千葉グルメを味わう
皆さんは浦安市のソウルフード「べか焼きそば」をご存知ですか?
アジのなめろうや、さんが焼きなど地元の新鮮な食材を使った郷土料理が豊富な千葉県ですが、べか焼きそばはその中でもB級グルメに位置する浦安市民のソウルフードです。
もしかすると同じ千葉県内でも、べか焼きそばを知らない人は多いかもしれません。
今回はそんな浦安市のローカルグルメ「べか焼きそば」の作り方をご紹介します。
べか焼きそばとは
浦安べか焼きそばは、浦安市内の小学校の給食に登場するほどのご当地グルメで、浦安市民のソウルフードです。
浦安のご当地グルメとして浦安商工会議所青年部が開発した料理で、地元の飲食店やイベントなどで食べることができます。
べか焼きそばの「べか」は「べか舟」を指しているとか。べか舟はかつて漁業がさかんだった浦安でよく使われていた舟で、浦安べか焼きそばにはそんな浦安に親しみを持ってもらいたいという思いが込められて命名されたそうです。
浦安名産のあさりを主な具材として使用し、あさりの出汁とバターを合わせ、レモンとたっぷりの大葉でまとめるのが特徴。
自宅でも簡単に作れるので、ぜひ浦安名物をおうちで楽しんでみてください。
浦安べか焼きそばに使用する食材(2人分)
浦安べか焼きそばの味の決め手は、あさりの出汁です。あさりの出汁は生きているあさりでなければとれないので、ぜひとも生きている新鮮なあさりを使いましょう。
なお、あさりには砂が入っている場合があるので、調理前に砂抜きをしておいてくださいね。
あさりが水面から顔を出すくらいの量の塩水(海水と同じ3%程度の塩水)をボウルやバットに入れ、あさりを入れたらフタをして常温で置いておきます。フタがなければまきすや布巾などをかぶせておきましょう。暗く静かな環境を作ることで、あさりが砂を吐き出しやすくなります。
3時間ほども置いておけば砂抜き完了です。
なお、冷蔵庫の中に入れるとあさりが仮死状態となり砂を吐き出しにくくなるので、常温で置いておくのがポイントです。
浦安べか焼きそばの作り方
①焼きそばの麺を温める
焼きそばの麺は一般的な蒸し麺を使いましょう。蒸し麺の袋の一部を小さく切り開き、電子レンジで1分(600w)温めます。麺を温めたら袋の上からよく揉んでほぐしましょう。
②野菜をカットする
玉ねぎは皮をむいて半月切りにします。大葉は表面を拭いてから千切りにしましょう。
あさりは貝同士をこすり合わせるように、流水でよく洗っておきます。
③玉ねぎを炒める
バターを引いて温めたフライパンにカットした玉ねぎを入れて炒めます。玉ねぎ全体に火が入り透明になってきたら次の工程に進みましょう。
④あさりを加える
フライパンに洗ったあさりを加え、全体に酒と醤油をまぶしたら、フライパンにフタをして蒸し焼きにしましょう。あさりの口が開いたら次の工程に進みます。
なお、あさりを加熱し過ぎると身が硬くなってしまうので、火の入れ過ぎにご注意ください。
⑤麺を加える
あさりの口が開いたら、ほぐした麺を加えてよく炒めます。酒にしみ出たあさりの出汁を全体によく絡ませましょう。汁気が煮詰まってあさり出汁のうま味が凝縮したら、塩で味を調えます。
⑥盛りつけて完成
麺と具を皿に盛りつけたら、レモン果汁を絞って回しかけ、大葉を乗せて完成です。
浦安べか焼きそばをおいしく作るポイント
浦安べか焼きそばをおいしく作るポイントがいくつかあります。
以下の注意点を意識して作りましょう。
あさりは大粒なものを使うといい出汁が出ます。大粒あさりが手に入らない場合は、小粒でも構いません。その場合は気持ち多めの量を使うようにしましょう。
正式な浦安べか焼きそばはあさりを使用しますが、時期によってははまぐりやホンビノスなどを使ってアレンジしてもおいしいですよ。
まとめ
浦安市のローカルなB級グルメ「浦安べか焼きそば」の作り方、いかがでしたでしょうか?
千葉県には海のものや山のものなどさまざまな自然の恵みがあります。特に海に面した猟師町として歴史のある浦安市は、昔からあさりやはまぐりの名産地です。浦安べか焼きそばは、そんな浦安市を代表するソウルフードといえるでしょう。
ぜひとも地物のあさりを用いて、浦安グルメをおうちでお楽しみください。
※「浦安べか焼きそば」は、浦安商工会議所様の商標登録です。浦安べか焼きそばをメニューとして提供する場合や商品化する場合は、浦安商工会議所様にご連絡の上ご相談ください。
関連リンク
浦安商工会議所 青年部Webサイト
https://u-yeg.com/