千葉グルメを味わう
近年、イタリア料理やフランス料理など、ハーブを欠かせない食文化と日常的に触れ合う機会が増えてきました。
千葉県内にも地中海料理などを提供するレストランが増え、ハーブを使ったおいしい料理を口にする機会も増えたのではないでしょうか。家庭の食卓でもハーブを使ったおしゃれな料理を楽しむ方は多いでしょう。
さて、今回は料理を華やかに彩ってくれる「ハーブ」を生かした料理をご紹介します。
料理でよく使うハーブもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそもハーブって何?
ハーブはラテン語で「草」や「野草」を意味します。日本語に置き換えるなら「香草」や「薬草」といった言い方が適当でしょうか。料理の臭み消しや香りづけに使えるような独特の香りを持つものが多く、保存効果や防虫効果などを持つものも中にはあります。
スパイスとの違いとして、ハーブは自家栽培しやすい植物の葉や茎、花部分を用いるものと考えるとわかりやすいかもしれません。たとえば大葉や紫蘇、木の芽などは、日本で伝統的に使われてきたジャパニーズハーブといえるでしょう。
ハーブのメッカであるイタリアやフランスでは主に、タイムやローズマリー、ローリエなどが使われます。上の写真は左からタイム、ローズマリー、ローリエです。
ほかにもバジルやスペアミント、パセリ、フェンネル、チャービルなどが西洋ハーブを代表するポピュラーなハーブです。
実は千葉県はハーブの隠れた名産地で、ハーブの栽培がさかんな地域です。その歴史は1722年の江戸時代にまでさかのぼり、当時の江戸幕府の命により船橋市にて薬草園が開設されました。それ以降、千葉県ではハーブの栽培と研究がさかんに行われてきたのです。
現在も千葉県内には大きなハーブ園が点在しています。新鮮なハーブが市場に流通する機会も多いので、ぜひいろいろなハーブを使って料理を楽しんでみてください。
ハーブ園に直接足を運んで、農園の方にハーブの特徴や使い方をいろいろと教わったり、さまざまなハーブを直接見たり香りをかいだりして楽しむのもいいですね。
下記は千葉県内のハーブ園の公式HPや案内ページです。営業時間や定休日など各種店舗情報は以下からご確認ください。
ハーブを使ったおいしいレシピ3選
それでは、ハーブを使ったおいしいレシピをご紹介します。
ドライハーブを使ってもおいしく仕上げられますが、これらのレシピはぜひとも摘みたてのフレッシュハーブを使ってください。ハーブの瑞々しい香りがグンと引き立ちますよ。
ハーブ鶏のコンフィ
【材料(2人分)】
【作り方】
【ポイント】
湯を沸騰させずに弱火でじっくり火を通すのがポイントです。チャックつき保存袋は事前に耐熱温度を確認しておきましょう。保存袋が鍋肌に触れないようにザルを利用するのもおすすめです。完成した肉は表面についたハーブなどを落とし、ナイフでお好みの厚さにカットしてお召し上がりください。
ハーブ香る緑のパスタ
【材料(2人分)】
【作り方】
【ポイント】
バジルの香りを存分に楽しめるレシピです。ソースを加熱しすぎるとバジルの香りが飛んでしまうため、にんにくの辛みが飛ぶ程度の加熱に抑えるのが、おいしく仕上げるポイントです。
豚肉ブロックの香草煮込み
【材料(2人分)】
【作り方】
【ポイント】
材料を鍋に入れたときに、肉がひたひたになるくらいの量のワインを使いましょう。
ハーブを上手に使って食卓を彩ろう!
多種多様なハーブは、使い方によってさまざまな味や香りを演出できます。ハーブのさまざまな使い方を覚えると、料理の引き出しがグンと広がり食卓が豊かになりますよ。
千葉県産の新鮮なハーブを使って、西洋の香りを存分に楽しんでくださいね。