千葉グルメを味わう

茹で落花生を使ったエスニック料理
おいしいレシピ3選

食欲を刺激する香りとうま味!夕食のメインにもなる落花生レシピ

10月中旬から11月にかけて旬を迎える「茹で落花生」。

おいしい生落花生が市場に出回るこの時期を、毎年心待ちにしている方も多いのではないでしょうか。

落花生が名物の千葉県ではおいしい茹で落花生を手軽に食べられますが、実は関東界隈でも新鮮な落花生で作った茹で落花生を食べられる地域は意外と限られています。おいしい茹で落花生の楽しみは、まさに千葉県民の特権といえるでしょう。

でも、そんな茹で落花生も、たくさん食べるとどうしても飽きてしまうのが人間の性。そこで今回は、茹で落花生を有効活用して作るおいしいエスニック料理のレシピをご紹介します。

茹で落花生を料理で生かすには

茹で落花生の魅力は、なんといっても落花生の豊かな香りとうま味、甘みでしょう。品種により大きさなどの形状、食味が多少異なりますが、新鮮な茹で落花生はそのまま食べても十分においしいので、料理にももちろんそのまま使うことができます。

問題は、鮮度が落ちて香りや味も落ちてしまった茹で落花生や、冷凍して食味が落ちてしまった茹で落花生などです。

「ご近所さんや親戚などからたくさんの茹で落花生をいただいたけど、うちじゃとても消費しきれない。でも冷蔵庫に何日も保存しておいたり冷凍したりするのは、味が落ちるからどうしても気が引ける……」

もしこのような悩みを抱えても、料理に転用するアイデアがあれば気兼ねなく冷凍保存することができます。ぜひ本記事を参考に、茹で落花生を賢く有効活用してくださいね。

タイ風ゴーヤチャンプルー

材料(2~3人分)

  • 豚小間切れ肉…150g
  • ゴーヤ…1/2個
  • 茹で落花生…20g
  • 卵…1個
  • 木綿豆腐…1/2丁
  • サラダ油…大さじ1
  • 塩…2g
  • ナンプラー…小さじ2
  • オイスターソース…小さじ1
  • レモン…1/2個

作り方

  1. ゴーヤはヘタを落とし、縦半分に切ってワタと種を取り除いたあと、薄切りに。豚肉は食べやすいサイズに切っておく。豆腐は水切りをし、卵は溶いておく。
  2. フライパンを温めたらサラダ油を引き、溶き卵を流し込んでスクランブルエッグを作る。作ったスクランブルエッグは皿に移して置いておく。
  3. フライパンに豚肉を入れて、全体に火が通るまで炒める。豚肉に火が通ったらゴーヤを加えて塩を振り軽く炒める。
  4. 続いてフライパンに豆腐と、2のスクランブルエッグ、茹で落花生を加え、ナンプラー、オイスターソースを入れてよく混ぜながら強火で炒める。
  5. ゴーヤがしんなりしたら皿に盛りつけ、仕上げにレモン果汁を回しかけて完成。

茹で落花生の代わりに水煮大豆を使ってもおいしく仕上がります。水気が出ると味が薄まってしまうため、木綿豆腐はできる限りの時間を使って水切りしておきましょう。

スクランブルエッグはあまり細かく作らず、最初は大きな塊になっていて問題ありません。4の工程で豆腐とともに食べやすいサイズになるよう、おたまなどで砕きながら調整してください。辛いのが苦手でなければ、小口切りにした鷹の爪などを加えてもおいしいですよ。

茹で落花生衣の鶏からあげ

材料(2人

  • 鶏もも肉…300g
  • 茹で落花生…15g
  • 卵…1個
  • 片栗粉…大さじ2と1/2
  • 塩…適量
  • 揚げ油…適量

作り方

  1. 鶏肉を食べやすいサイズに切り分ける。
  2. すべての茹で落花生を粗く刻む。
  3. ポリ袋などに溶いた卵と刻んだ茹で落花生を入れてなじませたら、片栗粉を入れて混ぜる。
  4. カットした鶏肉を丸くなるよう成形しながら3の袋に入れて衣をつけ、180℃の油できつね色になるまで揚げる。
  5. からあげが揚がったら塩を一振りして完成。

茹で落花生のうま味と鶏肉の食味が抜群のハーモニーを醸し出すレシピです。お好みで仕上げにレモン果汁を絞ってもおいしいですよ。

刻んだ茹で落花生を衣に混ぜ込むのがポイントですが、茹で落花生はあまり細かくしない方が香りがよく立ちます。ただしあまり粒が大きいとうまく衣と絡まないので、5mm角くらいを目安に刻むといいでしょう。

茹で落花生のガパオライス

材料(1人

  • 豚ひき肉…200g
  • 茹で落花生…15g
  • 玉ねぎ…1/4個
  • 赤パプリカ…1/4個
  • 黄パプリカ…1/4個
  • バジル…2~3枚
  • 卵…1個
  • にんにく…1個
  • サラダ油…小さじ2
  • 塩…1g
  • 黒こしょう…1g
  • ナンプラー…大さじ1
  • オイスターソース…小さじ1
  • ご飯…適量

作り方

  1. にんにくと玉ねぎはみじん切りに。パプリカは1cmの角切りにする。
  2. フライパンを温めたらサラダ油を引き、にんにくを炒める。
  3. にんにくの香りが出てきたら玉ねぎを加えて炒める。
  4. 玉ねぎが透明になってきたらひき肉とパプリカ、茹で落花生、塩を加えて炒める。
  5. ナンプラーとオイスターソース、黒こしょうを加えて混ぜながら炒める。
  6. 皿に盛りつけたご飯に5を添え、目玉焼きを焼いて乗せる。最後にバジルを飾って完成。

茹で落花生のほか、水煮大豆やその他の水煮豆などを使ってもおいしく仕上がります。本場のレシピでは10枚ほどのバジルを野菜と一緒に炒め、バジルの香りを全体にまとわせます。より本格的な仕上がりがお好みであれば、バジルの量を増やしてくださいね。

お子さんが食べる場合、クセの強いバジルに抵抗があるかもしれません。心配でしたらバジルを取り除いてお試しください。

茹で落花生料理をおいしく作るために

茹で落花生のすばらしい味と香りは、ぜひとも生かしたいところです。エスニック料理に使うナンプラーやオイスターソースといった調味料はパンチが強いため、茹で落花生の風味をマスキングしてしまう可能性があります。ですから味つけは最低限に。塩気が足りない場合は塩をほんの少し加えて調整しましょう。

茹で落花生があまりそうなときは、ぜひおいしいエスニック料理をお楽しみください!

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