千葉グルメを味わう
千葉県にはアジやイワシ、貝、落花生や梨、スイカなどさまざまな名産品がありますが、実は全国有数の米どころでもあることをご存知ですか?
千葉県は温暖な気候に恵まれており、米の栽培に適しています。東日本で最初に田植えが始まり、最初に収穫されるのは実は千葉県なんですよ。
米の品種改良も積極的に行われており、おいしいブランド米も栽培されています。全国的に人気のある「コシヒカリ」も千葉でさかんに栽培されている品種の一つです。
今回は、そんな千葉県産のおいしいお米をいっそうおいしくいただくために、土鍋で上手にご飯を炊く方法をご紹介します。
ご飯を土鍋で炊くメリット
ご飯を土鍋で炊くメリットは、何と言っても仕上がりのおいしさです。
米粒が立つような仕上がりは、土鍋の遠赤外線による効果。お米一粒一粒にムラなく熱が入ることで、炊きムラのないふっくらとした仕上がりになるのが土鍋の特徴です。土鍋で炊いたツヤのあるご飯は、見た目からしていかにもおいしそうなので食欲をそそりますよ。
また、おこげを楽しめるのも土鍋ならではのメリットです。慣れてくるとおこげの加減をコントロールしたり、おこげを作らないように炊飯したりすることもできますよ。炊き込みご飯などを作る際は、ぜひともおこげを楽しみたいですね。
さらに土鍋炊飯は、停電時など緊急の災害時にもカセットコンロを使ってできるのが安心です。災害時にもし停電になってしまったら、電気炊飯器を使うことができません。電子レンジも使えませんから、即席のご飯を電子レンジでチンすることも不可能です。
でも土鍋とカセットコンロがあれば、緊急時も温かくておいしいご飯を楽しむことができます。土鍋の炊飯方法を覚えておけば、いざというときも安心ですよ。
土鍋を使ったおいしいご飯の炊き方
土鍋炊飯は、実はそんなに難しくありません。一つひとつの工程をしっかりていねいに行えば、誰でも簡単にできますよ。土鍋炊飯の手順を解説しますので、ぜひトライしてみてください。
米を浸水させる
まずはお米を洗います。水の濁りが薄くなるまで手早く水を入れ替えながら洗いましょう。なお、お米を洗う際は土鍋でなくボウルを使ってください。土鍋が余分に水を吸収し、ひび割れなどの原因となる可能性があるためです。
お米を洗ったらザルなどにあげて5~10分ほど水を切り、再びお米をボウルに戻して計量した水を加え、そのまま30分程度浸水させます。
お米に対する水の量は以下の通りです。
基本的に「お米1合につき水200ml」で問題ありませんが、これはあらかじめ浸水により水を吸収したお米を使う場合です。お米を浸水させない場合は1合につき水20ml程度を足してください。
浸水が完了したらお米を水ごとボウルから土鍋へと移し、次の工程へ進みます。
火にかける
土鍋をコンロに置いたらフタをして中火にかけます。早く炊きたいからと強火にすると、焦げの原因になります。必ず中火にかけてください。
7~10分ほどすると、フタの蒸気穴から勢いよく蒸気が吹いてきます。そうしたら弱火に落とし、そのまま15分ほど火にかけたままにします。15分たったら火を止め、10分ほど蒸らして完成です。
千葉県のお米は子どもにも安心
千葉では、県をあげて「安全安心のお米づくり」に取り組んでいます。化学肥料や化学合成農薬などをできるだけ使わず、通常の半分以下で栽培しているのもそうした取り組みのうちの一つ。千葉県独自の安全基準を設け、お米の栽培前と収穫前に厳しくチェックしています。ですから農薬や化学物質に慎重な人にもおすすめです。
お米だけでなく野菜や果物も含め、千葉県では平成14年より環境保全と安心・安全に配慮した千葉県独自の農産物認証制度「ちばエコ農産物」を開始しました。
ちばエコ農産物は、化学肥料と化学合成農薬の使用量が通常の半分以下であることを基準とし、使用した農薬や量、使用した期間など、生産者の作業内容を記録し厳しく管理されているのが特徴です。
また、栽培前と収穫前に厳しい検査を実施するだけでなく、ちばエコ農産物の認証を受けるために厳しい現地審査も実施されています。
さらに、ちばエコ農業情報ステーションにアクセスすると、商品パッケージに印刷された認証番号から、その商品の栽培情報がわかるので安心。小さなお子さんの食事に気をつかっている方はもちろん、赤ちゃんの離乳食にも安心して使えるので、ちばエコ農産物の認証を受けたお米や野菜をぜひチェックしてみてください。
まとめ
今回は土鍋でおいしいご飯を炊く方法と併せて、ちばエコ農産物をご紹介しました。千葉県にはおいしいだけでなく高品質で安心できる作物がたくさんあります。そんな千葉の恵みを存分にいただけるのは、千葉県民ならではのメリットかもしれません。
千葉県産の農産物を使った、おいしくて安全な食事で、健やかな毎日を過ごしましょう!