千葉グルメを味わう

千葉のお米を堪能しよう!
ご飯がおいしい千葉流レシピ3選

中華風も洋風もおまかせ!お米が主役のレシピを紹介

日本の食文化の象徴ともいえる米。

実は千葉県は関東でもっとも早く米の収穫が始まる地域で、米の名産県でもあります。2013年には、食味ランキングで千葉県産のコシヒカリが上質な米として初めて特級Aの銘柄と評価され、その後何度も良好な評価を得てきました。千葉県の独自品種「ふさこがね」もAの評価を獲得したことがあり、千葉県全体の米の生産量も全国トップ10に入る収穫量を誇っています。

今回は、そんな千葉が誇る米が主役の、ご飯を使った千葉流レシピを3つお届けします。

千葉県のお米の特徴

千葉県では8月中旬から新米が流通します。関東ではもっとも早い早場米の産地で、千葉県内で生産されている米の主な品種は「コシヒカリ」「ふさこがね」「ふさおとめ」「粒すけ」の4種。

コシヒカリは日本でもっともたくさん生産されている米の品種で、千葉県内においても作付け面積のおよそ7割を占めるほど。産地間競争が激しい品種ですが、生産量が多い千葉では安定的に生産され供給されています。米の甘みとつや、良質な粘りが特徴です。

ふさこがねは2006年から販売された品種で、もっちりとした食感と大きめの粒が特徴。冷めても硬くなりにくいので、千葉県の郷土料理である太巻き寿司やおにぎり用のご飯にもうってつけです。

ふさおとめは1998年に登場した早生品種で、千葉県内の作付け面積のおよそ1割を占めています。関東でもっとも早く収穫される品種で、県内の定番品種でもあります。粘りが控えめであっさりしており、粒が大きいのが特徴です。

粒すけは2020年に登場したばかりの新しい品種で、大粒で光沢のある炊きあがりになり、弾力と粘りもほどよいのが特徴。寿司や肉料理、魚料理などあらゆる食材に合うとても使いやすい米として定評があります。

ご飯を使った千葉流レシピ3選

それでは、いよいよご飯を使った千葉流レシピをご紹介します。

枝豆とたけのこの炊き込みご飯

【材料(3~4人分)

  • 米…2合
  • さやつき枝豆…400g
  • たけのこ(水煮)…200g
  • 酒(A)…大さじ1
  • みりん(A)…大さじ1
  • 醤油(A)…大さじ1
  • 塩(A)…1つまみ
  • 和風だし…適量

【作り方】

  1. 米を洗ってザルにあげ、15分程度置いておく。枝豆はさやの両端を調理バサミで切り落とし、塩水(分量外)で茹でる。
  2. (A)を合わせたものにだしを加え、2カップ分のたれを作る。
  3. 炊飯器に1の米と2のたれ、食べやすい大きさにカットしたたけのこを入れて米を炊く。
  4. ご飯が炊けたら1の枝豆をさやから取り出したものを加えて、全体をさっくり混ぜて完成。

【ポイント】

ご飯を炊いてから枝豆を混ぜ込むのがポイントです。枝豆をご飯と一緒に炊いてしまうと、枝豆が柔らかくなり過ぎて食感が損なわれたり、発色がよくなかったりするためです。

今回は千葉の名産である枝豆とたけのこを使いましたが、豚肉や鶏肉、油揚げ、ごぼう、きのこなどお好みの食材を加えてアレンジしていただいても構いません。

魚介のうま味たっぷり炒飯

【材料(1人分)】

  • ご飯…180~200g
  • 卵…1個
  • えび(ブラックタイガー等)…3尾
  • あさり…5個
  • 酒…50ml
  • 長ねぎ…4cm分
  • 塩…1つまみ
  • ラード…15g
  • 中華風調味料…ティースプーン1/2

