千葉グルメを味わう

印西市名物「みそピー唐揚げ」を
自宅で作ろう!

老若男女に大人気、日本人のソウルフードともいうべき「唐揚げ」

近年は全国的に唐揚げ人気がいっそう高まり、ユニークな趣向を凝らした唐揚げ店が続々と登場しています。読者の皆さんも、ご飯のおかずやおつまみ、おやつに唐揚げが大好きな方は多いはず。

さて、今回ご紹介するのは、そんな唐揚げの中でも一風変わった、千葉県印西市のローカルフード「みそピー唐揚げ」のレシピです。

みそピー唐揚げとは

みそピー唐揚げは、千葉県北西部にある印西市のローカルフードです。ご当地グルメとして愛されているピーナッツみそと鶏の唐揚げを合わせたもので、2010年には「いんざい“ご当地”ぐるめ選手権」においてグランプリに輝きました。さらにこれをきっかけに、印西市にはみそピー唐揚げ普及委員会が発足。ピーナッツの生産量全国第一で、養鶏も盛んな千葉県らしい料理です。

千葉県の郷土料理の一つであるピーナッツみそを唐揚げに絡めたみそピー唐揚げは、唐揚げの香ばしさとピーナッツみその香ばしさが絶妙に調和し、ピーナッツの豊かな風味が食欲をそそります。作り方も簡単で、唐揚げをピーナッツみそで和えるだけ。

今回は、ピーナッツみそと唐揚げをそれぞれ手作りで仕上げる「絶品・手作りみそピー唐揚げ」のレシピをご紹介します!

みそピー唐揚げの材料(3~4人分)

  • 鶏もも肉 2枚
  • 生姜 5g
  • 揚げ油 適量
  • (衣用)片栗粉 100g
  • (衣用)薄力粉 50g
  • (A)酒 大さじ1
  • (A)砂糖 小さじ2
  • (A)しょうゆ 小さじ2
  • (A)塩 1つまみ
  • ピーナッツ 100g
  • (B)水 150ml
  • (B)砂糖 大さじ1
  • (B)はちみつ 大さじ1
  • (B)塩 1つまみ

みそピー唐揚げの作り方

鶏肉をカットする

鶏もも肉を食べやすいサイズにカットします。大きさはお好みで構いませんが、あまり小ぶりだと食感が固く食べにくくなってしまうので、ピンポン玉程度の大きさがおすすめです。

下味をつける

カットした肉をポリ袋などに入れ、そこにすりおろした生姜と(A)を入れてよく揉み込みます。仕上げにピーナッツみそで和えるので、下味は薄めで構いません。つけだれが全体に馴染んだら、冷蔵庫に保管して次の工程へと進みます。

ピーナッツを乾煎りする

ピーナッツをフライパンで乾煎りします。乾煎りは、フライパンなどに油を引かずそのまま熱します。ピーナッツが焦げないよう、常に動かしながら弱火~中火で熱するのがポイントです。また、テフロン製のパンなどを使うと鍋肌が傷む可能性がありますので、できれば鉄製や銅製、アルミ製など金属製の鍋をご使用ください。

乾煎りすることで香ばしい風味が加わります。薄皮がついている場合は、薄皮ごと乾煎りして構いません。薄皮がついていないものを使用する際も、同様の手順で乾煎りしましょう。

ピーナッツの香りが立ってきたら次の工程に進みます。

④ピーナッツを砕く

煎ったピーナッツをフードプロセッサーなどで粉砕します。粉々になるまで粉砕しても構いませんし、歯応えが少し残る程度に留めても構いません。お好みで調整してください。

⑤ピーナッツと調味料を合わせる

鍋に砕いたピーナッツを入れて軽く煎ったら、(B)を加えて加熱しながら全体をよく混ぜます。強火で一気に加熱するとピーナッツの香りが飛んでしまうので、中火程度で軽く煮詰めましょう。味を見ながら、お好みに合わせて塩や砂糖、はちみつで調えてください。これでピーナッツみそは完成です。

⑥唐揚げを揚げる

衣用の片栗粉と薄力粉をバットなどに混ぜ、揚げ鍋で油を180℃まで熱します。下味をつけた唐揚げを冷蔵庫から取り出し、一つずつ衣用の粉をまぶしたら油へ投入していきます。袋から肉を取り出し、一つずつ粉をまぶすのが上手に衣をつけるポイントです。

5分程度揚げて、表面がきつね色に色づいたら唐揚げの完成です。油の温度が下がった場合は、再度180℃まで上がるのを待って揚げましょう。

⑦唐揚げをみそピーで和える

揚げたての唐揚げを煮詰めたみそピーで和えます。まんべんなく和えるのでなく、唐揚げの肌がところどころ露出している程度に和えることで、唐揚げのカリッとした食感を残すことができます。

お皿に盛りつけたら完成です。お好みでレモンを添えてください。

印西市名物を自宅で楽しもう!

印西市名物のみそピー唐揚げは、印西市の新たな名物として2010年以降、特に注目されていました。ところが近年は話題になる機会が減ってしまい、全国的な知名度もあまり上昇しないまま下火になってしまっています。

そんな寂しい状況にあるみそピー唐揚げではありますが、当時、ピーナッツみそと唐揚げの抜群の相性に舌鼓を打った千葉県民は決して少なくないはず。この味が幻になってしまう前に、ぜひとも当記事を参考に千葉県民の方のみならず全国津々浦々多くの方に、印西市のおいしいローカルフードをご堪能いただければ幸いです。

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