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ハニカムボールでイベントを華やかに
子どもも簡単!折り紙を使う作り方を紹介

美しい構造のペーパークラフト!折り紙でハニカムボールを作ろう

かわいいハニカムボールをイベント会場や店先で目にしたことはありませんか?同じ形が美しく並ぶ構造をしていてボリューム感もあり、辺りを華やかな空間に変えてくれるアイテムです。

一見、複雑そうに見えますが、基本的に素材は紙。作り方さえわかっていれば、子どもも作成にチャレンジできます。

今回は、子どもが扱いやすい折り紙を使ったハニカムボールの作り方と、インテリアやイベントに活用できるアレンジ方法をご紹介します。

ハニカムボールとはどんなもの?

ハニカムボールの「ハニカム(honeycomb)」は、元々は蜂の巣を意味する語です。そこから、蜂の巣のように同じ形状の穴が整然と並ぶ立体的な構造のことを、ハニカムと呼ぶようになっています。

余談ですが、ハニカムは強度や通気性など優れた特質を多く持っていて、飛行機の部品やファブリック素材にも利用されているそうですよ。

ハニカムボールは、その立体構造の美しさをインテリアや空間演出に生かそうというペーパークラフトです。

ごく身近にある紙を使って作れるので、家庭で手作りするのも簡単。サイズやカラーを自由に決めて、お部屋を自分好みの雰囲気に飾ることができます。家族の誕生日やお祝いごとにもおすすめです。

ハニカムボール作りに準備するもの

ハニカムボール作りには以下のものを準備します。

  • 折り紙24枚
  • スティックのり
  • コンパス(丸い食器でも可)
  • 筆記具
  • ものさし
  • ハサミ
  • コピー用紙1枚
  • 竹串2本(ティースプーンやお箸でも可)
  • 洗濯ばさみ(クリップでも可)

折り紙は両面に色がついたものがキレイです。裏表で色の違うものや柄の入ったものなど、100円ショップでもさまざまなタイプの折り紙が手に入るので、完成形をイメージしながら選びましょう。

スティックのりは塗ったところが色でわかるものがおすすめです。乾けば色が消えるタイプなら仕上がりに影響がなく、気になりません。小さいサイズを作る場合は細いタイプのスティックのりが扱いやすいでしょう。

コンパスがなければ、丸いお皿やお茶碗などで代用してもOKです。子どもの年齢的に竹串を避けたい場合は、スプーンの柄やお箸を使ってくださいね。

ハニカムボールの作り方

子どももトライしやすいハニカムボールの作り方をご紹介します。

のりを塗る位置を示すガイドラインを作る

まずはハニカムボールの大きさを決め、のりを適切な位置に塗るためのガイドラインを作りましょう。今回は直径10cmのハニカムボールを作成します。折り紙より少し小さめサイズで計画すると、のりを塗るのが楽ですよ。

コピー用紙に直径10cmの円をコンパスで描き、両端から8mm内側の位置と、円の中央に縦のラインを引きます(●印)。また、●と●のちょうど真ん中の位置にも2本ラインを入れましょう(△印)。ラインの違いをマークや色分けでわかりやすくしておきます。

②折り紙を折りたたんでセットにする

24枚の折り紙をすべて四つ折りにします。サンプルでは裏表同色タイプの折り紙を選び、赤・オレンジ・ペールオレンジの3色を使うことにしました。

3色なのでそれぞれ8枚ずつですね。複数枚ずつ折って、効率よく進めてもOKです。

全部折りたためたら、二つ折りの状態に開き、並べたい色の順番を考えながら6枚ずつ4セットにします。

サンプルでは赤・オレンジ・ペールオレンジを1枚ずつ順に並べています。4セットに分けておくのは、ハサミでのカットを楽にするためです。

4セットの端になる1枚に、それぞれコンパスでガイドラインと同じサイズの半円を描いておきます。円の中心を折り紙の中心(折り目が交わる箇所)に合わせてくださいね。

③のりで折り紙を貼っていく

次は、いよいよのり付けです。

二つ折りを一旦開いて、折り紙をガイドラインの上に載せます。最初に折った谷折り線を横向きにし、2度目に折った線を中央の●のライン上に合わせるのがポイントです。そして、2つの△ラインにのりを塗り(画像の黄緑部分)、再び二つ折りにして軽く押さえます。

同様に1セット分の6枚ができたら、今度は6枚の折り紙同士を、向きを揃えて貼り合わせていきます。

このときにのりを塗るのは3つの●ラインです(画像の黄緑部分)。セットにしておいた折り紙の順番を間違えないように気を付けながら、半円を描いておいた折り紙が一番上になるようにします。

ほかの3セットもすべて同じ手順で貼り合わせていきます。

4セットできたら、それぞれ半円のラインに沿ってハサミでカットしましょう。カットできたら、セット同士を貼り合わせていきます。このときものりを塗るラインは●です。

24枚の折り紙をすべて重ねられたら、のりがしっかり乾くまで待ちましょう。

④球の形にする

のりが乾いたら、完成形である球にしていきます。

一番上の折り紙の●ラインにのりを塗ったら、2本の竹串を両端の1枚目の真ん中に差し込みます。

片方の竹串を360度回し、端と端の半円同士が向かい合う形にしましょう。少しのりが落ち着いたら竹串を抜き、洗濯ばさみに取り替えて留めておきます。完全にのりが乾いたら洗濯ばさみを外し、完成です!

ハニカムボールのアレンジ方法や飾り方

いくつか作ってテーブルに載せておくだけでもかわいいハニカムボールですが、お部屋の雰囲気やイベントに合わせて飾り方をアレンジすることができます。

ヒモを通して吊り下げタイプに

今回ご紹介した作り方ではハニカムボールの中心がくっついていないので、ヒモを通すことができます。タッセルを下に吊るしたり、横にたくさん並べてガーランドのように飾ったりしても素敵です。

カップにのせてアイスクリーム型に

くるりと丸めた折り紙の上に載せると、まるでアイスクリームのよう。ホームパーティーのテーブルを盛り上げてくれそうですね。

台紙に貼ってイベントの席札に

重ねた折り紙をハート型になるように切り抜き、台紙に貼り付けたものです。子どもの誕生日会などのイベントに、名前を入れて用意しておくと喜ばれるかも!?

まとめ

ハニカムボール作りに使用するのは基本的に身近な文房具ばかりで、作業の内容にも難しいものはありません。とはいえ、使う折り紙の枚数が多く、同じ作業を繰り返す必要があるため、粘り強く取り組む姿勢は欠かせないでしょう。

また、慣れるまでは、紙の向きやのりを塗る位置に気を配ることも大切です。子どもの年齢が低い場合は、パパママがガイドラインを作り、どこのラインにのりを塗るのか声をかけてあげるとよいですね。

少し時間はかかりますが、貼り合わせた折り紙を回転させ、キレイなハニカム構造が広がっていく様を見ると感動しますよ。ぜひ子どもも大人も作ってみてくださいね。

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