千葉グルメを味わう
皆さんパエリアは好きですか?
海の恵みが豊かなスペイン、バレンシア地方発祥のパエリアは、魚介のうまみをギュッとご飯に含ませた料理です。フライパンで調理して豪快にテーブルに出すのがお決まりで、本場スペインでは専用のパエリアパンを使うのが一般的。
もちろん普通のフライパンでも作れますよ。
今回は、千葉の新鮮でおいしい食材を使ってアレンジした、千葉流パエリアの作り方をご紹介します。意外と簡単に作れるので、料理な苦手な方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
そもそもパエリアって何?
スペインのいわば郷土料理であるパエリアは、スペイン内においても地方ごとにさまざまな特色があります。たとえば汁気を残すか残さないかでも地方によって流儀が違いますし、使用する具材やオーブンを使うかどうかでも地域によりやり方が異なります。
決まったルールがあるわけではないので作り方は自由でかまいませんが、パエリアを作る上での最低限のルールとして以下の条件があげられます。
この3つの条件を意識して、おいしいパエリアを作りましょう!
千葉流パエリアの材料
千葉県はさまざまなおいしい魚介や野菜に恵まれていますから、千葉流パエリアには旬の食材を使うのがおすすめです。
今回は以下の材料を使います。
【材料(2~3人分)】
このほか、千葉でさかんに水揚げされているあわびや伊勢海老、はまぐりやホンビノスなどもおすすめです。
また、本場スペインではサフランを使ってご飯をきれいな黄色に着色するのが普通ですが、今回はトマトソースの色がご飯につくので、サフランは使っていません。もちろんお好みでサフランを加えてもOK。サフランを加える場合は10本程度で十分です。
それではさっそく千葉流パエリアを作っていきましょう!
千葉流パエリアの作り方
千葉流パエリアを作る大まかな手順は次の通りです。
①下ごしらえする
②にんにくを炒める
③具材を炒める
④トマト缶を煮詰める
⑤米を煮る
⑥具材を乗せて完成
①下ごしらえする
にんにく、セロリ、パプリカ、イタリアンパセリはみじん切りに。長ネギは3cm程度の食べやすい大きさにカットしましょう。
有頭えびは頭と殻がついたまま、写真のように殻のすきまから爪楊枝などを引っかけるなどして背わたを取り除きます。
また、えびは足やひげ、頭のとげなどが邪魔なので、余分な部分はあらかじめ包丁で落として形を整えておくと食べやすいです。
イカも食べやすい大きさで輪切りにしておきましょう。
②にんにくを炒める
下ごしらえが完了したら、フライパンにオリーブオイルを引いて刻んだにんにくを入れ、弱火で加熱します。にんにくの香りがオイルに移るよう、じっくりと火を通しましょう。
にんにくが焦げないように注意!
③具材を炒める
にんにくの香りが出てきたら、あさり、有頭えび、いか、長ネギ、セロリ、パプリカをフライパンに入れ、塩を振って中火で炒めましょう。
あさりの口がすべて開いたら、えびと一緒にバットにあげておきます。
④トマト缶を煮詰める
フライパンにトマト缶を加えて中火で煮詰めます。写真のように水分が減って濃度の高いソースになったら次の工程に進みましょう。
ソースや具材が焦げないように、木べらなどで混ぜながら煮詰めるのがポイントです。
⑤米を煮る
フライパンに米と水を加えて煮込みます。必要な水の量はフライパンの大きさによって異なるので、適宜調整してください。
最初は米が水をかぶっている状態ですが、やがて米が顔を出してきます。
米が顔を出してきたタイミングで牡蠣とミニトマトを乗せ、弱火に落としてさらに7分ほど煮詰めます。この間、ご飯は決して混ぜないように!
ご飯の周りに小さな穴が開いてふつふつと蒸気が出る状態になったら、千葉流パエリアの完成までもう少しです。
⑥具材を乗せて完成
ご飯を少し食べてみてちょうどいい柔らかさになったら、取り出しておいたえびとあさりを上に乗せ、お好みで刻んだイタリアンパセリとくし切りにしたレモンを乗せて完成です。
あさり、えび、牡蠣、イカと千葉のおいしい魚介のうまみがギュッと凝縮したパエリアは、手軽に作れる上に驚くほどのおいしさ。見た目も華やかなで特別な席の特別な料理にもうってつけです。
ホームパーティなどでぜひ試してみてくださいね。
千葉の食材をおいしく楽しもう!
今回は、千葉の新鮮な魚介と野菜を使って作る「千葉流パエリア」の作り方をご紹介しました。手軽に作れる上にゴージャスなメニューなので、お祝いの席などにおすすめの料理です。
このほか、UNAU MAGAZINEでは千葉の食材をとびっきりおいしく食べるレシピを配信しています。ぜひほかの記事も併せてご覧ください!