千葉グルメを味わう
北海道旅行が恋しくなったときや、北海道の郷土料理が食べたくなったときに、千葉県産の野菜をふんだんに使ったジンギスカンはいかがでしょうか。
ジンギスカンといえば、羊肉を使った北海道の郷土料理です。専用の鍋を使って肉と野菜を一緒に焼くのが特徴的ですが、実は千葉野菜を使っても楽しめるんですよ。
というわけで、今回ご紹介するのは「千葉流ジンギスカン」のレシピです。
羊肉は美容と健康にいいお肉なので、女性はもちろん育ちざかりのお子さんにもおすすめです!
ジンギスカンの特徴
北海道の郷土料理であるジンギスカンは、子羊の肉(ラム)と一緒に野菜を焼いて食べるのが特徴です。一般的には玉ねぎやとうもろこし、もやし、かぼちゃやキャベツなど、北海道でよく栽培されている野菜を中心に使いますが、今回は千葉県で栽培されている野菜を主に使います。
また、ジンギスカンでは中央が盛り上がった独特の形状の鍋を使うのが一般的です。この鍋には、ラム肉から出る余分な肉汁や脂を取り除く機能があります。
とはいえ、ジンギスカン専用鍋を持っていなくても大丈夫!今回は一般的な鉄板を使い、肉汁や脂を存分に生かした調理方法をご紹介します。
それではさっそく、千葉流ジンギスカンを作ってみましょう!
材料
今回使用する野菜は以下の通りです。
材料の下処理
それぞれの野菜の切り方は、以下を参考にお好みで調整してください。
長ねぎ
長ねぎは3cm間隔でぶつ切りにします。こうすることで長ねぎのトロッとした食感を楽しめます。シャキっとした食感を楽しみたければ斜め切りにして、あまり焼き過ぎないようにしましょう。
かぶ
かぶの葉は3cm幅に。根茎は薄切りにしましょう。厚切りにしてじっくり焼き、ステーキで楽しむこともできます。お好みで調整してください。
マッシュルーム
大きめのマッシュルームでしたので、今回は4等分にカットしました。小さめのマッシュルームなら半分もしくは丸ごと使って構いません。サイズに応じて適宜調整してくださいね。
ししとう
ししとうは、ジンギスカンとの相性が抜群の食材の一つです。ヘタだけ取り除き、丸ごと焼いて楽しみましょう。
なす
なすは、ラムの肉汁と脂をたっぷりと吸います。なすを使うことで、ジンギスカン専用鍋を使わなくても鍋を汚さずにジンギスカンを作れますし、ラム肉のうま味を閉じ込めたおいしいなすを楽しむこともできるのです。
1~2cmほどの厚めの輪切りにするのがおすすめです。
玉ねぎ
玉ねぎは7mm~1cm程度の輪切りにするのが定番ですが、お好みで調整してください。くし切りにしても構いません。
とうもろこし
とうもろこしは、茹でたものを輪切りにして使いましょう。生のとうもろこしは消化に悪いので、皮つきのまま水で濡らし、そのまま600wの電子レンジで6~7分ほど加熱してから使ってください。皮がついていない生のとうもろこしを使う場合は、実を水で濡らしてからラップで包み、電子レンジで加熱しましょう。
これですべての野菜の下処理が完了しました。それではいよいよ千葉流ジンギスカンを焼いていきます!
千葉流ジンギスカンの作り方
今回は鉄板を使って作りますが、フライパンで作る場合も基本的に手順は同じです。
①ラムを焼く
油を引いて熱した鉄板に、ラム肉を広げて乗せていきます。使用する油はサラダ油で構いませんが、もし手に入るようでしたら羊肉の脂をご使用ください。
肉に火が通ってくると、ラム肉の肉汁と脂が出てきます。十分な量の肉汁と脂が出てきたら次の工程に進みます。
②野菜を並べる
野菜は、肉汁を吸いやすいものをできるだけ中央に配置するように並べます。一番吸いやすいのはなすなので、肉汁や脂が多い場所になすを置きましょう。次にかぶと玉ねぎを並べ、空いているスペースにほかの野菜も乗せていきます。
③ジンギスカンのたれをかける
野菜に火が通ったら、ジンギスカンのたれをかけて味をつけます。本場の北海道のジンギスカンでは、ベル食品の「成吉思汗(ジンギスカン)のたれ」を使うのが定番。
千葉県内の小売店で成吉思汗のたれを見かける機会はあまりありませんが、百貨店やスーパー、ショッピングモールなどで開催される北海道物産展で取り扱われることがありますので、もしそうした催し物を見かけたらぜひチェックしてみてください。
成吉思汗のたれがない場合は、お好みの焼肉のたれで代用しましょう。
④さらに焼いて完成
ジンギスカンのたれがカラメル化して野菜に焼き色がついたら完成です。焼きすぎると肉が硬くなってしまうので注意!
焼いたお肉を葉野菜に巻いて食べたり、ご飯の上に乗せて食べたりなど、豪快に召し上がってください。
北海道の郷土料理を千葉流で楽しもう!
北海道の郷土料理であるジンギスカンも、千葉野菜をふんだんに使うことで、特色のある千葉流料理に早変わり。旬の野菜を使えば、シンプルな料理もひときわおいしくなります。
ぜひともご家族みなさんで食卓を囲み、千葉流ジンギスカンをお楽しみください。