お家で遊ぼう!
お祭りや屋台の定番の「ベビーカステラ」。
ベビーカステラを焼くあの香ばしい良い香りがキッチンに広がったら、さぞ気分が高まることでしょう。ベビーカステラの可愛らしい形と香ばしい甘い香りに魅了されるのは、子どもだけではないはず。読者の皆さんの中にも、お祭りでついベビーカステラに手が伸びてしまう甘党の方は多いのではないでしょうか。
ベビーカステラ作りは、職人技が必要で難しいイメージがありますが、もしおうちで簡単に作れたらどうでしょう?
今回ご紹介するのは、おうちで簡単にお祭り気分を楽しめる「たこ焼き器で作る簡単ベビーカステラ」の作り方です。
たこ焼き器さえあれば、特別な技術は必要ありません。誰でも簡単にベビーカステラを焼けますし、子どもと一緒に作って楽しむこともできるレシピですので、お子さんがいる方はぜひ親子で挑戦してみてください!
そもそもベビーカステラって何?
ベビーカステラは好きだけど、どうやって作られているのかはよく知らない方も多いでしょう。
ベビーカステラはホットケーキやカステラの一種で、小麦粉で作った生地を型に流し込み、小さな楕円形に焼き上げる関西発祥のお菓子です。1918年に、関西地方の露店組合が売り出したのが最初といわれています。
意外と歴史の長いベビーカステラですが、その長い歴史の中で枝分かれし、さまざまな形に姿を変えて今日に至ります。
そんなわけで実はベビーカステラは、作り方や販売形態がさまざまで、地域によって呼び方がまったく異なることも珍しくありません。また、関西発祥ということで、東北や北海道などではあまりなじみがないという一面もあります。
関西ではベビーカステラ専用の焼き型を使い、たい焼きを焼く要領で焼き型を回転させ、天地を逆にしながら焼き上げるのが一般的です。
明石や淡路島周辺などでは作り方が異なり、中が半熟状態で提供されるベビーカステラもあります。ベビーカステラはお祭りの風物詩ですが、中には移動販売でフランチャイズ展開している業者も。
ベビーカステラ専用の焼き型は一般家庭にありませんし入手も困難。そこで登場するのがたこ焼き器です。
たこ焼き器を代用して簡単にベビーカステラを作りましょう。
ベビーカステラの原料は小麦粉のほか、卵やバター、はちみつ、砂糖などを使って甘く香ばしい香りをつけます。今回ご紹介するのは、ホットケーキミックスを使って作れる簡単なレシピです。
簡単ベビーカステラの材料(約50個分)
1歳未満の乳児がはちみつを摂取すると、乳児ボツリヌス症を発症するおそれがあります。1歳未満の乳児にはベビーカステラを与えないか、はちみつを除いて作ったものを与えるようにしてください。
簡単ベビーカステラの作り方
①卵を溶く
ボウルに卵を割り入れ、泡立て器でよくほぐします。
②ほかの材料を加える
卵液に牛乳とはちみつ、砂糖を加えてさらに混ぜます。
③ホットケーキミックスを加える
ホットケーキミックスを加えます。
泡立て器で混ぜて、生地が滑らかになれば生地作りは完了です。
④たこ焼き器にバターを塗る
ハケなどを使い、たこ焼き器全体に溶かしバターを塗ります。鉄製のたこ焼き器を使う場合は、バターを塗る前にしっかり加熱しておいてください。たこ焼き器の芯までしっかり温めておくことで、生地がたこ焼き器にくっつくのを防止できます。
テフロン製のたこ焼き器を使用する場合、この手順は不要です。
溶かしバターは、耐熱容器にバターを入れ、ラップを軽くかけたら電子レンジ600wで10秒。完全に溶けきっていないようならもうワンセット600w10秒温めると簡単に作れます。
もちろんバターをボウルに入れて湯煎しても構いません。
⑤生地を焼く
温めたたこ焼き器に生地を流し込んで焼きます。
生地にはホットケーキミックスを使っているため、加熱すると膨らみます。たこ焼き器の穴いっぱいに生地を流し入れると膨らみ過ぎてはみ出してしまうので、穴の半分~2/3程度までに留めるのがポイント。
全体に火が入って膨らんできたら、ひっくり返すタイミングです。それぞれの生地の端が白っぽく変色し、やや固まりかけているのを確認しましょう。生地がゆるいようでしたら、もう少し火が入るまで待ちます。
生地をひっくり返し、全体にきれいな焼き色がついたら完成!まんまるの可愛らしいベビーカステラのできあがりです。
まとめ
今回は、たこ焼き器を使って簡単に作れるベビーカステラのレシピをご紹介しました。
お祭りの定番であるベビーカステラをおうちで簡単に再現できたら、みんな思わずテンションが上がっちゃいますよね。
誕生日パーティやお祝い事、子どもや自分へのご褒美など、特別な日にぜひご家族でお楽しみください。