お家で遊ぼう!
みなさんは、ルービックキューブで遊んだことがありますか?
いまや世界規模の競技として世界選手権大会が開催されるほど、老若男女を問わず多くの人に愛され親しまれているルービックキューブ。
実はルービックキューブは、子どもの発育に寄与する優秀な知育玩具というのをご存知でしょうか?
今回は、小さなお子さんがいるご家庭向けに、ルービックキューブが子どもの発育に与えるメリットや、ルービックキューブの魅力をご紹介します。
ルービックキューブは超優秀な知育玩具
2020年4月から、全国の小学校でプログラミングが必修科目になりました。
今では教育現場にパソコンやタブレットなどIT技術が採用されるのが珍しくありません。コンピューターやインターネット技術の発展に伴い、パソコンやモバイル端末、アプリケーションの使い方や操作方法を覚えるのも子どもたちにとって大切な課題になりました。
さて、プログラミング学習は、こうした技術を理解し有効活用するのに役立つ知識です。しかし、プログラミングを扱うには、物事を順序だてて論理的に考える力が必要です。
そしてなんと、ルービックキューブにはプログラミングやコンピューターを理解するための「論理的思考」を高める効果があることがわかったのです。
2020年2月に実施された「ルービックキューブ学習による脳活動への影響・創造性テスト成績の変化に関する調査」では、ルービックキューブを解くことで「頭の良さ」をつかさどる前頭前野が活性化され、被験者である小学生たちの応用力、思考の早さ、思考の深さなどの論理的思考力が向上することがわかりました。
ルービックキューブは頭を使って解くパズルゲームですから、物事を理路整然と論理立てて考える力が鍛えられるのは想像に難くないですよね。
この調査結果からわかるように、ルービックキューブは子どもの発育に効果的なだけでなく、大人の頭の体操にもうってつけです。
ルービックキューブの遊び方
ルービックキューブは、1974年にハンガリーの建築学者であるエルノー・ルービック氏によって開発されたパズルゲームです。もともとは学生たちに三次元幾何学を学んでもらうための教材だったそうです。
1980年代に世界的な大ヒットをへて、日本をはじめ世界中で人気を博しました。
ルービックキューブは、手先を使ってそれぞれのキューブを回転させ、全6面のすべての面を同じ色で揃えるのが目的です。平面のパズルと異なり立体的なパズルですから、ルービックキューブの色をそろえるには、集中力や空間認識能力、記憶力などが求められます。
遊び方はさまざまで、最初は一面だけの色を揃える比較的簡単なルールから始めるのがいいでしょう。慣れてきたら徐々にステップアップし、最終的に全面を揃えられるようになったらあなたもついにルービックキューブマスターです。
たとえ色を揃えられなくても、集中して考えながら手先を動かすだけで脳の体操になります。
ルービックキュービは何歳から遊べる?
ルービックキューブの対象年齢は8歳以上ですが、簡単なものだと5歳ころから使い始めることもできます。
筆者の家庭では、7歳の息子がルービックキューブに夢中になっています。まだまだ一面しか揃えられませんが、もちろん最初は一面すら揃えることもできませんでした。
最近は一面を揃える早さを追求しているようで、器用にルービックキューブを回転させ、ものの数秒で一面を揃えてしまいます。
ただし、ルービックキューブは小さな部品を含む玩具ですので、赤ちゃんなど小さなお子さんに遊ばせるにはあまり適していません。
ルービックキューブを本来の目的に沿って扱えるようになるのは、一般的に5歳くらいの子が多いようです。
さまざまなタイプのルービックキューブ
ルービックキューブのもっともオーソドックスなタイプは、一面が3×3の四角形タイプです。
しかし、ルービックキューブはこのほかにもさまざまなタイプがあります。
たとえば2×2面の比較的簡単なタイプや、4×4や5×5面の少し難しいタイプ。さらには四角形でなく三角形のものや多面タイプ、幾何学的な形のブロックを揃えるタイプなどです。
最初はオーソドックスなタイプや簡単なものからトライし、各面の色をそろえられるようになってきたら多面タイプなど難しいタイプに挑戦するのがいいでしょう。
ルービックキューブで論理的思考を鍛えよう!
子どもの論理的思考力を高めるルービックキューブは、大人の脳の体操にも効果的です。楽しいだけでなく脳機能の向上にも寄与するとなれば、遊ばない手はありません。
本記事では、知育玩具としてのルービックキューブの効果や魅力をご紹介しました。
小さなお子さんを持つパパさんやママさんはぜひ本記事を参考に、お子さんの健やかな発育にルービックキューブをご活用ください。