お家で遊ぼう!

バンダナ1枚で作れる袋3選
子どものお弁当袋やエコバッグにも!

縫うのはまっすぐのみ!あっという間に完成する手作り袋

バンダナはファッションのアクセントにもなる特徴的な柄が魅力。日頃からお気に入りを使っているという方も多いのではないでしょうか。

そんなバンダナに少し手を加えるだけで、コンパクトで持ち運びやすい袋に変身させることができます。

今回手作りの方法をご紹介するのは、巾着・あずま袋・トートバッグの3種類。どれもとても簡単で、子どものお弁当袋や外出用のバッグが急遽必要になったときもスピーディーに仕上げられますよ。

裁縫やミシンを習い始めているのなら、子ども自身が作成にチャレンジすることも可能です。お好みのタイプを選んで、ぜひ手作りしてみてくださいね。

バンダナをハンドメイドに利用するメリット

小さな袋を手作りするのに、バンダナは利便性のよいアイテムです。もちろん手芸店で生地やカットクロスを買って作ることもできますが、バンダナを利用すると以下のようなメリットがあります。

  • 布端の処理の手間が省ける
  • 手に持つのにちょうどよいサイズ感
  • おしゃれなデザインを生かしやすい
  • 100均などで手軽に入手できる
  • 多くは扱いやすい綿素材

バンダナはおおむね50cm四方と一般的なハンカチよりもやや大判で、袋の形に作り上げても小さくなりすぎません。むやみにカットする必要がないので、既に縫われている布端をわざわざ処理することもないし、元のデザインもうまく生かすことができます。

ちなみにバンダナという名前は、インドのヒンドゥー語に由来するものだそう。代表的な柄であるペイズリーも、インドからスコットランドに渡って愛され、そこから世界へと広まっていったようです。

歴史的に世界各地で愛用されてきたバンダナ。今では、近所の100均などに並んでいる中から手軽に購入できるのもメリットですね。

袋の手作りを始める前に準備するもの

今回ご紹介する3種類の袋はすべて、バンダナ1枚から作成します。ほかには、以下のようなものを準備しましょう。

A:バンダナ 1枚
B:糸(バンダナの色に合うもの)
C:ひも(巾着袋のみ) 1m×2本
D:仮止めクリップ(もしくはマチ針)
E:ハサミ
F:ひも通し(巾着袋のみ)

バンダナは好みの色柄でよいのですが、完成形を決めてから選ぶのがおすすめ。

今回作る巾着袋は構造上、色柄が裏にもはっきりと出るものがよいでしょう。あずま袋はバイカラーのバンダナだと仕上がりに変化を付けられて、おしゃれです。

全体を通しても縫うところはそれほど多くないので、ミシンを使っても手縫いでもOKです。手縫いの場合は、針も用意します。

巾着袋を作る場合のみ、袋を絞るためのひもとひも通しが必要です。折り目をしっかり付けたい場合はアイロンを使ってくださいね。

お弁当におすすめ!バンダナ巾着袋

バンダナは毎日のお弁当を包むのにほどよい大きさですが、慌ただしい朝には結ぶのを面倒に感じることも…。巾着袋を作っておけば、わずらわしいひと手間を省けます。

巾着袋の作り方

①バンダナを折る

まずバンダナを四つ折りにして、中心の目安にします(緑の点線)。

一旦開き、それぞれの角を中心に向けて折りたたみます。今回は緑の線からそれぞれ2cmほどの間隔を開けていますが、このサイズはお好みでかまいません。

②バンダナを縫う

折り目から2cm内側をまっすぐに縫います(黄色の線)。始めと終わりに返し縫いをしておきましょう。4カ所とも同様にします。もしくは緑色の線の部分をつなげて縫ってもかまいません。

③ひもを通す

縫ったところが筒状になっているので、そこにひもを通します。ぐるりと一周させて同じところに戻ってきたら端同士を結びましょう。

もう1本のひもをちょうど反対の位置から通し、一回りさせて結びます。

2つの結び目を引っ張ることで、巾着袋として使えます。バンダナの角が花びらのようになって華やか。

カバンに入れる都合などで花びらを出したくない場合は、裏表をひっくり返して使うとスッキリします。

和モダンスタイル!バンダナあずま袋

あずま袋はその昔、江戸(吾妻・東)の人々が便利な西洋のカバンに似せ、風呂敷や手ぬぐいで工夫して作ったのが始まり。巾着袋と同じく、手早くものを包めます。

あずま袋の作り方

①バンダナをカットする

バンダナを2つの三角形に分けるように、対角線上でカットします。バイカラーのバンダナだと、ちょうど色が分かれる部分ですね。

②バンダナを折る

2枚の三角形をそれぞれ半分にたたんで、折り目を付けておきましょう。

③バンダナを縫う

三角形の長辺が揃うように、2枚を半分だけ重ねます。片側の角が折り目(緑色の線)の端にくるように位置を合わせます(矢印)。

仮止めクリップを使い、重なったところの布端を縫っていきましょう(赤色の線)。

縫えたら、折り目をつけておいたところで2枚の三角形をもう一度たたみます。

重なったところの布端を、同じように縫います(赤色の線)。このときバンダナは輪状になるので、反対側の布を縫い込まないように注意が必要です。

底になる部分は袋縫いにしていきましょう。まずバンダナを外表にした状態で、4枚重ねたまま端から5mmの位置を縫います。

ひっくり返して中表にしたら、今度は端から1cmの位置を縫って、完成です。布端は隠れてしまうので、袋の内側もすっきりと仕上がりますよ。

使うときは2つの角を結びましょう。

かわいいエコバッグに!バンダナトートバッグ

両端に持ち手の付いたレジ袋型のトートバッグです。マチがないので折りたためば小さくなり、子どもがちょっとしたおやつなどを買いに行く際のエコバッグとしてもおすすめ。

トートバッグの作り方

①バンダナをカットする

半分にたたんだバンダナを、両端から4分の1くらいの位置でカットします。今回は縫い代分だけ1.5cmほど外側を切りました。

②バンダナを折る

持ち手となる両端の細長い2枚は、写真のように三つ折りにします。まずカットした側を折り、反対側の布端を折り目に重ねましょう。持ち手は好みの幅に調整してかまいません。

③バンダナを縫う

三つ折りにした持ち手の端を縫います。

次に本体を一旦開いて持ち手を裏側に取り付けます。本体はあとで縫って袋状にするので、持ち手を取り付けるのは端から1.5cmほど内側です。

4カ所とも縫えたら、今度はいよいよ本体。本体の両端はあずま袋の底と同じく、袋縫いにします。まず外表にしたまま端から5mmのところを縫いましょう。

裏返したら今度は端から1cmの位置で縫います。両側とも縫えたらできあがり。

まとめ

身近にあるバンダナを小さな袋に変える手作り方法をご紹介しました。3つともシンプルな構造でありながら、できあがりの印象はそれぞれ異なります。

どれもひたすらまっすぐ縫うだけで完成するので、「裁縫をやってみたい」「何か自分のものを作りたい」と興味を抱き始めた子どものチャレンジにもおすすめ。

ママパパや子ども自身が作った袋を手にすれば、お弁当や買い物の時間がいつもより楽しくなるかもしれません!

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