お家で遊ぼう!
子育ての中で必ずぶつかる壁「子どもの好き嫌い」。
ピーマンやグリーンピース、セロリ、なすなど、子どもが嫌いな食材を念頭に毎日の食事を用意するのも骨が折れますよね。
中でも意外と嫌われがちなのが「トマト」です。
今回は、子どものトマト嫌いを克服するためのアイデアをご提案します。
千葉はトマトの名産地
実は千葉県は、全国トップ5に入るくらいのトマトの名産地です。
トマトの作付面積と収穫量、出荷量がもっとも多いのが富里町で、その次に旭市、八街市、一宮町、銚子市と続きます。
千葉県内のほぼ全域でトマトが栽培されているので、特にトマトの旬である夏は新鮮なトマトが安く流通していることも珍しくありません。
おいしくて料理の幅も広いトマトは、家計の味方でもあります。
そんなトマトですが、一方で実は子どもの嫌いな野菜のトップにランクインしがちな一面も……。いくら家計に優しくても、子どもが食べてくれないのではトマトの利点を十分に生かすのが難しくなってしまいますよね。
そこでご提案するのが、おいしいトマトを使って作る「トマトソース」です。
トマトソースのメリット
新鮮なトマトはそのまま食べてもおいしいですし、特に最近の品種改良されたトマトは酸味が少なく甘みが強いため、とても食べやすくなっています。
とはいえ、トマト特有のあの独特な青臭さが苦手な子も多い様子。
そこで活躍するのが、新鮮なトマトを使って作るトマトソースです。
トマトをソースにすることで特有の青臭さを抑えられるだけでなく、水分が減るのでトマトに含まれる栄養分をより多く摂取しやすいというメリットがあります。
また、生のトマトでしたらサラダなど使い道が限られますが、ソースにすると用途の幅が広がりいろいろな料理に使えるのも大きなメリットといえるでしょう。冷凍保存できるのもうれしいところ。
トマトが安い時期は、ぜひとも新鮮なトマトをたくさん買ってソースにしたいところです。
それでは次項からはトマトソースの簡単な作り方をご紹介します。
トマトソースの作り方
トマトソースの作り方はとても簡単です。
トマトを適当にカットしたらミキサーなどで細かくし、鍋で煮詰めるだけ。皮が口に残るのが苦手な場合は、最初にトマトの皮を湯むきしてから細かくしましょう。
トマトの皮を湯むきする場合は、鍋に沸かした熱湯にトマトを20秒ほどつけてください。そうするとトマトの皮が縮んで、つるんときれいにむけます。むくときはヤケドをしないよう、冷水などにつけながら作業するといいでしょう。
また、トマトをフォークなどで刺し、ガスバーナーやガスコンロなどで皮を直接あぶってもかまいません。
トマトを煮詰める際は、ほんの少しの塩を加えて味を調えてくださいね。これでトマト特有の香りを抑えたシンプルなトマトソースの完成です。
シンプルだからこそ生きるトマトソース
トマトに塩を加えて煮詰めるだけのトマトソースには、シンプルにトマトのうま味が凝縮しています。ピーマンやパプリカ、にんにくなどほかの野菜を加えてピューレにする方法もありますが、余計な味つけをしない方が幅広く使えて便利。
にんにくの香りやパプリカのうま味などを加えたい場合は、あとから加えてアレンジするのがいいでしょう。
トマトソースが生きる料理
トマトが生きる料理の中でも特に子どもに人気なのは、やはりオムライスでしょう。
オムライスの中に入れるケチャップライスやチキンライスを作る際にもトマトソースが活躍しますし、仕上げのトッピングにもトマトソースをそのまま使えます。
ケチャップライスにトマトソースを使う際は、トマトソースにケチャップとオイスターソースを混ぜると、いい具合にうま味が加わり、味が調うのでおすすめです。
また、子どもに人気のトマトソース料理といえば、ナポリタンスパゲッティも代表的でしょう。
ナポリタンでトマトソースを使う際は、トマトソースをさらに炒めながら煮詰めると、うま味が凝縮されいっそうおいしくなります。隠し味に牛乳や生クリームをほんの少し加えるのもおすすめ。トマトソースにまろやかなテイストが加わり、料理にコクが出ます。
そのほかトマトソースに牛脂と赤ワイン、しょうゆを加えて煮詰めると簡易デミグラスソースに。ステーキやハンバーグはもちろんのこと、野菜炒めやミートボールのソース、ミートグラタンソースなどにも活躍します。
もちろんピザソースとしてもそのまま使えますよ。
まとめ
子どもに嫌われがちなトマトも、工夫一つで子どもが大好きなソースに早変わり。新鮮でおいしいトマトが破格の値で流通する千葉の暮らしにおいて、トマトを有効活用しない手はありません。
トマトがおいしい季節には、ぜひ当記事を参考にトマトの恩恵をたっぷり堪能しつつ、子どものトマト嫌い克服にチャレンジしてみてください。