お家で遊ぼう!

記念日やお祝いごとにおすすめ!
子どもが作れるポップアップカード

意外性のある楽しいカードで大切な人を笑顔に!

家族や大切な人の特別な日には、ぜひ「おめでとう」や「ありがとう」の言葉を伝えたいものですね。そんな言葉を、いつもとはちょっと違った演出で贈れるのがポップアップカードです。

平らなカードを開いた途端に思いがけず立体の世界が広がるので、驚きとともに、心のこもった言葉にもより大きな喜びを感じてもらえるでしょう。

今回は子どもも簡単に作れるポップアップカードを、初級編・上級編と2種類ご紹介します。贈りたい人には当日まで秘密にして、こっそりと準備しちゃいましょう。

ポップアップカードを手作りするときに用意するもの

ポップアップカードを作るには、以下のものを用意します。

A:色画用紙
B:カッター
C:ハサミ
D:のり
E:筆記用具(えんぴつ・シャープペンシル・マジックなど)
F:定規
G:カッティングマット(不要になった紙類でも可)

色画用紙以外はあらためて購入しなくても、子どもが普段使っているような文房具で十分間に合います。色画用紙も100均などで手軽に入手できるでしょう。

カードの台紙に色違いの2枚を使用し、その他の色でカードの中のモチーフや飾りを作っていきます。今回は、17.5cm×25.3cmの色画用紙を使い、半分に折りたたんだ17.5cm×12.6cmをカードのできあがりサイズとしました。もちろんお好みでもっと大きくしても小さくしてもかまいません。

カッターを使用する際に、カッティングマットがあると便利ですが、雑誌や新聞紙など不要になった紙を敷いてもOKです。

ポップアップカードの作り方【初級編:うさぎ&プレゼントBOX】

それでは、初級編のポップアップカードを作っていきましょう。うさぎさんとプレゼントBOXのカードです。

作り方では、作業の目安として長さの数字を挙げて説明していますが、好みで変更しても大丈夫です。

1.カードの台紙の準備をする

台紙となる色画用紙は外側と内側の2枚を用意し、内側になる方を縦横1cmずつ小さくなるよう端をカットします。2枚とも半分にたたんで、折り目を付けておきましょう。

2.ポップアップの仕掛けを作る

内側の台紙でポップアップの仕組みを作ります。半分に折った色画用紙に、折り目の方から4本の線(写真の赤い線の部分)を引きましょう。3本の線は4cmで、右から2番目のみ3cmです。4本の線に沿って、カッターで切り込みを入れます。

切り込みを入れたところを持ち上げて、折り目を付けます。定規をガイドにするとキレイに付きやすいです。

二つ折りにしていた色画用紙を一旦開いて、青が谷折り、赤が山折りとなるように折り目を付け直します。もう一度半分にたたんで、折り目をしっかり付けておきましょう。

3.モチーフや背景を作る

2で作ったポップアップ部分の左側をプレゼントBOXに、右側をうさぎさんにします。うさぎさんは、階段状になっている手前の面に貼る形です。

①うさぎさんはカードを折りたたんだときに斜めの方向に倒れるので、カード内に収まるようにサイズを確認しておきましょう。

②大きさが決まったら、うさぎさんを作ります。写真ではパーツを別々に切って貼り合わせていますが、1枚で全身を作ってもOKです。

③マジックで顔を描きました。

④うさぎさんができたら、カードからはみ出ないか、もう一度チェック!

プレゼントBOXのリボンや、ほかの柄もどんどん作っていきましょう。えんびつなどで下書きしたら、形や大きさによって、ハサミとカッターの使いやすい方で切り取ります。

プレゼントBOXは4cm×4cmサイズなので、リボンは4cm×8cmの十字型にするとちょうどよく貼り付けられますよ。

4.のり付けして仕上げていく

ポップアップの仕掛けを作った内側の台紙を、外側の台紙に貼り付けます。仕掛け部分(赤・青線で囲んだ部分)の外側にのみ、のりを塗りましょう。

外側の台紙に貼るとこんな感じになります。あとは、モチーフや模様を貼っていくだけ!

うさぎさんを貼るときは、このように切り込みのあいだに不要な紙を挟み込んでおくと、のりが塗りやすいです。

カットした色画用紙を全部貼り終えたら完成です。

うさぎさんの左手(ハートを持っている手)がちょっとカードから出るように作ると、より立体感が出ますよ。

ポップアップカードの作り方【上級編:花束】

では次に、上級編の花束のカードです。上級編といっても、基本的な作り方はうさぎさんと変わりませんが、仕掛け部分やパーツが多めです。

1.カードの台紙の準備をする

初級編と同じく、2枚の色画用紙を用意します。内側の台紙の端をカットし、2枚とも折り目を付けておきます。

2.ポップアップの仕掛けを作る

内側になる色画用紙に正方形が積み重なったようなピラミッド型に線を引きます。1つの正方形は2.5cm×2.5cmの大きさです。

①②③の順番で、赤い線に沿って切り込みを入れ、青い線で折り目を付けましょう。③まで終わったら、一旦色画用紙を開きます。

写真を参考に、谷折りと山折りが交互になるように、折り目を付け直します。それぞれの列が、じぐざぐに折りたたまれる形です。

台紙をたたんで、上からしっかりと押さえましょう。

折り目が付いたら、仕掛け部分(赤・青線で囲んだ部分)の外側にのみ、のりを塗ります。

外側の台紙に貼り付けると、このように階段状になっています!

3.モチーフや飾りを作る

お花や葉っぱ、リボンなどを作っていきます。サイズや色の違うお花を作っておくと、仕上がりに変化が出ますよ。ただし、あまり大きくなりすぎないように注意しましょう。

4.のり付けして仕上げていく

葉っぱやお花は、階段の手前の面に貼っていきます。お花はサイズの小さなものを先に貼り、大きなものを後で貼るのがポイント。

また、中央以外の階段にお花を貼るときは、隣り合う階段とぶつからないように、位置に気を付けましょう。リボンやメッセージスペースを貼って完成です!

ポップアップカードをもっと手軽に作りたい場合は?

モチーフや飾りはすべて色画用紙を利用してもよいですが、小さなパーツなどは折り紙の方が扱いやすいかもしれません。背景はクレヨンや色鉛筆で直接描き込んでもいいですね。

あるいは、かわいい柄のシールやマスキングテープを使うのもおすすめです。また、クラフトパンチがあれば、同じ形をスピーディーに切り抜けますよ。

動物やお花は、写真を印刷したものを切り抜いて使うこともできます。思い付いたアイデアをいろいろ試してみてくださいね。

まとめ

簡単な仕掛けのポップアップカードの作り方をご紹介しました。色画用紙さえ用意すればほかに変わったものを準備する必要はなく、子どもが使い慣れているハサミやのりでの作業なので、手軽に始められます。

基本的な仕組みさえわかっていれば、形やデザインを自由にアレンジができるのも楽しいところ。カードを贈る相手の好みに合わせたテーマにしたり、自分の得意なキャラクターを描いたりして、オリジナリティ溢れるカードを作るのもいいですね。

相手の驚く顔や笑顔を想像し、ワクワクしながら作業が進められますよ。ぜひチャレンジしてくださいね!

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