【作り方】

  1. あさりは十分に砂抜きしておく。えびは頭を落として足を外し、殻をむいたら背ワタを取って小指の先大に食べやすくカットしておく。
  2. 卵を溶いて溶き卵を作っておく。長ねぎは輪切りに。
  3. フライパンにラードを溶かして広げたら酒を入れ、砂抜きしたあさりを加えてフタをし中火で熱する。
  4. あさりの口が開いたらフライパンのフタを外し、あさりを一度取り出す。
  5. あさりの身を殻から外す。フライパンに残った酒は強火で沸かして煮詰める。
  6. フライパンの中の酒が大さじ1程度の量まで減ってきたら、溶き卵を加えて混ぜる。
  7. 卵が固まらないうちにご飯を加えて混ぜる。
  8. えび、長ねぎ、あさりの身の順に加えて炒めながら混ぜたら、塩と中華風調味料を加えてさらに炒める。
  9. えびに火が入り、味が全体に回ったら完成。

【ポイント】

炒飯を炒める際は、ご飯に空気を含ませるようにフライパンを振りながら炒めるのがポイントです。中華鍋で作る際は、鍋を常に振りながら強火で作りましょう。

テフロンのフライパンで作る際は、あらかじめご飯と溶き卵を混ぜて卵かけご飯のような状態にしておき、弱火でじっくり炒めるとパラパラになりやすいですよ。

千葉野菜たっぷりドリア

【材料(2~3人分)】

  • ご飯…350g
  • 赤えび(頭つき)…3尾
  • にんにく…3片
  • マッシュルーム…1個
  • ブロッコリー…7房
  • 玉ねぎ…1/2個
  • ほうれんそう…1/2束
  • バター…10g
  • 小麦粉…大さじ2
  • 塩…3g
  • 牛乳…400ml
  • ナツメグ…1g
  • ブラックペッパー…1g
  • ピザ用チーズ…40g

【作り方】

  1. えびの頭を切り落とし、足と殻を取り除いて背ワタを除去する。えびの身を半分ほどの食べやすい大きさにカットする。頭はとっておく。
  2. にんにくは皮をむいてつぶし、適当にカットしておく。
  3. マッシュルームはスライスにして熱湯に30秒ほど通しておく。ブロッコリーとほうれんそうもあらかじめ茹でて、食べやすい大きさにカットしておく。
  4. 玉ねぎをくし切りにする。
  5. フライパンにバターとにんにく、えびの頭を入れて中火で加熱する。バターが溶けたら玉ねぎを加えて炒める。
  6. 玉ねぎが透明になってきたら、えびの頭をつぶしてみそを出す。
  7. えびの香りが十分に出たら頭を取り除き、小麦粉を加え、粉っぽさがなくなるまで炒めながら混ぜる。
  8. 牛乳を加えたら弱火に落とし、とろみがつくまでゆっくり混ぜる。
  9. 塩とブラックペッパー、ナツメグ、えびの身を加え、混ぜながら1分ほど弱火で加熱したらホワイトソースの完成。
  10. 大き目の耐熱皿(スキレットなどでも可)の底にホワイトソースの1/3の量を敷き、その上にご飯を敷き詰める。ほうれん草、ブロッコリー、マッシュルームをその上に並べ、さらにその上から残りのホワイトソースをかける。
  11. 最後にチーズを散らしたら、220℃のオーブントースターで焼く。焼き色がついたら完成。

【ポイント】

牛乳を加熱する際、沸かしてしまうと牛乳の成分が分離して食味が落ちてしまうため、牛乳が沸かないよう弱火にするのが大事です。

一見すると工程が多く複雑なように見えますが、食材の下処理さえやってしまえば後は耐熱皿に具材を入れてオーブンで焼くだけ。意外と簡単ですよ。

ご飯をもりもり食べて千葉の味覚を満喫しよう

お米の名産県である千葉には、ご飯と相性のいい野菜や肉、魚なども豊富です。今回ご紹介した材料のほかにもさまざまな食材を使ってアレンジすれば、多彩な千葉の味覚が楽しめそうですね。

ご飯をもりもり食べて、季節ごとの千葉の味覚を存分に堪能してください。

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