千葉グルメを味わう

世界が認める成田名物!?
「成富うどん」のレシピ

台湾風やイタリアンも!多国籍なアレンジが楽しめる成富うどん

日本の玄関口である成田国際空港が鎮座する千葉県は成田市。

年間3000万人以上の空港利用客で賑わうと言われている成田市では、新しい名物を作ろうとご当地グルメを開発しました。その結果、成富(なりとみ)うどんが完成したのです。

今回は、自宅で楽しめる成富うどんのレシピをご紹介します。

成富うどんとは

成富うどんは成田市で提供されているご当地うどんです。

成富うどんは「富みが成る」というゲン担ぎで命名されました。国際都市成田市らしい、うどんという枠にとらわれない自由奔放なスタイルで供されるのが特徴で、和風から洋風、エスニック風、中華風、韓国風といった具合にさまざまなアレンジで提供されています。

成田市に降り立つさまざまな国の来訪客に向けた多様なアレンジで、箸を使えない外国人もフォークを使って食べられます。

地元成田市の有志によって作られたご当地グルメ「成富うどん」の条件は、千葉県産の小麦粉を使って作られたうどんであること。それ以外はアレンジが自由な創作うどんで、お店によりさまざまな形で提供されています。

市をあげて小麦栽培に力を入れている千葉県において、小麦の消費を促す成富うどんは一大ご当地グルメコンテンツといえるでしょう。

もちろん自宅で成富うどんを作ることもできます。次項から、おうちで作りやすい成富うどんのレシピをご紹介します。

オーソドックスな和風焼きうどん

オーソドックスな和風焼きうどんに使用する材料(1人分)は以下の通りです。

  • うどん…200g
  • ごま油…小さじ1
  • 玉ねぎ…1/2個
  • 豚肉切り落とし…70g
  • めんつゆ…小さじ2
  • 醤油…小さじ1/2
  • 酒…大さじ1
  • かつお節(削り節)…1つかみ

フライパン一つで作れるので、手早く食事を済ませたいときや、できるだけ洗い物を増やしたくないときなどに重宝します。

焼きうどんの作り方は簡単です。フライパンにごま油を引いて温めたら、くし切りにした玉ねぎを入れて炒めます。キャベツやにんじんなど、お好みの野菜も一緒に使って構いません。

玉ねぎが透明になったら、一口大にカットした豚肉を加えて炒めます。肉に火が通ったら、麺と酒を入れて強火で加熱。

酒のアルコールがすべて抜けた頃合いに弱火~中火に落とし、めんつゆと醤油を加えて全体に和えます。

水気がなくなったら皿に盛りつけ、鰹節をかけて完成です。

基本の作り方だけ押さえれば、具材はアレンジ自在です。イカを加えたり鶏肉を使ったりしてもいいでしょう。成富うどんの精神に則り、常識にとらわれず自由なアレンジを楽しんでください。

なお、冷凍うどんを使う場合は、事前に電子レンジ(600w)で2分半ほど温めておくと使いやすいです。

成富うどんの台湾まぜそば風

成富うどんの台湾まぜそば風に使用する材料(1人分)は以下の通りです。

  • うどん…200g
  • 豚ひき肉…80g
  • ごま油…小さじ1
  • 酒…大さじ1
  • 豆板醤…小さじ1
  • にら…1束
  • 長ねぎ…1/4本
  • 海苔…1/4枚
  • 鶏ガラスープの素…小さじ1/2
  • 卵黄…1個

フライパンにごま油を引いて豚ひき肉を炒めたら、酒と豆板醤を加えて軽く煮詰めます。あとはうどんを盛りつけてトッピングするだけ。

茹でたうどん(あるいは電子レンジで温めたうどん)の水気を切り、鶏ガラスープの素と少しのごま油(分量外)で和えたうどんを皿に盛り、その上に小口切りにした長ねぎとにら、刻み海苔を並べ、中央に炒めたひき肉を乗せて卵黄を飾ったら完成です。

食べるときに麺とトッピングをよく混ぜましょう。

また、辛いのが苦手な方は、豆板醤の代わりに甜麺醤や豆鼓醤など、辛みのない調味料を使うといいでしょう。

トッピングは自由にアレンジ可能です。豚ひき肉を叉焼にしてもいいですし、コチュジャンで牛肉を炒めて韓国風にアレンジしてもおいしいですよ。パンチが強い味がお好きなら、すりおろしにんにくを加えるのもいいでしょう。

成富うどんのカッペリーニ風

成富うどんのカッペリーニ風に使用する材料(1人分)は以下の通りです。

  • うどん…200g
  • フレッシュバジル…3枚
  • トマト…1/2個
  • にんにく…3かけ
  • なす…1/2本
  • 塩…2g
  • オリーブオイル…大さじ1
  • レモン果汁…小さじ2

フライパンにオリーブオイルを引き、つぶしたにんにくを入れて弱火でじっくり炒めます。にんにくの香りが立ってきたら、1cm程度の厚さで輪切りにしたなすを並べて焼きます。なすの両面を焼いたら、オリーブオイル、にんにく、なすすべてをボウルに移しましょう。

トマトを1cm程度の角切りにしてボウルに入れ、レモン果汁、ちぎったバジル、塩を加えて全体をよく混ぜます。最後に、温めてから水で締めたうどんを加えて混ぜたら完成です。

うどんを加える際は、うどんの水気をよく切りましょう。

また、春は芽キャベツ、夏はアスパラガス、秋はきのこ類といった具合に、旬の食材を使うといっそうおいしくなりますよ。

まとめ

今回は成田市の、懐の深いご当地グルメ、成富うどんのレシピをご紹介しました。

皆さんも自慢の食材や調味料を使い、我が家だけの成富うどんを作ってみませんか?

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