りする際に用意するもの

A:布
B:中身
C:ハサミ(裁ちバサミ・糸切りバサミ)
D:チャコペンシル
E:針と糸
F:仮止めクリップ
G:定規
H:
I:キッチンスケール
J:綿(ほおずき型のみ)
K:刺繍糸(ほおずき型のみ)

お手玉を作る布は、100均や手芸店で販売されているカットクロスのほか、家で眠っているハギレなども活用できます。中身が透けず、かといって厚すぎない生地を選びましょう。

お手玉の中身には昔からいろいろなものが利用されてきました。小豆が代表的ですが、お米や数珠玉などもお手玉の中身にできます。今は手芸用のペレットが手軽かもしれません。

今回は、自宅にあったささげ(小豆に似た豆)を利用することにしました。こうした自然素材を使う場合は、虫の発生を予防するためにあらかじめ煎るか熱湯に通しておきましょう。

座布団型お手玉の作り方

座布団型お手玉は2種類の布を使って作ると表裏に十字の柄がキレイに出ます。

まずは布をカット。4.5×9cmを2枚ずつ、合計4枚用意します。布端から5mmを縫い代とし、布裏にチャコペンシルで線を描いておきます(緑の線)。長辺は真ん中で折り曲げて縫っていくので、そこにも印を入れておきましょう。

仕上がりをイメージして、表を上に向けた布を4枚、かざぐるまのような形に並べます。

最初に、2枚ずつ上下2組に分けて、同じ番号の辺を3つ続けて順番に縫い合わせていきます。

片方の布をひっくり返して中表に重ね、十字の中心部分から縫い始めていきましょう。

全体を通して、以下に注意して進めます。

  • 縫い代が重なる部分は縫わない。
  • 2mm程度の小さな縫い目にする。
  • 縫い始めや角の部分は半返し縫い、もしくは返し縫いにする。

一辺が縫えたら、長辺を曲げ、もう片方の布に沿わせるようにして続けて縫います。

二つめの辺も縫えたら、今度は違う方の布を曲げて縫い進めます。

三つの辺が縫えたら、このような立体的な形になっているはずです。同じ手順でもう1組も縫いましょう。

次にこの2組を繋ぎ合わせていきます。一旦布を平らに押さえて、屋根のような形にしてください。

片方をくるりと回して向かい合わせ…。

十字のすぐ脇から縫っていきます。

先ほどと同じ要領で三つの辺を縫い合わせると、反対側の十字に行き着くので、ここでひとまず玉止めにします。

あらためて、十字の脇から縫い始め、残る三辺のうち二辺のみを縫い合わせましょう。

あとの一辺が返し口となります。

返し口から布をひっくり返し、豆などを40gほど入れます。紙を丸めてじょうごのようにするとスムーズですよ。

返し口をコの字縫いで縫い止めて完成です。

ほおずき型お手玉の作り方

ほおずき型お手玉も2種類の布を使います。

外側のガクの部分にする布を12×12cmの正方形、実の部分にする布を直径9cmの円形にカットします。

どちらも縫い代は5mmです。正方形の布には、裏にチャコペンシルで線を入れておきましょう。

辺の真ん中の2cmを避け、角をはさんで隣り合う辺(同じ番号)をそれぞれ縫い合わせていく形です。

布を中表にして三角に折り、順番に四カ所縫っていきましょう。

座布団型お手玉と同じく小さな縫い目で進め、縫い始めと縫い終わりには返し縫いをしておきます。

四つの線が縫えたら、このような十字型になっているはずです。

真ん中の開いているところから、布を表に返します。四つの角は針などを使ってキレイに整えましょう。

中に入れる豆は30gほどです。

円形にカットした布は端をぐるりと縫います。縫い目は大きめ(5mmほど)でかまいません。

糸を引っ張って縮め、中に綿を詰め込みます。

更に糸を引いて布をとじ、何カ所か針を通したうえで玉止めにします。

実の縫い代部分をガクの真ん中に差し込み、実とガクに交互に針を通して取り付けましょう。

ガクの四つの角を中央で縫い止めます。

中央に刺繍糸を結び付けて完成です。

まとめ

2種類のお手玉の縫い方をご紹介しました。中身が出ないよう縫い目を小さくしたり、布を折り曲げて縫ったりとやや細かな作業となりますが、必要な布はわずかなので手軽に作れます。

ボールのように弾まないお手玉は、小さな子どもの手にもしっくりとなじみやすく、広いスペースがなくても使える遊び道具です。子どもたちとおじいちゃん、おばあちゃんとのコミュニケーションにも一役買ってくれるかもしれません。

余り布などを利用して、ぜひ作ってみてはいかがでしょうか。

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