千葉グルメを味わう

おいしい卵で格別料理
卵黄の味噌漬けレシピ

卵のうま味をギュッと濃縮!ほかにはない味わいと食感

養鶏が盛んな千葉県では、いつでも手軽においしい卵が食べられるのがうれしいですね。

おいしい卵を使えば、どんな卵料理もワンランク上の仕上がりになるから不思議。卵かけごはんや目玉焼き、スクランブルエッグなどの朝食の定番メニューから、オムレツやオムライス、キッシュなどの洋食メニューまで、卵料理にはぜひとも新鮮でおいしい卵を使いたいものです。

今回ご紹介するのは、卵料理の中でもとりわけ卵のおいしさを堪能できる「卵黄の味噌漬け」です。

卵のおいしさをギュッと濃縮したような濃厚な味わいが特徴で、お酒のおつまみとして楽しめるのはもちろん、すりおろしてふりかけのようにご飯や肉料理にかけるなど、幅広い用途で楽しめるのが特徴です。

作り方の手順を詳しくご紹介するので、ぜひ千葉県産のおいしい卵を使ってトライしてみてくださいね。きっと卵料理のイメージが覆りますよ!

卵黄の味噌漬けはどんな料理?

卵黄の味噌漬けは、文字通り卵から黄身だけを取り出して味噌に漬けた料理です。

卵黄本来の濃厚な味わいとうま味に味噌の塩味と風味が加わり、唯一無二の味、食感、香りを楽しめるのが特徴です。

また、味噌にあらかじめ和風出汁を加えておくことで、まるでイクラのように奥深い味わいになります。

日本酒やワインと一緒に楽しんでもいいですが、卵黄の味噌漬けをすりおろして卵かけご飯に振りかけたり、パルミジャーノ・レッジャーノなどと一緒に肉料理や魚料理に振りかけたりすると、格別のおいしさを楽しめますよ。

それではさっそく、卵黄の味噌漬けを作っていきましょう。

卵黄の味噌漬けの作り方

まずは卵黄の味噌漬けに使う材料からご紹介します。

材料

使用する材料は以下の通りです。

  • 卵…お好みの数
  • 味噌…200~300g程度
  • 水…200ml
  • 煮干し…20~30g
  • 昆布…1片
  • 薄口醤油…小さじ1

卵1つにつき、卵黄の味噌漬けを1つ作れます。使用する卵の量はお好みで調整してください。今回は8個の卵を使います。

卵黄がやぶけてしまうと味噌漬けが作れないので、卵を割るのに失敗した場合を想定し、作りたい数より1~2個ほど多く用意しておくのがいいでしょう。使用する卵の量に応じ、味噌の量も調整してくださいね。

なお、使用するのは殻が白い卵でも茶色い卵でもどちらでもかまいません。せっかくですから、お気に入りの新鮮卵を使いましょう。

出汁をとる

まずは出汁をとります。鍋に水を入れ、昆布と煮干しを入れて弱火でじっくり出汁をとりましょう。すっきりとした出汁をとりたい場合は、煮干しの頭と内臓を取り除いて使うと〇。

また、煮干しがない場合は鰹節を使っても構いません。

火は常に弱火にするのがポイント。沸かしてしまうとせっかくの出汁の香りが飛んでしまうので注意してくださいね。

途中であくが出てきたらていねいに取り除き、弱火のまま15分ほど煮たら昆布を取り出し、さらに5分ほど煮詰めましょう。出汁が50~100ml程度の量にまで煮詰まったら、最後に煮干しを取り除いて和風出汁の完成です。

出汁と味噌を合わせる

味噌と出汁を合わせてよく練りましょう。このとき、薄口醤油を小さじ1ほど加えるといい塩梅です。薄口醤油がない場合は加えなくてもOK。味を見ながらお好みで調整してみてください。

味噌の上に卵黄を乗せる

出汁と味噌をよく練り混ぜたら、バットなどに味噌を薄く敷き、卵黄を乗せる部分に小さなくぼみを作ります。くぼみ一つひとつに合わせて厚手のキッチンタオルなどを敷き、その上に卵黄を置きましょう。

こうすると味噌の塩気が急激に卵黄に入って塩辛くなるのを防ぐだけでなく、卵黄から出た水分をペーパーが吸収して、卵黄の形が崩れるのを防いでくれます。

卵黄の上にペーパーをかぶせる

すべての卵黄を配置したら、次は卵黄の上にキッチンペーパーを敷きましょう。味噌が直接卵黄に触れるのを防ぐためです。また、このようにペーパーをかぶせておくことで、あとで卵黄を簡単に取り出すことができます。

味噌をかぶせる

卵黄にペーパーをかぶせたら、その上からさらに味噌をかぶせて仕込み完了です。卵黄は柔らかくやぶけやすいので、ていねいに作業してくださいね。

卵黄に味噌をかぶせたらラップをして冷蔵庫で3日ほど寝かせます。

卵黄を取り出す

冷蔵庫に入れて3日ほど経過したら、卵黄の上にかぶせたペーパーをゆっくり優しく取り除きましょう。すると、味噌に漬かった卵黄が顔を出します。

卵黄から余計な水分が抜け、周辺の味噌が水っぽくなっているのがわかるはずです。卵黄をやぶかないよう、スプーンなどを使ってていねいに取り出しましょう。

⑦卵黄を乾かす

取り出した卵黄はきれいなバットなどに移し、さらに冷蔵庫で1~2日ほど乾かします。このときラップはしません。卵黄を冷蔵庫の冷風に直接あてて乾かしましょう。

卵黄を手にとって崩れないくらいまで乾いたら、卵黄の味噌漬けの完成です。

卵黄の味噌漬けの食べ方

卵黄の味噌漬けは、お酒のおともにそのまま食べてもおいしいですが、おすすめなのは卵料理にすりおろして振りかける方法です。

卵かけご飯はもちろん、オムレツやオムライス、目玉焼きトーストなどにたっぷりかけると、卵の濃厚さが強化されて格別な味わいになります。

そのほかステーキや白身魚のムニエル、バターソテーなどにチーズと一緒に振りかけたり、お茶漬けにかけたりしてもおいしいですよ。

さまざまな食べ方を楽しめるので、ぜひお好みでいろいろとアレンジしてみてください。

卵黄の味噌漬けで食卓を豊かに

今回は、おいしい卵を使えば使うほど格別な味わいを楽しめる「卵黄の味噌漬け」の作り方をご紹介しました。

養鶏が盛んな千葉県ならではの味わいを楽しめるかと思います。

ぜひともお気に入りの卵を使って、最高の味噌漬けを作ってくださいね。

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