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作るのも割るのもワクワク!
お祝いごとにピッタリの手作りくす玉

誕生日や合格・入学祝いにも!くす玉で「本日の主役」を盛り上げよう

くす玉を見たことはあっても、実際に割ったことのある人は意外と少ないのではないでしょうか。

大きなイベントのステージなどでくす玉が登場しても、ひもを引くのは主役の一人か二人。一度は垂れ幕の下で拍手を浴びる側になってみたいと憧れても、そんな機会はなかなか訪れないものですね。

では機会がないなら作ってしまいましょう。コンパクトサイズのくす玉なら、身近なアイテムを利用して手作りすることができますよ。子どもの卒業・入学、受験合格に誕生日のお祝い、おじいちゃんやおばあちゃんの長寿祝いなど、くす玉が活躍するシーンは家庭でもたくさん。

今回は、ご家庭サイズのくす玉の作り方をご紹介しますので、ぜひお祝いの場を盛り上げるのに役立ててくださいね。

くす玉を手作りする際に用意するもの

A:カップ麺の空き容器 同じ種類のもの2個
B:タコ糸(ひも・毛糸) 40cm×3本(1)(2)(3)
C:A4コピー用紙 2枚
D:折り紙
E:ダンボール 少し
F:リボン 好みの長さ
G:両面テープ
H:セロテープ
I:ストロー 2本
J:定規
K:筆記具(マジック・鉛筆)
L:コンパス
M:ハサミ
N:目打ち(キリ)

くす玉本体には、カップ麺の空き容器を利用します。底の浅いものや深すぎるものだと、くす玉っぽくならないので、丸みのあるどんぶり型がおすすめ。

2個を向かい合わせてどんな形になるか確認しておきましょう。中身を食べたあとに、容器を洗って乾かしておいてくださいね。今回はふたの部分が直径15cmほどのカップ麺容器を使用しました。

タコ糸のサイズを記載していますが、容器サイズによって変わってくるので目安程度に考え、臨機応変に調整しましょう。タコ糸を使っている部分はひもや毛糸でもOK。リボンは購入してもよいし、プレゼントなどに付いていたものを再利用してもよいでしょう。

折り紙は本体用にオーソドックスな金色、紙吹雪用に両面折り紙を用意しましたが、これも好みでかまいません。

材料・道具はすべて揃ってなくても大丈夫。サイズをきっちりと測らなくても修正していけるので、気軽に作っていきましょう。

家庭用コンパクトサイズのくす玉の作り方

ご紹介するくす玉は、ハサミや目打ちが問題なく扱える年齢なら子どもでもチャレンジ可能な工作です。

もちろん「本日の主役」以外の子どもと打ち合わせて、こっそり準備してくださいね。

1.くす玉本体を作成する

カップ麺の空き容器の底がへこんでいるタイプの場合、へこみ部分のサイズに合わせてダンボールを切り、取り付けておきます。

円の中心に目打ちなどで穴を開けておき、両面テープで貼り合わせたら、同じ位置で容器にも穴を開けておきましょう。

くす玉本体を金色の折り紙で装飾します。

①折り紙を容器の側面に合わせてみて、やや余裕をもたせた高さ(写真では10~10.5cm)でカットします。
②縦半分に折りたたんだあと、更にもう1回折りますが、2回目は斜めにするのがポイント。
③折り紙を一度開いて、裏側に両面テープを並べて貼ります。
④付けておいた折り目に沿って折り紙をカットしましょう。

⑤両面テープの剥離紙を剥がして、折り紙を容器に貼り付けていきます。細い側を容器の底、太い側を容器のふちに向けます。前の折り紙に少し重ねるように並べて貼るのがコツです。
⑥折り紙の太い側の端は、容器の内側に折り込んでおきましょう。
⑦空き容器を2つとも同様に、折り紙で飾ります。
⑧容器の底よりやや小さい円を折り紙に描き、両面テープを貼ったうえでカット。底に貼り付けると、本体パーツができあがります。

