お家で遊ぼう!

ゼリーみたいなぷるぷる石けんを手作り
魅惑の感触で子どもの手洗いを習慣に!

かわいくて触り心地もいい石けん!手洗いがお楽しみタイムに

ぷるぷる石けんは、まるでおやつのゼリーのような見た目と、柔らかく弾力性のある質感が特徴です。市販のジェリータイプ石けんは美容に関心の高い女性に人気ですが、つるつるぷるんとした触り心地で気分を上げてくれる石けんは、子どもにとっても魅力的。

そこで今回は、ぷるぷる石けんの家庭での手軽な作り方をご紹介します。感染対策が気になる昨今、子どもが進んで洗面所に向かいたくなる石けんがあれば、手洗いの大切さの認識や習慣づけにも役立てられるかもしれません。

基本的な手の洗い方とあわせて、ぜひ参考にしてくださいね。

ぷるぷる石けんを手作りするのに必要なもの

ぷるぷる石けんを手作りするには、以下のようなものを準備します。普段からお菓子作りをしている家庭なら、常備しているものも多いのではないでしょうか。

A:粉ゼラチン…5g
B:食用色素…適量
C:水…160mL
D:ハンドソープ…40mL
E:計量カップ
F:耐熱容器
G:紙コップ
H:型になるもの(シリコン製のお菓子型など)
I:割りばし
J:スプーン

家庭で2、3日中に使い切る予定なら、水は水道水でかまいませんが、気になる方はドラッグストアなどで入手できる精製水をご利用ください。水は一旦沸騰させるので、上記とは別にやかんや湯沸かしポットなどが必要です。

作り方自体は簡単なので、子どもと一緒に作成を楽しむこともできますが、熱いお湯の扱いにはくれぐれも注意してくださいね。

透明感のある仕上がりにしたい場合は、色のついていないハンドソープを使って作ります。食用色素は作りたい石けんの色を考えて、必要な種類を揃えましょう。

型はお菓子用の小さなものが使用できます。シリコン製だと扱いやすく、完成した石けんが取り出しやすいのでおすすめです。型がなければ紙コップなどでも代用できますよ。

それでは、いよいよぷるぷる石けんを作っていきましょう。

ぷるぷる石けんの家庭での作り方

1.やかんや湯沸かしポットで水を沸騰させ、160mLを量って耐熱容器に入れます。

2.少し冷めたところ(60~80℃程度)に粉ゼラチンを振り入れて、手早くかき混ぜます。

沸騰したばかりの湯だとゼラチンのタンパク質が変質し、冷やしても固まりにくいことがあるので注意が必要です。逆にお湯が冷めすぎるとゼラチンが溶け切らないことがあります。

3.ゼラチンが溶けたら、次にハンドソープを注ぎ入れます。なるべく泡立たないように、静かにかき混ぜるのがポイントです。

4.複数の色を作りたい場合は、紙コップなどに食用色素を入れて準備しましょう。食用色素はわずかな量で色がつくので、仕上がりを美しくするにはほんの少しだけ使うのがコツです。

5.食用色素を入れておいた紙コップに液体を分けて加え、かき混ぜます。1色のみを作るのであれば、元の容器の方に食用色素を入れてかまいません。

6.色のついた液体をシリコン製の型に注ぎます。食用色素は赤・青・黄の3色を使用しましたが、赤+青=紫、青+黄=緑、赤+黄=橙などと混ぜてみました。

持ち運びやすい容器に入れて、冷蔵庫にIN!そのまま1~2時間ほど冷やします。ぷるぷる石けんが十分に固まったら完成です!

シリコン製の容器なら柔らかいので、石けんの側面にすき間を作りやすいのがメリット。型から外しにくいときは、ぬるま湯に少し浸けておくと取り出しやすくなります。紙コップならハサミで切ればOKです。

完成したぷるぷる石けんの保存の仕方

できあがったぷるぷる石けんは、2、3日のうちに使い切るようにしましょう。使用前のぷるぷる石けんは型に入れたまま、ふたのできる容器にまとめ冷蔵庫で保存しておきます。

ゼラチンは20℃以下でしっかり固まりますが、逆にこの温度を超えると形が崩れやすくなり扱いにくくなるため、室温で保存するには不向きです。

また、色合いにもよりますが、ぷるぷる石けんは食べるゼリーと見た目がよく似ています。作成作業を一緒にしなかった家族にも必ず伝えておき、万が一にも間違って口にすることのないよう容器には大きな字で「せっけん」と書いておきましょう。

ぷるぷる石けんを自分好みにアレンジ!

ゼラチンを使用して作るぷるぷる石けんは、温度管理さえしっかりすれば、色づけや加工がしやすいのが特徴。アイデア次第で自分好みの石けんにアレンジすることができますよ。

上の写真は、一旦青や紫で固めたぷるぷる石けんを小さく割り、色をつけない透明な石けん液に埋め込んだもの。透明な石けん液が温かいと色つき石けんが溶けてきてしまうので、ある程度冷えてから作業するときれいなグラデーションが出ます。

グラデーションをつけたぷるぷる石けんをカッターで切り分けると、宝石石けん風に!

今回は透明なハンドソープのみを使用しましたが、乳白色のハンドソープを使うとまた違った雰囲気に作れます。子どもの好きなキャラクターの型を使用してもいいかもしれませんね。

ぷるぷる石けんを使って「しっかり手洗い」を習慣に!

日頃の手洗いを簡単に済ませがちな子どもがぷるぷる石けんを「作ってみたい」「使ってみたい」という様子を見せたら、しっかり手洗いを習慣づけるチャンス!

基本的な手洗いの手順を覚えてもらいましょう。

  1. 流水で手を濡らし、石けんを泡立てて両手の平をこすり合わせます。
  2. 手を重ね、下側の手の甲をこすって洗います。反対側も同様に。
  3. 指の先や爪の周りを一本一本丁寧にこすりましょう。
  4. 指のあいだに反対側の指を差し入れて洗います。
  5. 親指を反対側の手で握り、回しながらこすります。
  6. 最後に両方の手首を洗い、全体を流水ですすいで終わりです。

まとめ

ぷるぷる石けんの家庭での作り方をご紹介しました。お湯の温度や誤食には十分注意を払いながら、ぜひ作成にチャレンジしてみてください。

自分好みに作ったかわいらしい見た目と、手に吸いつくような柔らかな感触に、子どもの手洗いが楽しい時間に変わるかもしれません。これを機会に、正しい手の洗い方も覚えてもらえるといいですね。

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