お家で遊ぼう!
農業大国である千葉県では、実にさまざまな野菜が生産されています。
中でも日本国内においてトップの生産量としてあげられるのが、ねぎや大根、かぶ、春菊、さつまいも、にんじん、里芋、枝豆、ほうれん草などです。
ほかにも千葉名産の野菜はいろいろありますが、今回ピックアップするのは家庭の強い味方である「キャベツ」です。
安価でおいしいキャベツをたっぷり消費できる、キャベツたっぷり手作り餃子のレシピをご紹介します。子どもと一緒に楽しみながら作れる料理ですので、ぜひ家族イベントとしてお楽しみください。
千葉はキャベツの名産県!
千葉県のキャベツの生産量は、1位の愛知県、2位の群馬県に次ぐ全国第3位(2020年)。
実はキャベツは季節や種類により産地が変わり、千葉県で多く生産されるのは甘みがある春キャベツです。キャベツは暑さに弱い野菜なので、夏から秋にかけての全国的に気温が高い季節は、主に北海道や群馬県などの寒冷地で育てられます。
千葉県産のキャベツの全国シェアは8%ほどで、2020年の収穫量は119.500トン。安価でボリュームのある野菜なので、家計の強い味方でもあります。
さらにキャベツは栄養素が豊富で、ビタミンCやビタミンK、ビタミンUなどのビタミン類をはじめ、カリウムや葉酸、食物繊維、カルシウムなどを含んでいます。特にキャベジンという名前でも有名なビタミンUは胃腸の粘膜の修復に効果的だといわれており、胃潰瘍など胃腸の不調の予防効果に期待されています。
今回ご紹介するのは、そんなキャベツをたっぷり消費できる餃子のレシピです。
キャベツたっぷり手作り餃子の材料(50個分)
キャベツたっぷり手作り餃子の作り方
①キャベツをカットする
洗ったキャベツの水をしっかりと拭き取り、みじん切りにします。
②ニラをカットする
洗って水気をしっかり切ったニラを小口切りにします。
③タネの材料を混ぜる
切ったキャベツとニラ、豚ひき肉、オイスターソース、卵黄、塩こしょう、片栗粉、ラード、すりおろした生姜をボウルに入れ、粘りが出るまでよく混ぜます。
混ぜる際はビニール手袋などをはめ、手でしっかり練り合わせましょう。
④タネを皮で包む
餃子のタネがよく混ざったら、一個一個餃子の皮で包みます。この作業はぜひともお子さんとご一緒にお楽しみください。
餃子を包む際は一般的に餃子の皮の合わせ目を波打つように重ねますが、ただ折りたたむようにして包んでもOK。合わせ目に水をつけてギュッと重ねるだけで、皮が簡単にくっつきます。簡単な包み方なら、小さな子どもでも一緒に楽しめますよ。
見た目がかっこよくなくても、それもおうちで作る手作り餃子ならではの愛嬌。不細工な餃子ほど、きっと笑顔がほころんで素敵な思い出になります。
包んだ餃子は、片栗粉(分量外)を敷いたバットなどに並べていきましょう。バットに片栗粉を敷くのは、餃子がバットとくっついて皮が破けないようにするためです。
⑤餃子を焼く
フライパンにごま油をひいて加熱したら、手早く餃子を並べます。
底面に焼き色がついたら餃子の1/3程度が浸かるほどの熱湯を入れてフタをし、水気がなくなるまで蒸し焼きにしましょう。
水気がなくなりパチパチという音がしてきたらフタを取り、火を弱火に落とします。水気がなくなり餃子の底がカリッと焼きあがったら完成です。
水餃子にもアレンジ可能!
形がいびつな餃子や、合わせ目がしっかりふさがっていない餃子をフライパンで焼くと、しっかりと焼き目がつかなかったり皮が破けやすくなったりするので、熱湯で茹でて水餃子にアレンジしましょう。
水餃子の作り方は簡単です。鍋にたっぷりのお湯を沸かして餃子を入れるだけ。餃子が水面に浮いてきたら火が通った証拠。ザルなどにあけて水分を切ったら完成です。
茹でたあとの水餃子は、表面の水分が乾いてくればくるほどくっつきやすくなります。餃子同士がくっつくと皮が破けてみすぼらしくなってしまうため、できたらすぐに食べるか、しょうゆと酢、ラー油などを混ぜたたれをかけましょう。
まとめ
おうちで作る、キャベツをたっぷり使った手作り餃子のレシピをご紹介しました。もっとたくさんのキャベツを消費したい場合はニラを抜き、その分のキャベツを追加しましょう。1~2片分のおろしにんにくを加えれば、ニラを抜いてもしっかりとしたパンチが楽しめます。
キャベツの芯なども細かく刻むことでムダなく使えますよ。
子どもと一緒に作る手作り餃子は、個性豊かで格別です。形の美しい餃子作りに挑戦したり、変わった形を楽しんだりするのもいいでしょう。発想の赴くまま、ユニークな餃子作りをお楽しみください!