千葉グルメを味わう
「お米の名産地といえば新潟」──というのは、おそらく多くの人の共通認識でしょう。
実際に新潟県のお米の収穫量は全国ナンバーワンで、年間に62万トンもの量を生産しています(2021年)。次いで第2位が北海道、3位は秋田県と続きます。
とはいえ千葉も負けてはいません。
千葉県のお米の生産量はおよそ27万トンで、栃木県に次ぐ全国第9位と、全国トップ10内にランクインしています。
しかも千葉県では県をあげてお米の栽培に力を入れており、関東でもっとも早く新米が収穫される土地でもあります。
今回はそんな千葉県のおいしいお米を使ったおにぎりレシピを5つご紹介します。
千葉のおいしいお米「コシヒカリ」
「コシヒカリ」というと「新潟のお米」というイメージがある人は多いのではないでしょうか。実際にコシヒカリのルーツには新潟県が深くかかわっていますが、コシヒカリの元となった品種の育成は、戦後いったん福井県に引き継がれています。
福井県で育成が進められたコシヒカリには欠点もありましたが味が良く、奨励品種に採用することでコシヒカリの誕生に貢献したのが新潟県と、なんと千葉県だったのです。
コシヒカリは日本国内において古くから研究されているお米の一つであり、日本人にもっとも人気のあるお米の一つでもあります。千葉県では当時から安定的にコシヒカリを供給しており、その味にも定評があります。
何より千葉県のコシヒカリは関東でもっとも早く収穫され、8月末から9月の初め頃には新米を楽しめます。
さらに千葉県はお米の町おこしにも精力的に取り組んでおり、銘柄によってさまざまなPRキャラクターがいるのもポイント。千葉県米の普及に県をあげて取り組んでいる様子から、お米に対する熱意がかいまみえます。
千葉流おにぎりレシピ5選
ここからは千葉県産の食材を使った、千葉色たっぷりのおにぎりレシピをご紹介します。お子さんのお弁当やおやつ、親戚で集まる際のおもてなし料理などにご活用ください。
あさりのおにぎり
<材料(4~5個分)>
<作り方>
あさりを加熱し過ぎると身が硬くなってしまうので注意。殻が開いたらすぐに火を止め、あさりを鍋から取り出しましょう。
また、あさりのうま味がよく出た汁を多めに用いておにぎりをにぎるのがポイントです。汁は塩辛いと感じるくらいがいい塩梅。
大葉としらすのおにぎり
<材料(4~5個分)>
<作り方>
千葉県では、あさりなどの貝類のほか生しらすも獲れ、おいしいしらすが楽しめます。しらすは栄養価が高いので好き嫌いの多い子どもに積極的に与えたいですよね。塩を効かせたおにぎりにすることで、子どもも食べやすくなります。香りに敏感なお子さんの場合、大葉を抜いてしらすと塩だけでにぎってあげるのがいいでしょう。
にら味噌の焼きおにぎり
<材料(4~5個分)>
<作り方>
魚焼きグリルで焼く際は、表面に軽く焦げ目ができるよう火を強くしましょう。長時間焼くとおにぎりが硬くなってしまうので、短時間でさっと焼き上げるのがポイントです。
菜の花と梅紫蘇のおにぎり
<材料(4~5個分)>
<作り方>
爽やかな香りを楽しめる季節のおにぎりです。菜の花がおいしい時期にぜひお試しください。
ごんじゅう
<材料(4~5個分)>
<作り方>
4の汁気が多いとおにぎりがまとまりにくくなります。汁気が多い場合は少なくなるまで煮詰めてください。
まとめ
千葉の恵みを存分に堪能できる5つのおにぎりレシピをご紹介しました。
いずれも千葉県らしさを思い切り楽しめるだけでなく、一度に大量のおにぎりを作りやすいレシピです。法事や子どもの運動会など大人数で集まる席はもちろん、県外のお客さんをもてなすための料理としてもおすすめ!ぜひご活用ください。