2.くす玉が開く仕掛けを作る

2つの容器を向かい合わせて、一カ所をセロテープでとめ、連結させます。

一旦容器を開いて、内側からも同じ場所にセロテープを貼っておきましょう。

①ダンボールの中心に開けておいた穴と同じ位置で、折り紙にも穴を開けます(赤い丸)。穴同士を結んだ直線上で、底の端となる位置(緑の丸)にも穴を開けてください。
②底の中心の穴にタコ糸(1)を通し、容器の内側で一結びし、抜けないようにします。
③タコ糸が短すぎるとくす玉がうまく開かないので、一旦タコ糸の真ん中を持ち上げてみましょう。
④くす玉がすっと開けば大丈夫です!

タコ糸の真ん中には、吊るすためのタコ糸(2)も結び付けておきます。

3.くす玉の中身を準備する

次に、くす玉が開いたときに下がる垂れ幕や紙吹雪、リボンなどを準備していきます。

垂れ幕用としてコピー用紙を縦長に切り、縦に2枚セロテープでつなげます。写真では幅を12cmにしていますが、くす玉の大きさに合わせてくださいね。その幅に合わせて、ストローもカットします。

セロテープや両面テープを使い、用紙の端を巻き付けるようにしてストローを取り付けましょう。垂れ幕の上側は一巻き程度、垂れ幕の下側は数回しっかりと巻き付けます。

下側のストローには、内部にも余った紙をくるくる巻いて詰め込んでおきます。垂れ幕は一旦くす玉本体に収めておくので用紙にクセが付きやすく、少し重みを付けておいた方がすんなり下がるためです。

垂れ幕にはお祝いの言葉を記したり飾り付けをしたり、好きなように仕上げてくださいね。飾り付けは折り紙を使うほか、シールやはんこ、マスキングテープなどを利用すると簡単です。

垂れ幕上側のストローにタコ糸(3)をくぐらせたら、その両側を容器の底の端に開けておいた穴に内側から通します。

垂れ幕の位置を確認して、ちょうどよい高さに合わせ、タコ糸をそれぞれ一結びします。余った糸はカットしておきましょう。くす玉表面に出るタコ糸が気になるのなら、余っている金色折り紙を両面テープで貼ってカバーします。

飾りとして、垂れ幕の両側にリボンを結び付けます。

折り紙を小さな四角形に切って、紙吹雪に。

金色折り紙は裏側が白なので、両面テープで貼り合わせたうえでカットしています。

4.くす玉の完成形に仕上げる

いよいよ、くす玉の完成形に仕上げていきます。

まずは引き紐。リボンの上側を結んで輪にしておきます。下の方はリボン結びで飾ってみました。

くす玉本体を閉じ、かつ引き紐を取り付けるためのパーツを作ります。

金色の折り紙を蝶のような形にカット。羽の部分に両面テープを貼ります。そのうえで、両側の角を小さく切り落としておきましょう(赤い線)。

容器の中に、丸めた垂れ幕とリボン、紙吹雪を入れ、閉じていきます。先ほど作ったパーツを片側に貼り、引き紐であるリボンの輪を通したうえで、もう片側にも貼り付けます。

垂れ幕の字が書いてあるのはパーツの角を切り落とした方と覚えておくと、くす玉を吊り下げる際も向きに迷いません。

これで完成!リボンを引いた力でパーツの真ん中がちぎれて、くす玉が割れるという仕組みです。

あとは、本日の主役の登場を待つばかりですね。

くす玉が割れた瞬間は、拍手やクラッカーで盛り上げてください!

まとめ

家庭のお祝いごとに使いやすい、コンパクトサイズのくす玉の作り方をご紹介しました。

捨てるものや家庭にあるものを利用できるので、あらためて揃える材料や道具はそれほど多くありません。作業も難しくないため、子どもに分担してもらってもよいでしょう。

くす玉を割る本人のびっくりする顔や笑顔を想像すると、作る過程でもワクワクすること間違いなし。ここぞというときに、ぜひ作ってみてくださいね。

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