お家で遊ぼう!
5、6歳のお子さんがいらっしゃるご家庭では、そろそろ子どもに料理の手伝いをしてもらうことを考え始めているのではないでしょうか。女の子ですと、すでに料理の下ごしらえや調理まで積極的に参加されているご家庭もあるかもしれませんね。
我が家の6歳の息子は、これまでほとんどまったくと言っていいほど料理作りに関心を示さなかったのですが、ここにきていよいよ包丁を握りたがったり、フライパンを持ちたがったりするようになってきました。
というわけで、今回は6歳の息子に作ってもらった初めての野菜炒めのレシピご紹介します!
6歳の子でも簡単に作れるレシピですので、ぜひお子さんの初めての料理にどうぞ。小さな子どもでも安全に調理できるポイントやコツも併せてご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
材料(2人分)
【ポイント】
ブロッコリーやにんじんなど硬い野菜を切るとき、子どもは必要以上に力みがちなので危険です。子どもの力では硬くて切りにくい野菜の使用は控えましょう。また、サラダ油と塩、こしょうは、あらかじめ大人が計量して用意しておいてあげると失敗が少ないですよ。玉ねぎの皮も大人があらかじめきれいにむいておいてあげましょう。
また、豚肉や鶏肉などの獣肉は、子どもが生肉を素手で直接触ったり加熱が不十分だったりと、食中毒事故につながる可能性があるため使用していません。
作り方
それではいよいよ、息子に初めての野菜炒めを作ってもらいます!
下ごしらえから調理まですべて息子にやってもらいますが、手順を口頭で教えたり、野菜の切り方のお手本を見せてあげたりなど、一つひとつの工程をていねいにサポートしてあげましょう。親子の絆を深める楽しいコミュニケーションの機会にもなります。
①しめじを処理する
まずはしめじを処理します。下ごしらえに入る前に、手を石鹸でしっかり洗っておきましょう。
しめじを使う量は1/2株です。子どもの手でも簡単に半分に割れます。
しめじを半分に割ったら、いよいよ包丁とまな板の出番。しめじの石づきを切り落とします。
ちなみに本物の包丁はさすがに危ないので、子ども用の包丁とナイフを用意しました。子ども用包丁には本物の刃がついておらず、刃先がのこぎりのようなギザギザの形状になっています。もし勢い余って包丁の刃が手などにあたってしまっても、切れてケガをする心配がないのでおすすめ。
キャラクターものの子ども用包丁やまな板もあるので、お子さんが好きなキャラクターのものを用意すれば料理のモチベーションも高まります。
ただし、子ども用の包丁は本物の包丁と比べるとどうしても切れ味が落ちるので、子どもだけの力で切れない野菜を切る場合はサポートしてあげましょう。
石づきを落としたら、しめじを一つひとつ手で分けます。手先を使う楽しい作業なようで、息子は張り切りながらていねいに分けてくれました。
②ピーマンを処理する
次にピーマンを食べやすい大きさにカットします。まずはヘタを切り落としましょう。
ピーマンはヘタ以外すべて食べられます。ですから種やワタは必ずしも取り除く必要はありません。お子さんの手ですべての種やワタを取り除けなくても、気にせず次の工程に進みましょう。
ヘタを取り除いたらピーマンを縦半分にカットし、食べやすい大きさに切り分けます。初めての調理ですから大きさはバラバラ。子どもの感性の赴くまま自由に切ってもらいましょう。
③玉ねぎを処理する
次は玉ねぎの処理です。玉ねぎのくし切りは子どもには難しそうなので、半分にカットしてから半月切りにしてもらいます。とは言っても等間隔できれいである必要はありません。子どもの思うまま自由にカットしてもらいましょう。
④キャベツを処理する
最後はキャベツをカットしてもらいます。キャベツは一口大程度に切ってもらうだけであっさりとクリア。これで野菜の処理は完了です。
⑤野菜を炒める
野菜の処理が終わったら、いよいよ野菜を炒めていきます。
初めての野菜炒め作りを成功させる秘訣は、弱火で炒めること。強火ですと子どもが恐怖心を覚えますし、万が一のやけどなどが心配です。弱火ですと野菜にゆっくり火が入るので焦らずに余裕を持って作業できますし、視覚的にも子どもが安心して作業できます。
まずはフライパンにサラダ油を引いてもらい、弱火で加熱していきます。次にもやし以外のすべての野菜をフライパンに入れ、塩をかけて炒めます。
炒める際はフライパンを揺らさず、木べらなどで全体を混ぜ続けるだけでOK。5分ほど炒めて野菜が全体的にしんなりしてきたらもやしを入れ、さらに1分ほど混ぜながら炒めましょう。最後にこしょうをふったら完成です。
子どもの食育に貢献する簡単・野菜炒め
6歳の息子が作る初めての野菜炒めは、抜群の塩加減で大成功でした!
息子はこの成功をきっかけに料理に興味を持ち始めた様子。いろいろな野菜の名前をきいてくるようになり、初めての野菜作りは食育にも貢献してくれています。
同じ年頃のお子さんがいる方は、ぜひお子さんと一緒に楽しい野菜炒め作りにチャレンジしてみてください!