お家で遊ぼう!
「毎日のお弁当作り、おかず選びに困っている」
「家計に優しくておいしいおかずが知りたい」
「作り置きできるお弁当用のかずはないかな」
お子さんなど家族のお弁当作りに、毎日頭を悩ませている方も多いでしょう。お弁当作りにぜひとも活用したいのが、豚のこま切れ肉です。
養豚がさかんな千葉県では良質の豚肉が流通しており、高品質なのにお手頃価格なお肉を買いやすいのがメリットです。豚肉の中でもとりわけこま切れは、価格が安い上に用途の幅が広く、大量に購入して冷凍保存もしておけるのでおすすめ。お弁当作りの心強いアイテムとして重宝しますよ。
さて、今回ご紹介するのは、豚のこま切れを使った3種類のお弁当レシピです。
それぞれ作り置きもでき、食卓のおかずとしてもおいしくいただけるレシピなので、ぜひお試しください。
そもそもこま切れって何のお肉?
皆さんは、こま切れ肉がどの部位の肉なのかご存知ですか?
切り落としと見た目も似ているため、どっちがどっちなのかよく見分けがつかないという方も多いのではないでしょうか。
実はこま切れ肉は、さまざまな部位の切れ端を寄せ集めたものです。値段が安いのも、不特定の部位を混ぜたものだから。
一方切り落としは、特定の部位の切れ端の寄せ集めです。たとえば「バラ切り落とし」「もも切り落とし」といった具合に、ある特定の部位だけが集められており、こま切れ肉よりお値段もやや高め。
また、お店によってそれぞれの厚みや長さなどが異なる点も留意しておきたいところです。お肉をどのように処理するか、どんな機械を使って処理するかなど、お店の方針や環境により処理方法が異なるのが理由です。
豚こまお弁当レシピ3選
それでは当マガジンおすすめの豚こまお弁当レシピを3種類ご紹介します。
豚こまスティック
豚こまスティックは、こま切れ肉とチーズをほうれん草で包んで棒状にし、衣をつけて揚げた料理です。
かむとほうれん草のうま味とチーズのうま味がジュワッと口の中に広がり、冷めてもおいしいのが特徴。
ご飯との相性が抜群にいいので、人気のお弁当メニューになること間違いなしですよ。
<材料(3本分)>
<作り方>
①ほうれん草を洗う
ほうれん草は根っこの部分に土が溜まりやすいので、写真のように切り落とし、根付近についている汚れを流水でしっかりと洗い落としましょう。
②ほうれん草を茹でる
鍋にたっぷりの水を沸かし、ほうれん草をさっと茹でます。茹で時間は10秒ほどです。ほうれん草を茹でたら鍋から引き揚げ、キッチンペーパーなどで水気を拭いたら、写真のように葉と茎を切り分けます。
③ほうれん草に具を並べる
ほうれん草の葉が少し重なり合うように広げて並べたら、中央よりやや下にこま切れを細く並べ、ほうれん草の茎とチーズも一緒に並べます。スティック1本につき1gの塩と1gの黒こしょうを振りましょう。
④ほうれん草で具を包む
ほうれん草を下からくるくる巻くようにして、棒状に具を巻きます。ほうれん草の葉が破れやすいので、優しくていねいに作業しましょう。
⑤衣をつける
バットに薄力粉、溶き卵、パン粉をそれぞれ用意し、スティックに衣をつけます。最初に薄力粉をスティック全体につけ、次に溶き卵をくぐらせ、最後にパン粉の順番です。
⑥揚げる
鍋底から7mmほどの高さまで揚げ油(サラダ油や米油、ごま油など)を注いで、スティックを揚げ焼きにします。170℃程度の温度で揚げ焼きにするのが理想的です。
⑦完成
全体においしそうな焼き色がついたら完成です。包丁で一口サイズにカットしてお弁当に使いましょう。
レモン果汁をかけたり、ソースやマヨネーズをかけたりしてもおいしいですよ。
豚こまの梅だれ大葉巻き
豚肉をさっぱり食べたいときにおすすめのレシピです。大葉と梅の香りと豚肉のジューシーさが抜群です。
<材料(2個分)>
<作り方>
①材料を並べる
大葉4枚が並ぶ程度にこま切れを広げて並べて塩を振り、その上に大葉を並べます。大葉はあらかじめ洗い、水気を拭いてから茎を切り取っておきましょう。
②肉で大葉を包む
大葉を巻き込みながら、端から肉をくるくると巻いていき、最後に写真のように爪楊枝で止めます。こうすることで、火を通しても形が崩れにくくなります。
③蒸し焼きにする
フライパンにサラダ油(分量外)を引き、弱火で温めます。その上に②を置き、フタをして5分ほど蒸し焼きにしましょう。その間に梅を包丁で細かく叩いて梅だれを作っておきます。
④反対も焼いて完成
弱火で5分が経過したら肉をひっくり返し、フタをして反対側も蒸し焼きにします。反対側を2~3分焼いたら完成です。
冷めたら7mm程度の幅でカットして梅だれをかけ、お弁当のおかずに使いましょう。
簡単肉じゃが
具材を鍋に入れて煮るだけでおいしく仕上がる、超簡単な肉じゃがです。
<材料(3人分)>
<作り方>
①じゃがいもは大きめの乱切りに、こま切れとしらたきは食べやすい大きさにカットします。
②鍋に肉以外のすべての材料を入れ、フタをして20分ほど火にかけます。
③じゃがいもに串がスッと通るくらい柔らかくなったら最後に肉を加え、肉に火が通ったら完成です。最後に小ねぎを散らしたり、飾り切りにした茹でにんじんなどを添えたりすると見栄えしますよ。
こま切れ肉を賢く使おう!
家計に優しい豚こま切れ肉は、使い方次第でさまざまな料理に変身します。こま切れ肉を賢く使い、お弁当のおかずを上手にやりくりしましょう!